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そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

肉厚の逸品しいたけ、フレンチもOK♪ ~ ハウスヤルビ奈井江「木菟」

2013年02月12日 | 空知の食
国道12号線沿いの奈井江の道の駅「ハウスヤルビ奈井江」
その中にある喫茶「木菟(みみずく)」の窓口では、
こんな生しいたけのパックが販売されていました。
直径6センチくらいもある大きな生しいたけが10個ほども入って315円と、これはお買い得。

  


縦割りにしてみると傘の厚みは約2センチ。
色白でとっても肉厚、おいしそうです。
この生しいたけは、社会福祉法人「奈井江学園」の
就労支援センター「スマッシュ」が大切に栽培しているもの。
北海道きのこ生産・消費振興会主催の「第8回北海道しいたけ品評会」で、
たくさんの生産者が参加する中、見事事実上の第3位にあたる
「日本特用林産振興会会長賞」を受賞したのだそうです。




さて、せっかくの逸品しいたけ、どうやって食べようかな~。
そうだ! この間テレビを見ていたら、「アイアンシェフ」のチーズ対決で
フレンチのシェフがジャンボマッシュルームを使ったお料理作ってました。
ジャンボマッシュルームの傘に鴨肉のミンチをつめて4種のチーズを乗せ、
それをパイ皮で包んで焼き上げるというもの。
ナイフを入れた瞬間に流れ出るとろけたチーズがとってもおいしそうでした。
よ~し、これを生しいたけでやってみよう。

まず、鴨肉のミンチの替わりに、牛豚の合挽き肉に炒めたタマネギとパン粉、
牛乳、塩コショーを加えてから良く練って、これを生しいたけに詰めました。
上に乗せるチーズは、テレビではクリーム、カマンベール、モッツァレラ、
ブルーの4種を使っていたと思いましたが、ここはあるもので代用します。
冷凍してあったピザ用のシュレッドチーズをメインにして、
残りもののブルーチーズとクリームチーズも投入。
これを挽肉種の上に乗せて、市販の冷凍パイ側を薄く伸ばしたもので包んで
オーブンで焼き上げれば出来上がり。




ナイフを入れるとチーズがトロ~リ、口にしてみると
ほのかなブルーチーズの香りがたまりません。
肉厚のしいたけがしっかりと存在感を主張していて、とってもおいしい。
やっぱり「アイアンシェフ」は凄い!




ちなみに、お皿に流しているのは赤ワインソース。
赤ワインを3分の1くらいに煮詰めて、
ハチミツとドミグラスソース(コンソメなどでも可)を少々、
塩コショーでテキトーに味を調えます。
火を止めてからバターをひとかけら溶かし込んで完成。
赤ワインの渋みと酸味がお肉にピッタリでした。

喫茶「木菟」では、この生しいたけのほかに、
乾燥した「ほししいたけ」(55グラム入り610円)も販売されていました。
特にスライスしてから乾燥したものはお手軽で使い勝手が良さそうです。




これをお水でふっくらと戻してからバターで炒めて、
お醤油味の和風パスタにしてみました。
この「ほししいたけ」は、ダシの良く出る市販の
いわゆる「干し椎茸」とは別物なんですが、
お水で戻してみると生のものよりはやや歯ごたえと旨味が増す感じ。
おいしいパスタに仕上がりましたよ。
他にも鍋物、煮物、炒め物、シチュー…、きっといろんなお料理に使えますね。




おいしい肉厚しいたけのメニューは、
喫茶「木菟」でも楽しむことができます。
これは「しいたけカレーライス」(500円)、サラダ付きです。
生しいたけはやや小振りですが、この厚みがすごい。
コロンとした球状に近いのがまるまる4個も入っています。
柔らかく煮込まれた角切りの豚肉も入っていましたが、
何だか肉厚のキノコってクセのないお肉みたいな食べ応えで、
満足感いっぱいになりますね。カレーソースもスパイシーでおいしいですよ~。
柔らかな色合いと形の器(うつわ)は、
奈井江町内の陶芸サークル「奈々窯(ななかまど)」の作品。

  


セットにすると、これにコーヒーかウーロン茶がついて650円。
コーヒーはその都度、豆から挽いて入れてくれるオリジナルブレンドです。
やや深煎りの香り高いコーヒーが、カップになみなみと注がれてきました。
スパイシーなカレーの後には嬉しいですね。
ぬくもりある厚手のコーヒーカップは、障がい者支援施設「ないえ」の皆さんの手作りです。

  


しいたけメニューは、この他に「しいたけパスタ」(500円)というのも。
こちらは、新鮮な生しいたけをふんだんに使った
ガーリックベースのパスタだそうです。これもおいしそう。

後でお店の方に勧めていただきましたが、
生しいたけが詰め放題で何と100円!というのもありました。
少し小振りだったりするからでしょうか、
でもお料理に使うのにはまったく充分、さらにさらにお得です。

  


心を込めて大切に栽培された逸品しいたけ、
皆さんも是非味わってみてくださいね。



喫茶「木菟(みみずく)」
奈井江町字奈井江28番地1 道の駅「ハウスヤルビ奈井江」内
TEL. 090-2813-1686
10:00~17:00(4~10月)/10:00~16:00(11~3月)
月曜、年末年始(12/31~1/5)休

日本酒だってマリアージュ 2

2013年02月06日 | 空知の食
さて、やって来ました「北海道産酒BAR かま田」
こぢんまりした店内はやや照明を落とした大人の雰囲気、期待感が高まります。

  


さっそく、鎌田さんに小林酒造金滴酒造のお酒の中から
4タイプをセレクトしてもらって、それぞれに合うお料理も選んでいただきました。
まずは軽快な「爽酒」、次に華やかな「薫酒」、
コクのある「醇酒」、芳醇な「熟酒」の順番で飲んでいきますよ。
まず、お酒を一口いただいて、それからお料理を一口。
口の中にお料理の味が残っているうちにお酒をもう一口。
お酒が最初の一口目よりも美味しく感じられれば、
このマリアージュは成功なんだそうです。

まず、味も香りも淡いという「爽酒」
軽快でなめらかなタイプのこのお酒からは、小林酒造「北の錦」の
冬期限定酒「新酒 しぼりたて おりがらみ」、本醸造です。
これには、素材の持ち味を活かしたお料理ということで、
「真だちと道産旬の海草の湯豆腐」を合わせます。

  


フルートグラスに注がれたお酒は、柔らかな良い香りがします。
「おりがらみ」とは日本酒を濾過するときのフィルターをやや粗めにしたもの
とのことですが、色合いはかすかにイエローがかったような透明なお酒です。
口に含んでみるとほのかな甘みが感じられますが、喉ごしはサラリと流れていきます。
バランスの良い、とても飲みやすいお酒ですが、
これがあっさりとしたお豆腐や真だちの繊細な味わいを壊すことなく、
お互いを引き立て合っています。

次は味が淡めで香りが高い「薫酒」。組み合わせとしては、
これも小林酒造「大吟醸 北の錦」に「ゆでたてタコのカルパッチョ 梅ソース」。

  


フルートグラスから溢れる香りは、とっても華やか。
ナシのようなフルーティで豊かな香り、
このままずっと嗅いでいたいような気分になります。
と言いながらも一口、最初のお酒よりもかすかにクセのようなものが感じられましたが、
爽やかな梅ソースの乗ったタコをいただいてからまた飲んでみると、
味わいが劇的に変わりました。香りも味もバランス良くまろやかになって、
お酒を単独で飲むよりもずっとずっと美味しい。これぞマリアージュ!
ここで試しに、組み合わせをクロスオーバーしてみます。
残っていたお豆腐と合わせてみると、う~ん、
お酒もお料理もそれぞれに美味しいのですが、
プラスアルファは生まれてこないような…。なるほどなぁ。

3番目は香りは低いけれど味が濃いという「醇酒」
ふくよかでコクのあるこのタイプからは、金滴酒造の「北の純米酒」
これには「豆いかと大根の煮物」を合わせます。

  


今度は細めのグラスになみなみと注がれてきたこのお酒、
あまり強い香りはありません。飲んでみると、
最初はサラリとしているように感じましたが、しっかりとコクもあります。
これが、お醤油でこっくりと煮込まれた大根や豆いかと本当に良く合うんです。
お料理をいただいた後に飲むと、お酒の喉ごしも良くなるように思います。

最後に、味も濃くて香りも高いという「熟酒」
複雑で芳醇な味わいの「古酒」があたるというこのお酒からは、
小林酒造の「北の錦 秘蔵 純米酒」を選んでいただきました。
それと少しタイプの違う「北の錦 大吟醸R60」も。




これに合わせるのは、お酒に負けないようなしっかりしたお料理
「豚の味噌漬け焼き」です。




「北の錦 秘蔵 純米酒」は、口に含むと芳醇で個性的な味わい、
ほのかに紹興酒やシェリー酒のような香りも広がります。
このお酒と一緒にいただくと、豚バラ肉の脂がサラッと感じられるのがとっても不思議~。
お酒もお料理の後だと美味しさ倍増、これも素晴らしい組み合わせです。

もう一つの「北の錦 大吟醸R60」は、年代物の蔵酒を
杜氏が精密にブレンドしたという秘蔵中の秘蔵酒。
60才以上の人生の師に捧げるお酒だそうです。
ラベルには「60才未満の方は絶対に飲まないでください」?!との表示が。
60才未満で大変僭越ですが一言。これも複雑で芳醇なお酒ですが、
よりまろやかで繊細な味わいに感じます。
これは、お料理と一緒でももちろん美味しいですが、
食後酒のようにしてお酒だけで飲んでも良いですね。

いやいや、お酒とお料理の組み合わせは本当に奥が深い。
ここで鎌田さんから、とってもユニークなマリアージュを教えていただきました。
何と市販のアイスキャンデー、ソーダ味の「ガリガリ君」や
「スイカバー」と香り高い「薫酒」の組み合わせ。
「白い恋人」と純米酒も良く合うのだそうですよ。是非お試しを。




ということで、今回の日本酒とお料理のマリアージュ、すべて大成功でした。
これまで何となく美味しい美味しいと飲んでいた日本酒でしたが、
これからはそれぞれのお酒のタイプに配慮してお料理も考えてみたいですね。
そして、できれば「地のお酒には地の食材」で。
空知のお酒、北海道のお酒がより美味しく、
より日本酒の世界が広がっていくように思います。

でも、最適のマリアージュ、またわからなくなったら、
鎌田さんアドバイスよろしくお願いしまっす!


北海道産酒BAR かま田
札幌市中央区南4条西4丁目 MYプラザビル6F
TEL 011-233-2321
19:00~25:00(月~土)/18:00~24:00(日)
不定休
http://dosankosyocyu.com/

日本酒だってマリアージュ 1

2013年02月05日 | 空知の食
「マリアージュ」という言葉を、最近よく耳にしますよね。
本来「マリアージュ」とは仏語で「結婚」の意味、
英語で言うと「マリッジ」ですが、お酒とお料理のとの相性、
特にワインとお料理との関係でよく使われているようです。
ワインには、スパークリングワイン、白ワイン、ロゼワイン、
赤ワイン、酒精強化ワインなどの種類があって、
その中でもまたブドウの品種や土地柄、醸造法などによっても、
甘辛、軽重、渋み、香りなどなど実に様々な味わいの違いが生まれてきます。




一口にワインといってもその味わいは千差万別ですから、
飲むシチュエーションやお料理との組み合わせも千差万別、
そこでマリアージュが大切になってくるのですね。
このお料理とワインとのマリアージュについては、
昨年の12月に開催された「空知産ワインを知るセミナー」でも、
ノボテル札幌のシェフソムリエ 澁谷昭さんに教えていただきました。
組み合わせるお料理によってワインの味わいがグンと増す、
また、合わせるワインによってお料理がぐっとおいしくなる。
とっても不思議で貴重な体験をさせていただきました。






一方で日本酒については、それぞれに細やかな味わいの違いはありますが、
ワインほどのドラスティックな差はないように思います。
そのせいなのでしょうか、日本酒それぞれについての味わいは取りざたされても、
今一歩進んで一つ一つのお酒とお料理の相性というのは、
それほど意識されていないのかもしれませんね。




先日、今をときめく酒匠&北海道ソムリエ 鎌田孝さんのお話を聞く機会がありました。
鎌田さんは、日本で飲まれているお酒、日本酒と焼酎の総称である「国酒」のソムリエ。
2012年の「第3回世界きき酒師コンクール」では、
約2万5千人の利酒師が参加した日本酒部門で準優勝、
約6千400人が参加した焼酎部門でも準優勝とダブルの受賞、
輝かしい経歴の持ち主でもあるのです。
北海道産酒専門のバーを経営しておられる鎌田さんのお話しのテーマは、
「道産酒の魅力再発見!!」、そして内容は「日本酒と料理の美味しい関係」♪
料理によって日本酒が美味しくなったり、日本酒によって料理が美味しくなったり、
日本酒とお料理のマリアージュ次第で、美味しさや感動が2倍3倍にもなるのだそう。
実際には、最高で2.7倍くらいかな~とのことでしたが、これはもう知らなきゃ損、損。




鎌田さんは、日本酒を香りの多寡と味の濃淡に着目してザッと4タイプに分類、
それぞれに相性の良いお料理の例を教えてくださいました。

まず、味が淡くて香りも低いお酒は「爽酒(そうしゅ)」
軽快でなめらかなタイプのこのお酒は「本醸造」系に多く、
さっぱり系でもこってり系でも様々なお料理に
合わせることができるマルチタイプなのだそうです。
次に、味は淡いけれど香りが高いお酒は「薫酒(くんしゅ)」
主に「吟醸酒」がこれにあたります。
華やかな香りの高いこのお酒は食前酒にふさわしく、
また淡泊な素材を活かしたお料理や爽やかな柑橘類で風味を付けたお料理にも。
また、味が濃くて香りが低いという「醇酒(じゅんしゅ)」は、主に「純米酒」。
ふくよかな香りとコクのある味わいは、食中酒に最適。
和洋を問わず発酵系の食品にも良く合うそうです。
最後は、味が濃くて香りも高いお酒は「熟酒(じゅくしゅ)」
これには「古酒」があたります。
複雑で芳醇なお酒は食後酒にぴったりですが、
風味や油脂分の強いお料理にも合うのだとか。
]
お話の後に、実際に様々な道産の日本酒とお料理の相性を試してみましたが、
なるほど確かにお酒もお料理もより美味しく感じられます。
この中には、わが空知が誇る二大蔵元、栗山の小林酒造
新十津川の金滴酒造のお酒もちゃんと入っていましたが、
でもやっぱり、この2つの蔵で造られるお酒だけでお料理とのマリアージュを楽しんでみたい!
ということで、鎌田さんが経営する「北海道産酒BAR かま田」にやって来ましたよ。




さて、どんなお酒とお料理が出てくるのでしょう。それは次回のお楽しみ。



北海道産酒BAR かま田
札幌市中央区南4条西4丁目 MYプラザビル6F
TEL 011-233-2321
19:00~25:00(月~土)/18:00~24:00(日)
不定休
http://dosankosyocyu.com/


燻製をお家でアレンジ ~ 市川燻製屋本舗×野獣厨房 

2013年01月31日 | 空知の食
岩見沢の市川燻製屋本舗
北海道の食材を中心に様々な素材を燻製にすることで
新たな美味しさを引き出してくれるこだわりの燻製屋さんです。
ワインとの相性も抜群で、「そらちワインピクニック」や
きたキッチンでの「そらちフェア」などでもお馴染みですよね。




普段はおつまみとしてそのまま食べることが多い市川さんの燻製を
簡単な調理でアレンジして、お酒と一緒に楽しもうというイベントが、
札幌のビーストキッチンというお店で開催されました。

 


名付けて「野獣燻製 Ver.2」。
お料理7品にお隣留萌管内の酒蔵「国稀」のお酒が2杯付いて2500円、
これはとってもお得なのではないでしょうか。






店内はほぼ満席、市川燻製屋本舗の菅原さんのかけ声で、
さあスタートです。






一品目は「8種のスモーク メリメロサラダ」。
サニーレタスの上に、紅鮭、大根、ジャガイモ、玉ねぎ、
タコ、帆立、ナッツという市川さんの燻製が乗った豪華なサラダです。




あれれ??8種のスモークと言いながら7種しかないような。。。
なんとマスター、サバを乗せるのを忘れていたんですって。
追加でサバのスライスがどーんと乗ってきました。
う~ん、さらに豪華、砕いたナッツが香ばしくてとっても美味。




二品目は「スモーク昆布で作った昆布〆三種」。
市川さんの燻製は、どれもしっかりと下味を付けてから燻し上げます。
この下味には昆布だしも多く使われていますが、
この出汁を取った後の昆布をスモークにして、
ヒラメ、ふくらぎ、あじを締めたそうです。
これに塩をちょっと振っていただきます。
お口に運ぶとふんわりと燻製の香り、
お塩で食べると素材の味をより感じることが出来ますね。




三品目は「勝手にキューピー」。
市川さんの燻製を市販のドレッシングにちょっとつけて食べてみましたよ。
ドレッシングは「すりおろし」「和風」「イタリアン」の3種。
掛けてしまうと燻製がドレッシングを全部吸って、
風味が損なわれるので、つけて食べるというのがポイントです。




次は「イカのスモーク チーズ焼き」。
イカゴロととろけたチーズが相まって旨っ!




「あいがもととりのビーストスモーク」。
これだけはビーストキッチンさんでスモークしたそうです。
食品衛生法上、市川燻製屋本舗ではお肉の加工品は作れないんですって。
何だか難しいんですね。




「すけだちのスモーク ガーリックオイル焼き」。
真だちは少しお高めなので今回はすけだちを使いました。
ほんのり甘みを感じるすけだちのスモークが
にんにく風味のオイルを浴びて何とも言えない味に仕上がっています。
これはお酒が進む進む~




最後は「カリカリトリッパ たまふくらのスモークソースがけ」。
道南の極大粒大豆たまふくらを粗く砕いたソースの上に
こんがり焼いたトリッパが乗っています。
トリッパとは牛の2番目の胃袋で、表面が網の目のようになっていることから
ハチノスと呼ばれています。居酒屋などではモツの煮込みとして提供されたり、
イタリアでもトマトソースや香味野菜と煮込んで食べたりしますよね。
今回はさっと焼いて軽くお塩を振っただけ。
お豆の甘みとスモークの風味が効いています。




燻製の新たな楽しみ方を提案してくれた「野獣燻製 Ver.2」。
どれもシンプルなお料理でしたから、
お家でも簡単にチャレンジできそうな気がします。

さて、市川燻製屋本舗はこれから札幌での出展が目白押しです。
さながら「阪神タイガース 死のロード」(古い?)。
どうぞ体調管理に気を付けて最後までがんばってくださいね。
私達にとっては、気軽に市川さんの燻製が手に入るチャンス、
燻製のアレンジ料理、お家でも是非試してみたいですね。

【今後の出展予定】
 2月12日まで
   札幌三越 10階催事場「北海道味覚めぐり」
 2月5日まで
   大丸札幌店 地下酒売場「金紋秋田酒造&市川燻製屋本舗 共同販売」
 2月8日~2月12日
   丸井今井札幌本店 地下2階酒売場「国稀酒造&市川燻製屋本舗 共同販売」
 2月10日・11日
   さっぽろ雪まつり大通7丁目会場「北海道の【食】磨き上げ倶楽部ブース」




お持ち帰りで「美唄焼き鳥」 2 ~ ついでに「もつそば」

2013年01月30日 | 空知の食
前回に引き続き、お持ち帰り専門の「美唄焼き鳥」のお店紹介です。
道道135号(美唄富良野線)を、美唄ICを越えて
さらに山の中に向かっていく途中にあるのが我路地区です。
この我路地区にある美唄国設スキー場の手前の方に「やきとりガロ」があります。
予約して行きましたが、お母さん、まだ一生懸命作業中。
予約なしだと30分くらいは待つようなので、ここも予約は必要ですね。
予約の際に言っておけば、営業時間はかなり融通が利くようですよ。

  


ここの「モツ」は、他店のものとはちょっと様子が違います。
串の先端には必ず大きめのキンカンがあって、
あとは他のモツ類や皮が適当に刺さっている感じ。
モツとタマネギのみで、精肉は「せい」を頼まないと入っていません。
ここは美唄市街からかなり離れているので、
「美唄焼き鳥」の暗黙のルールも及ばないらしい…。
味付けは塩コショー、モツや皮がジューシーでおいしい。
上に乗ってるキンカンだけの串は、「子供さんが喜ぶかと思って…」とサービスでした。
ありがとうございました!




それと「やきとりガロ」の串はかなり大振り。
通常サイズのものと比較するとよく分かりますね。かなりお得感があります。




今回は切れていましたが、お客さんには炭を焼いたときに出る
「木酸(もくさん)」をサービスしてくれるそうです。
後から考えてみると、「炭を焼く」ってことは、
ここでは焼き鳥を焼く時の木炭も自家製?

さて、大量に注文することの多い「美唄焼き鳥」ですが、
余ってしまった焼き鳥を締めのおそばに入れて食べる「もつそば」も今や大ブレイク中。
昨年の2月にTVの「秘密のケンミンSHOW」でも、この「もつそば」が紹介されましたよ。

  


話は変わりますが、先日「手打ちそば」を習う機会がありました。
師匠の暖かいご指導のもと汗をかきながら何とか仕上げたおそば、
まずは「もり」で一杯。打ち立てのおそばは香りが立って最高!ですね。




残りは家に帰ってから、お持ち帰りの「美唄焼き鳥」で
噂の「もつそば」にしてみました。
まず、普通のそばつゆをやや薄めに仕立ててから
顆粒状の鶏ガラスープとお醤油などで味を調えます。
何となくそれっぽい味のスープに仕上がりました。
串は「やきとりガロ」のモツ串。
多めの鶏脂がおそばに絡んでコクが増します、旨~い!




最近は、あちこちで真空パックの「美唄焼き鳥」が入手できるようになりました。
写真は、美唄市内の「アンテナショップPiPa(ピパ)」のショウケースですが、
ネットでも購入することができますし、
札幌のデパートやスーパーなどでも置いている所が増えてきました。
ご家庭でも手軽においしい「美唄焼き鳥」と締めの「もつそば」が楽しめますね。




また、ネットでは真空パックのモツ串とおそば、そばつゆ、
鶏油がセットになった「もつそばセット」というのもあるようですよ。
是非お試しを。


やきとりガロ
美唄市我路町2条
TEL 0126-68-8327
水休/予約がお薦め