平成19年10月7日(日)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が来月3日に封切りになる。前作は日本アカデミーを席捲したが,そんなことはどうでもいい,昭和にノスタルジアを持つ人にはその内容自体がなつかしく癒しになっているからだ。芸術性が低いとかいう半可通がいるが,娯楽としてまず成功しなくては映画の「イ」はないのだ。
例えば,ノーべル文学賞をもらっても,ほとんどの人に読まれない文学など存在価値が半減である。
知の構築のみに専念し,腹の足しにならず,知の癒しにもならない文学は消えるのみだな。
その点,癒しになるという点で『三丁目―』は足しになる映画なのである。