2016年の東京オリンピックの夢が途絶えたと思ったら、2020年に広島と長崎が共同でオリンピックを開催するという新たな招致の話が浮上した。以前より構想があったが、10月2日の結果を見ての発表となったらしい。
過去に、核の被害を受けた2つの都市が、オリンピックを開催することで核廃絶と平和を訴えるという。2016年の東京招致が環境を強く訴えたことで、IOC委員に、「IOCは国連ではない!」と言われたことを考えると、「核廃絶」を押し出すのもいかがなものか。ただし、環境の東京よりは、世界に対して説得力はあるように思う。
すでに、一部では、オリンピックの開催規定では共同開催が認められていないことから、広島・長崎オリンピックの実現性を否定する声も出ている。
しかし、規定なんてものは変えてしまえばいい。日本人は、とかくルールを順守することに重きをおくが、ルールなんて変えるためにあるものと思うぐらいでないと、世界に伍していくことはできない。
それに、規模が大きくなってきたオリンピックを、一つの都市で開催することに無理がある。共同開催は、これからのオリンピックの可能性を広げることになるだろう。広島・長崎がオリンピック共同開催の先鞭となって、中都市、小都市のオリンピック開催の道を開くことができれば、それは素晴らしいことだ。
それでも、共同開催が認められないとしたら、広島と長崎が合併し、一つの市になるというのもひとつの手ではある。
| Trackback ( )
|