そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

いい湯だな♪ ~ 「北村温泉ホテル」

2011年05月24日 | 空知の温泉
岩見沢中心部から月形町の方へ向かって車で20分ほど、
道道6号線沿いに「北村温泉ホテル」があります。大きな赤い看板が目印です。
北村は、平成18年3月に市町村合併によって岩見沢市となりましたが、
「北村」という地名はこの温泉をはじめ、あちこちにしっかりと残っています。






日帰り入浴料500円を払って中へ。男女別の入り口の中央には大きな木製のレリーフがありました。
これは北村の大地の恵みを表しているのでしょうか。右下には牛もいますね。




お湯は43℃の源泉100%掛け流し。
源泉そのままの主浴槽と温度がやや低めの浴槽、それにバブルバス。
露天風呂の浴槽は二つ、そのほかサウナもあります。
泉質は、海水の約1.5倍の塩分を含むナトリウム塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)です。
ちょっと舐めてみると本当にしょっぱい。このお湯はアトピー性皮膚炎、
神経痛などをはじめとして幅広い効能があるそうです。
保温効果も高くて身体の芯から良く温まります。
もう、いつまでも汗がとまりません。

ここでうんちくを一つ。
この「高張性/中性/高温泉」という泉質の分類ですが、
「高張性」というのはヒトの体液の浸透圧を基準にした分類。
成分が多く溶け込んだ濃厚なお湯ということで、身体への温泉成分の浸透も高いそうです。
日本の温泉は「低張性」が多いので、全国的にも珍しいのだとか。
ちなみに「中性」というのはpH(ペーハー)、
「高温泉」というのは泉温(42℃以上が高温泉)を表す分類です。

お湯の色は黄褐色というか薄緑色というか、透明に近い色ですが、底の方はほんのり濁っています。
「あ~、温泉に入っているなぁ…」という気分が満喫できます。

昨年、指定管理者の変更による改修などのため2カ月ほど休館していましたが、
早期の再開を望む声が多かったとか。毎日のように通う常連さんも多く、
「このお湯じゃなければ」という根強いファンに支えられています。

ところで、併設されているレストランの人気メニューだった「きたむらラーメン」、今でもあるでしょうか。
ありました、味も以前と同じで変わっていません。
ベースは味噌ラーメンですが、隠し味は何と牛乳。バランスの良いまろやかな味わいに仕上がっています。
チャーシュー、メンマ、なると、ワカメ、ノリ、モヤシ、ネギといったおなじみの具材の他に、
コーン、白菜、小松菜などの野菜もたっぷり。麺類部門で一番人気だというのも納得です。
麺は、「細ちぢれ麺」と「ストレート太麺」が選べますが、これは「細ちぢれ麺」。
このスープだと「ストレート太麺」も合いそうです。



この他にも、レストラン「四季彩」では地元の食材を使ったメニューが豊富です。
お米は北村の農家直産の「ゆめぴりか」、天ぷら・グラタンには北村産「大地の星」の米粉、
野菜は北村産を厳選して使用しているとのことですよ。
 
売店をのぞくと、北村の農産物や農産加工品が販売されていました。
取りあえず「きたむらアイス」と冷凍の「ブルーベリー」を購入、帰ってから食べましょう。
アイスはさっぱりしてほどよい甘さ、ブルーベリーはとっても大粒です。
温泉で温まった身体に冷たいアイスが心地良い。はぁ~、幸せ。




空知管内には、まだまだ特色ある温泉がたくさんあります。
これから順次ご紹介していきますよ。


北村温泉ホテル
岩見沢市北村赤川156-7
TEL 0126-56-2221
温泉 7:00~23:30/レストラン 11:00~20:00
http://www.kitamuraonsen.com/

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