ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

底力を信じるしかない

2019-11-08 | 不登校

14年間指導したミノ君(19歳)が、

ピアノのレッスンを辞めて、1年半が経とうとしています。

ミノ君は今年の春、無事に高校を卒業し、

今は浪人生活を送っているそうです。

出席日数がギリギリだったので卒業を心配したのですが、

その点は、良かったな~と思っています。

 

高校生を卒業するまでは、お母様の方から時々連絡があり、

近況などをお知らせくださっていたのですが、

浪人生になってからは、ほとんど連絡が途絶えていました。

でも、あれは夏の頃だったと思いますが、

「ミノルは予備校にも行かず、ずっと家にいます。

私は不安で仕方がないけど、どうしようもないのです。」

とメールが来ました。

その時は、ただお母様を励ますのみの返信しか出来ませんでした。

私も、頻繁にミノル君の事は思い出していたのですが、

あまり私の方から色々と言っても、逆効果かな~と思って、

そっとしていたのです。

 

実は、私はミノ君に読んでもらいたい本がありました。

春頃から、ずっとそう思っていたのですが、

わざわざ届けるのもどうかな?

かえって、落ち込ませるかな?

それより何より、受験勉強の妨げになるかしら?。。。

色々と考えては、躊躇していたのです。

 

でも、先日、私は勇気を出して、ミノ君の家に行きました。

そして、その本と手紙をポストに入れて帰りました。

手紙には

「受け取りましたの電話もメールもいらないからね。

読みたくなかったら読まなくてもいいからね。」

と書き添えました。

 

昨日の夜、ミノル君からメールが届きました。

「本と手紙をありがとうございます。

自分は元気にやっています。

寒くなってきたのでお元気にお過ごしください。」

と書いてありました。

 

私はすぐに返信しました。

「おおっミノル君

メールをどうもありがとう。

メールはいらないよ~と書いたけど、やはり貰うと嬉しいですね。」

それだけを書きました。

 

なんだか嬉しいやりとりでした。

 

その後で、お母様からは、

本の御礼と、家にずっと居るミノル君の事が心配~と、

久しぶりにメールが来ました。

勿論私も心配ですが。。。

 

小学校から頻繁に不登校になり、

その度に、何度も立ち直ったミノ君。

そんなミノ君の底力を信じて、

今は、見守るしかないのかな~と思っています。

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