美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

『古代天皇列伝 ‐日本の黎明を統べる系譜‐』学研

2010年07月19日 | 読書もどき
 古代史は邪馬台国をはじめ、それ自体がミステリーの宝箱のようなものだ。古代史はその研究進展が著しいので時々確認するためにかのうな一般書を読むことにしている。

 当然ながら天皇についてもよくわかっていないことだらけと云ってよい。
 
 例えば、天皇の初代は「神武天皇」だが、その実在には?がついているらしい、と教わった。しかし、仮にそうだとしても親に当たる方々をさかのぼれば、それこそ「神武」と云う方の代が存在することは間違いのないことであろうと若いころの私は思ったことがある。その方が天皇(大君)であろうとなかろうといるはずだよな、と。