ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

不登校と医師の診断書

2024-09-29 | 不登校

高校生になって、張り切っていたテツ君。

どうやら6月頃から、再び学校へ行けていないようです。

 

「僕、最近学校へ行ってないんですよね。」

「えっ?そうなの?」

「行ったり行かなかったりしていたんですが、
とうとう化学の単位が足りなくなってしまって。。。」

「えっ?既に?」

「はい、だから通信制の学校も考えているんです。」

「通信制の学校も色々あるものね。
テツ君は通信制に転校してもよいな~って考えているのかしら?」

「う~ん。。。ちょっと分からないです。」

「考え中かな?」

「そうですね。」

「あのね、単位が足りない時、
お医者さんの診断書があったら、進級条件が緩和されるって知ってた?」

「知りませんでした。」

「レッスンに来ていた生徒さんがね、
やはり単位が足りなかったのだけど、お医者さんの診断書で進級できた事があったのよ。
今までに2人も。」

「えっ?そうなんですか?」

「そうなの、学校に確かめてみてね。」

 

 

思い出すと、ミノル君にも同じ事がありました。

単位が足りず留年を心配している時、担任の先生に
「医師の診断書があったら猶予期間が与えられます。」
と伝えられたそうです。

しかしミノル君は、病院にすら「行きたくない!」と反抗し。。。

お母様から深夜に電話がかかってきて、

「明日病院に行かないと、留年が決定です。
ミノルは部屋から出てきません。
ららみ先生の言う事なら聞くと思うので、何とか説得してください!」

「分かりました。私が明日、病院へ連れて行きます。」


結局次の日、お父様が力ずくで病院へ連れて行き、
無事に診断書を頂くことが出来て、ミノル君は無事に卒業出来ました

 

 

そして、今年音楽大学に入学したトオル君も

高校3年生の時、
「もう、卒業は無理かもしれません。」とお母様が泣いていたので、
診断書についてお伝えしました。

「えっ?そうなんですね!  知りませんでした。
明日、病院に連れて行きます!」

そして、トオル君も、無事に卒業することが出来ました

 

 

ミノル君も、トオル君も、医師が付けた病名は
「起立性調節障害」だったそうです。

以上の事は、たった2人だけの事例ですし、
ミノル君やトオル君の高校だけの優遇措置なのかもしれません。

また、公立と私立では対応が異なると思います。

そのあたりを調べたのですが、よく分かりませんでした。

 

それぞれの高校によって対応が異なるとは思いますが、
事例の1つとして記しておきますね。

参考になれば嬉しく思います。

 

 

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2 コメント

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Unknown (如意)
2024-09-29 11:53:06
諦めずに扉は叩いてみるものだと思いました。ミノル君もトオル君もららみ先生に打ち明けたからこそ扉が開かれましたね。
テツ君にも扉が開かれるよう祈っています。
感性鋭く、その気になればびっくりするほど頑張れるテツ君、応援しています。
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Unknown (ららみ)
2024-09-29 13:06:16
>如意さまこんにちは。
コメントをありがとうございます!

そのように言ってくださってありがとうございます。
中高生の男子は、ちょっとした切っ掛けで不登校になる繊細さがあります。
テツ君も、クラスの雰囲気に馴染めないらしく。。。
でも反対に、ちょっとした切っ掛けで不登校が治ったりもするのです。
なので、テツ君にとって、1番良い進路が見つかりますように!と願っているところです。
如意さんの応援、感謝致します!
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