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~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

橋本 望 個展「望遠」in 星ヶ丘洋裁学校~SEWING GALLERY~

2008年04月27日 23時17分35秒 | その他
今日は鍵猫のCD「節操」暫定盤のジャケイラストを描いてくれた
ナパーム弾こと橋本 望が個展をやっていると言うので
大阪は枚方まで行ってきました。
昨日は岡山、今日は大阪。。。シトロエンC4の走行距離もノビノビです。

で。まぁMAP入りのチラシもらってたし住所も分かってたのでナビに入力して現地へ向かったのですが、
星ヶ丘の駅までは直ぐ分かったものの、
細い路地の入り組んだ坂道ばかりの住宅街に入り込んで車を運転するのも一苦労。
目指す会場「星ヶ丘洋裁学校内~SEWING GALLERY~」は何処???

いつもなら感をたよりで適当に動き回るのですが、
細い路地ばかりなので身動き取れなくなってしまってはヤバイと思い一旦駅まで戻る。
あらためてナビではなくチラシの地図を見てよーく見てみると、
車一台通れるかどうかと言った細い上り坂の入り口に看板を見つけた。
..........大丈夫か。ホントに。。。不安。

でもまぁ香川から遥々ここまで来た訳だし行くしか無いか。
ということで。車を進める。。。。
で。。。あの。。。舗装が無くなって砂利道になっちゃったんですけど。。
ここ大阪の住宅街だよね。。。何で?
不安に押しつぶされそうになりながらも勇気を振り絞って進むと、
こんもり木々に囲まれ隠れる様にして門柱が見えてきた。
あった! 「星ヶ丘洋裁学校」!
大阪のギャラリー行くのにこんな冒険が待っているとは想像だにしなかったゼ!

しかしまぁ門構えからして古い!
入るのにかなり躊躇しましたが砂利道に車の轍が出来てるので
入っても出れなくなるって事は無いだろう。。。と車を進めた。
門をくぐり右側に車3~4台停めれるスペースがあったので車を停め
あたりを見渡すと古~い木造の建物が2棟。
奥の建物は明らかに民家で人が住んでる様子。
手前のが昔の小学校校舎みたいな作りで、おそらくコレが「星ヶ丘洋裁学校」.....か?

おそるおそる建物に近づいてみると
もらったのと同じチラシが入り口に留められてヒラヒラしている。
ホントにここなんだ。。。
中を覗いてみると居ましたバカ女(あ。失礼)が。
スリッパに履き替え中へ。
ホントに昔の小学校の教室みたいなところがギャラリーとなっており。
もうひとつ奥に同じ様な教室があってソコは今でも洋裁学校として生徒が通って来るのだそうだ。
トイレを借りに奥に行った時、前を通ったらホントに授業中だった。。。
廊下には色んな展示会のフライヤーやチラシ、
焼き物や自主制作本が展示販売されている。

会場に戻って......話をすすめよう。
壁や床に彼女の作品が散乱。。。いや展示されている。
絵画にオブジェ、亀の剥製や自転車の車輪。細長ーい白髪の三つ編みや。
パターン的な抽象画があるかと思えば、多少漫画的イラストもある。
天井から吊るされた枯れ木に、黒いズタ袋からマネキンの顔。。。
作風や技法はバラバラだったけど総じて言えるのは.........混乱?
ナパめ迷ってるな。

ひとしきり作品を拝見したあと。
ナパが会場裏にカフェがあるからコーヒーを奢れと言う。
え? こんなとこにカフェがあるの? 
面白そうなので行ってみる。なんで奢らなあかんのかは不明ではあるが。。。

一旦校舎を出て脇に回ると小さな畑を一人のおじさんが世話している。
聞くと近所のおじさんなんだそうだ。
ズンズン奥へ行くとちょっとした広場になってる。
周りを木に囲まれた小さな草原。。。ところどころに古びた椅子とテーブルが置いてある。
ギャラリーのある建物の裏まで回ると小さな納屋がある。
ここがカフェ? 。。。。カフェっていうか廃屋。。。
でもその周りに朽ちかけた椅子やテーブルがあって既に何人かお客さんが居てお茶してる。
納屋の壁にはなんだか良く分からないオブジェがくっついている。
そして何処からともなくウクレレを奏でる音。。。
振り返ると広場の奥ではおじいさんが孫と散歩中なのか子供と遊んでいる。
ホントにここは大阪なのか?
白昼夢を見ているみたいな錯覚に陥りそう。ヤバイ異空間だ。

ナパと納屋の中...いやカフェ店内に入るとそこもオブジェや誰かの作品だらけ。
女の人が一人でやってるみたいで、納屋の一角を布切れでしきって厨房?になってる。
豆乳バナナジュースとチーズケーキを頼んでみた。
たぶんココに関係している作家さんの作品だろうか器も全部手作りの焼き物で、
イビツなゴツゴツした、でもなんか暖かいカップやお皿で出てきた。
どちらも馬鹿ウマ。
ナパの頼んだロールケーキも一口頂戴してみた。
コッチも馬鹿ウマ。
チョウチョが飛んでくる。風が通り抜ける。ウクレレの音が聴こえてくる。
漆喰の壁がヒンヤリしてて気持ちイイ。
ナパと話しながらお茶してるとその間にも
何人もちょっと個性的なアーティストっぽい人が出入りして行く。
あ~なんかいいぞ。ここ。

夕方から高松で鍵猫の練習が待ってるので、
ひとしきりナパと話し込んだ後この場を後にしましたが、
もうちょいゆっくりしたかったな~。
不思議空間の住人達ともお話してみたかった。。。
後で聞いた話によるとハマダという猫が居るらしい。
また行こう。

大阪は枚方の小高い丘の上に時間の止まった不思議な空間がありました。
ナパの個展は今日で終わりなんですが、たいてい何か展示してオープンしているらしいので
機会があれば是非行ってみてください。

※「星ヶ丘」の近くには「天の川」と言う川があるんだそうだ。
コメント (6)
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