一面の煙が少しずつ晴れていく。
その中から現れた“焼く光装置”は、その外形の半分以上を喪失し、もはや機能していないように見えた。
「勝機!」
城門が厳かに開き、そこから現れたトロールに矢の洗礼。
・・・しかし、城門から現れたのはトロールではなかった。
トロールよりもさらに巨大なその“物体”は襲い掛かる矢を全てはじき返した。
生物特有の曲線的なスタイルではない。
頭部、腕、胴、脚、そのどれもが直線を基調として作られている。
表面はかすかな光沢を放っており、無機物のそれを感じさせた。
メタルゴーレム・・・
たった1体ながらその巨体、その存在感は盛り上がりかけた軍勢を消沈させるには十分であった。
ゴーレムは、はるかな昔に魔術師たちが自らの奴隷として無機物から作り出した生命体のことだ。
いや、そこには生命の光はなく、ただ自らに与えられた使命を忠実にこなすだけの存在。
その多くは魔術師の館や迷宮などで共通の任務を与えられることが多い。
「侵入者を排除せよ」
その中から現れた“焼く光装置”は、その外形の半分以上を喪失し、もはや機能していないように見えた。
「勝機!」
城門が厳かに開き、そこから現れたトロールに矢の洗礼。
・・・しかし、城門から現れたのはトロールではなかった。
トロールよりもさらに巨大なその“物体”は襲い掛かる矢を全てはじき返した。
生物特有の曲線的なスタイルではない。
頭部、腕、胴、脚、そのどれもが直線を基調として作られている。
表面はかすかな光沢を放っており、無機物のそれを感じさせた。
メタルゴーレム・・・
たった1体ながらその巨体、その存在感は盛り上がりかけた軍勢を消沈させるには十分であった。
ゴーレムは、はるかな昔に魔術師たちが自らの奴隷として無機物から作り出した生命体のことだ。
いや、そこには生命の光はなく、ただ自らに与えられた使命を忠実にこなすだけの存在。
その多くは魔術師の館や迷宮などで共通の任務を与えられることが多い。
「侵入者を排除せよ」
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