美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

仲秋賦 8 ほととぎす

2008年10月17日 | 風流

 

  季語でも仲秋の花、杜鵑草。その紫の斑が鳥の時鳥の胸の模様に似ているのでホトトギスとなった由。その感性やよし。校庭の隅にひっそり、しかし、凛として咲いております。

 ちなみに西洋ではトード・リリーと呼ぶよし。西洋かぶれが過ぎても個人的には決して使う気にならない命名である。

 

      惜別に声押し殺す杜鵑草   奏城