終日の雨の今日は、終日、本とパソコンで過ごした。主に歴史関係の本を読み、その間、コミックで気分転換をし、得た知識をパソコンに吐き出した。
その時見たのが『マリー・アントワネットの料理人』というコミック。里見桂が絵を描いているので、『ゼロ』と見間違うかも。
系統としては教養型歴史コミックだ。
あのマリー・アントワネットの料理人に磯部小次郎なる日本人がいて、二人でフランス宮廷の料理文化を革新していくお話である。
歴史的事実をフィクションでつなぎ合わせているので、どれが事実であるかを考えながら読むとおもしろい。
アントワネットが発したとされる『パンがなければケーキを食べれば』の本当の意味もきちんと書いて、彼女の名誉を回復している。
アントワネットは “Qu'ils mangent de la brioche”、直訳すると「彼らはブリオッシュを食べるように」と言ったらしいのだ。
この発言が真実なら彼女は民衆を思いやってそういったことになるだという。
アントワネットもその多くを誤解されている方である。
コミックも使いようなので、漢字の多いものを見るようにしている。