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そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

アツアツ「卵かけご飯」の幸せ その1 ~ 長沼「白卵懐」&「卵ラン農場ムラタ」

2013年03月05日 | 空知の食
朝、炊きたてアツアツの白いご飯に生卵。
手軽にできておいしくて安くて栄養価の高い「卵かけご飯」は、
日本人であれば絶対に誰でもが食べているソウルフード、
そして究極のファーストフードではないでしょうか。




さて、どこの家庭でも普通に食べている「卵かけご飯」ですが、
その作り方にはそれぞれの流儀があるようです。
まずは、先に卵を器に入れてからお醤油などを加えて撹拌、
それをあらかじめくぼみを作っておいたご飯にかけて混ぜる方法。
もう一つは、くぼみを作ったご飯の上に卵を割り入れてかき混ぜてから、
お醤油などで調味するというやり方。

  


以上が2大勢力、でもよくよくかき混ぜてしまえば、
どちらでも同じような気がしないでもありませんが、そこはそれ。
卵のかき混ぜ加減にも、
白身が完全に切れてサラッとするまでかき混ぜるというのから、
卵黄がやっと壊れたくらいというのまでありますから、
卵を崩さないでご飯に乗せる後者のやり方の方が、
白身と卵黄がやや分離した感じになりやすいのかもしれませんね。
また、先にお醤油などでご飯を調味しておいてから卵をまぶす、
溶いておいた卵に後からご飯を投入する、
卵黄のみを使用するなどなど、バリーションは様々です。
お雑煮のように地域性があるかどうかは別にしても、
作り方にも各家庭ごとのやり方があるのですね。う~む、なかなか奥が深い。

また、加える調味料もお醤油以外にもいろいろあるようで、
最近は「卵かけご飯」専用のお醤油というのも多数販売されています。
メーカーを見てみると、島根、岐阜、新潟、広島、大分…、
何となく西日本勢が優勢のような。
こうした専用のお醤油も販売されるくらい、
「卵かけご飯」は改めて脚光を浴びて今やちょっとしたブーム。




この「卵かけご飯」専用醤油の走りと言われているのが、
島根県雲南市吉田町「(株)吉田ふるさと村」の「おたまはん」。
その島根県雲南市吉田町では、日本古来の食の素晴らしさ、
家族・ふるさとなどへ目をむけるひとときを持つこと、
そして米食・鶏卵の普及を発信することを目的として
「日本たまごかけごはんシンポジウム」が毎年開催されています。
昨年で第8回目になりましたが、日本全国から
「卵かけご飯」自慢の出店者がこだわりの味を競います。

  


昨年の「日本たまごかけごはんシンポジウム」に北海道から出店していたのが、
長沼町にある卵かけご飯専門店「白卵懐」です。
すぐお隣にある「卵ラン農場ムラタ」の、自然な飼料を食べさせて
健康的に育てたニワトリから採取した新鮮な有精卵を使用しています。
「白卵懐」は、国道274号線を夕張方面に向かって進んで、
道の駅「マオイの丘公園」を少し過ぎた当たりの左側に
目印の黄色いノボリがありますから、
そこを左折してややしばらく進むと右側にあります。

  


店内はログハウス風。
ボックス席とカウンター席がありますが、なかなか良い雰囲気ですね。

  


セルフサービスなので、この注文書に記入してオーダーします。
「とりそぼろごはん」や「ぶっかけうどん」などというのもありましたが、
ここはもちろん「たまごかけごはん」(550円)をお願いします。
トッピングは16種類あっていずれも100円、「三升漬け」を追加しました。




ご飯に生卵、手作り味噌のお味噌汁と自家製のお漬物にダシ入りの卵焼き。
それと別注の「三升漬け」が並んでいます。
ところで、この新鮮な生卵は何と食べ放題!
ただし、ライスのおかわりは有料(150円)ですよ。

  


卵を小鉢に割り入れてみます。
麦や米ぬかを主体にした飼料には添加物などを一切加えていないので、
卵黄は薄いきれいなレモンイエロー。
白身も2段にこんもり盛り上がっていて新鮮そのものです。




テーブルに置いてある基本の調味料は、普通のお醤油をおダシで割ったもの。
生醤油をうっかりかけ過ぎてしまうと、せっかくの卵の味わいを損なってしまうからだそうです。
これならば塩分が薄い場合には、足してもらえば良いですものね。
それともう一つ、オリジナルの自家製「ニラ醤油」というのも用意されています。
お醤油をダシや煮切ったお酒・ミリンなどで調味したところに
細かく刻んだニラがタップリ。ニラとお醤油の良い香りが食欲をそそります。

  


これは絶対にどれも全部食べてみなくては。
まずはシンプルに、小鉢に割った卵に卓上のダシ割り醤油をかけて混ぜ、
ご飯を半分ほど投入していただきます。
うわ~、この卵おいしい! 何とも繊細な味わいで、
ほどよいコクとほのかな甘みさえも感じられます。
いわゆる卵の生臭さのようなものは一切なし、
生卵の表現としてはどうかと思いますが、「爽やか」な味わいがします。
そしてまたこのご飯が最高! 長沼産の「おぼろづき」を、
卵の水分でふやけてしまわないように固めに炊きあげていますが、
適度な歯ごたえと程よい粘りで「卵かけご飯」にはピッタリ。
思わずサラサラと一気に食べてしまいそうになりましたが、
途中でこれに「三升漬け」を乗せてみます。
適度なピリ辛と麹の旨味が加わって、これまたおいしい。




ここで食べ放題の卵をもう1個いただいて、「ニラ醤油」バージョンに。
これはかなり個性的、ニラがしっかりと存在感を主張していますよ。
卵の味わいは引っ込みがちですが、ミリンなどのまろやかな甘みも加わって
全体のおいしさを引き立てています。これはもうニラ好きにはたまりません♪
この「ニラ醤油」は、これだけを普通のご飯にかけてもいけちゃいそうです。




それと、ついてきた自慢のダシ入り卵焼き、これもなかなかおいしかったですよ。
普通の「だし巻き卵」よりはしっかり目の食感で、卵のおいしさが満喫できます。
厚焼きでけっこうボリュームもありますから卵2個分くらいは使っていそう。
そうすると今日はすでに生卵を2個いただいているので、
これも含めるとお昼だけで卵が4個、 ちょっと食べ過ぎ?




おいしい卵を思い切り堪能、ごちそうさまでした!
「白卵懐」、今の冬季期間(12月から4月下旬まで)は土日だけの営業ですが、
ゴールデンウィークからは毎日の営業(水曜休)になります。
春から夏には、ベランダやお庭にクレマチス、バラにアンズ、
たくさんの草花たちも咲き乱れ、秋にはブドウやコクワなどが実をつけるそうですよ。
是非また季節の良い時に訪れたいものです。

さて、帰りにはお隣の「卵ラン農場ムラタ」でおいしい卵を購入していきましょう。



この続きはまた次回。



白卵懐
長沼町東11線南5番地
TEL 0123-88-1700
11:00~19:00/水休
冬季期間(12月~4月下旬)は土日のみの営業11:00~16:00

卵ラン農場ムラタ
長沼町東11線南5番地
TEL& FAX 0123-88-0787


「大地の星」を食べ比べ ~ ふる里ふれあい店 講習会・試食交流会

2013年03月01日 | 空知の食
岩見沢市北村の直売所「ふる里ふれあい店」が毎年この時期に開催している、
「ふる里ふれあい店 講習会・試食交流会」
今年も代表の小西泰子さんからご案内をいただきました。




午前中は、直播のお米「大地の星」のピラフや
地場産野菜のサラダなどのお料理講習会、
出来上がったお料理でランチを楽しみ、
午後は、食に関する情報発信を続ける
ライターのおおまちかおりさんの講演という内容です。
料理講習会は失礼して、お昼のランチからちゃっかり参加させていただきました。

この試食交流会では、毎年、綺麗に盛りつけられたサラダがとっても印象的ですが、
今年も、ピンク色の紅芯大根、パープルカリフラワー、黄色いフルーツほおづきなど、
まるでお花畑みたいです。一足早く春を感じることができますね。




さて、今回の主役は「大地の星」を使ったお米料理3種、
お野菜は中田農場さんの「ドライベジ(乾燥野菜)」を使っているので、
とても手軽に作れるそうです。




左側はリゾット、トマトと玉ねぎのドライベジが使われています
唐辛子が入ってちょっとピリ辛、大人のリゾットに仕上がっています。
真ん中はパエリア、サフランの黄色が取っても綺麗、
トマトのドライベジを炊き込み、ソテーしたパプリカをトッピング、
レモンを搾るとさっぱりと本格的な味わい。
右側がピラフ、お米2合に対してドライベジミックス
(玉ねぎ、人参、ピーマン、トマト)一袋をそのまま加えます。
この日はベーコンとシメジも一緒に投入、
バターの風味が豊かでとっても美味しい~~

 


このほか、地域の方々が持ち寄ってくれたお漬け物。



  


こちらは7種類のお野菜のお団子入りデザート。
濃いピンクは「紅くるり大根」、白は「紅都青長大根」、
濃い黄色は「カボチャ」、緑は「春菊」、薄い黄色とピンク、紫はジャガイモで、
それぞれ「インカのめざめ」、「ノーザンルビー」、「シャドークイーン」だそうです。
なんてカワイイ!!
早く食べたいとワクワクしていたのに、
なんと気づいたときには品切れ!大ショックでした。




今回は目玉のお料理がもう一つありました。
岩見沢産の小麦キタノカオリを使った「塩ゆで落花生のパン」。
キタノカオリはハード系のパンにぴったりと最近注目の小麦です。
こんがり焼き上がったパンは外側がばりっと香ばしく、中はふわっふわのもっちもち、
小麦の風味と適度に塩味の効いた落花生がなんとも言えない味わいです。
これって今すぐにでも売り出せるんじゃないですか~

  


美味しいランチのあとは、おおまちかおりさんの講演です。
おおまちさんは世界中を旅しながら、農業生産現場の訪問レポートや
スローフードについて発信していて、自らを旅書人(tabi-kaku-hito)と呼んでいます。
昨年10月にイタリア・トリノ市で開催された「スローフード世界大会」に
参加したときの様子を、たくさんの写真と共に紹介してくれました。
「このような試食交流会こそスローフードそのもの」というおおまちさん、
PCトラブルで時間が足りなってしまったのがとても残念でした。
是非ゆっくりとお話を伺いたいものです。




さて、先ほど紹介した中田農場さんの「ドライベジ」を使うと
ほとんど包丁いらずまな板いらずで簡単にお料理ができてしまうみたい。
レシピもいただいたことだし、自宅でも是非チャレンジしてみようと思います。




野菜のおいしさが凝縮 ~ 美唄「つむぎ屋」さんの干し野菜

2013年02月27日 | 空知の食
空知管内は野菜の一大産地、それはもうたくさんの安全でおいしい野菜が穫れるのです。
単一の種類が大量に生産されるというのももちろん強みではありますが、
一方で、珍しい野菜や同じ野菜でもいろんな品種がそろっているというのは
とっても魅力的ですよね。
でも今は冬場、いつもそんなに変わった野菜を入手できる訳ではありません。
そんな時に見つけたのがこれ! おなじみ美唄の「アンテナショップPiPa」
入り口に掲示されていた「本日のオススメ」、その中にあった「干し野菜」です。






最近は、保存性が良いうえに野菜の旨味が凝縮しておいしくなる
という「干し野菜」が、ちょっとしたブームになっています。
テレビや雑誌などでもよく取り上げられていますよね。
そこに着目したのが、美唄市内の農家の主婦の皆さんで作る「つむぎ屋」です。
昨年の春に発足、自分たちで育てた様々な野菜を活用した
「干し野菜」の製造、販売を開始しました。
いろんな野菜を乾燥して、使いやすい少量ずつのパックにしてありますよ。
価格はどれも200~300円。
大根、じゃがいも、ゴボウなどの定番野菜から、
コリンキーやズッキーニなどの最近の野菜まで、品揃えは豊富です。

  


今回は、8種類の大根が入った「干しだいこん」、
7種類のじゃがいものミックス「干しじゃがいも」、
それに「干しミニトマト」と黄色が鮮やかな
「干しコリンキー」の4種類をいただきました。
とってもカラフルできれいな色合い♪
こうして並べてみるとまるでお花畑のようですね。




「干しだいこん」のパックには、「白大根」、「黒大根」、
「味いちばん紫」、「赤大根もみじ」、「カザフ辛味大根」、
「紅くるり」、「紅心大根」「紅総太り」の8種類が入っていますが、
こんな大根ってご存じでしたか?
白・赤・紫・緑のパステルカラーが春らしいですね。




軽く水戻しして使いますが、大根の種類ごとに戻る時間が
ビミョーに違うのも面白いところ。
きれいな色を活かしてこのままサラダや漬物、
あえ物などにしても良いですし、甘酢漬けやピクルスにも最適。
酢に漬けると赤い色素が出てきて、全体がこんなに鮮やか色になりました。
干すことによって野菜の旨味がギュッと凝縮されているようで、
さらに歯ごたえも良くておいし~。




7種の「干しじゃがいも」は、白いおいものベースに、
黄色い「インカのめざめ」や紫色の「シャドークイーン」、
赤い「ノーザンルビー」なども入って美しい。
濃い鮮やかな色合いで、何だか果汁入りのゼリーみたいにも見えますね。
でもしっかり乾燥されていてカッチカチ。




これは塩茹でしてから干してあるので、
スープなどには戻さないでこのまま使えるそうですが、
やはりしっかり水戻ししてからの方が早く煮えると思います。
キャベツなどともにコンソメで煮込んでみると、
何ともカラフルでおいしいポトフになりました。
干すことによってやや粘りのようなものが出るせいか、煮くずれもしにくいようです。
「干しじゃがいも」、今後はより使いやすいように
単品のじゃがいもでパックにしていく予定だそうです。




コリンキーは生でも食べられるカボチャの仲間、
サクサクした食感が特徴のお野菜です。
薄切りになった「干しコリンキー」を、お水でよく戻してから炒め物に。
下味を付けた豚肉やブロッコリー(固めに茹でたもの)、
菜の花などとともにサッと炒めてから中華スープを加え、
水溶き片栗粉でトロミをつけたら出来上がりです。

  


コリンキーは生のものと遜色ない味わい、残りはお味噌汁に入れました。




この「干しミニトマト」は、かなりしっかりと乾燥されています。
お水でよく戻してから、ニンニクや赤トウガラシ、
お塩を加えたオリーブオイルに漬け込んでマリネにしてみました。
軽く焼いてからニンニクの切り口をこすりつけて香りを移したバケットに、
クリームチーズなどと一緒に乗せて黒コショウを挽けば、
簡単「ブルスケッタ」の出来上がり。ワインのお供にいかがでしょう。

  


商品の棚の下に、野菜の種類を書いた紙が貼ってありましたが、
これに記載されていないものも随分と並んでいます。
メニュー表の記載も間に合わないくらい、どんどん品数が増えているのだそうです。
やっぱり主婦の皆さんはエネルギッシュだなぁ。




「つむぎ屋」さんの「干し野菜」は、
JAコープ美唄本店でも購入することができますよ。
新鮮な地物の野菜たちが出回るのはもう少し先のこと。
春を待ちわびるこんな季節には特に、
手軽に使えておいしい「干し野菜」が便利ですね。


エゾシカ肉で「コンビーフ」? ~ 新十津川「ヴルストよしだ」

2013年02月22日 | 空知の食
新十津川町にある手作りハム・ソーセージの店「ヴルストよしだ」
素材にこだわって作られたドイツ風のハム・ソーセージ類は、
本格的な味わいで本当においしく、最近は東京や札幌のデパートの催事に引っ張りだこ、
管内のイベントなどにも積極的に出展しています。




オーナーの吉田さんはとっても研究熱心、
いつも新しい製品に思いを馳せながらチャレンジを続けています。
その吉田さんが、2年間構想を温めてきたエゾシカ肉の新製品があるそうです。
これまでも、グリーンペッパーを効かせた「エゾ鹿狩人のソーセージ」や
「エゾ鹿ジャーキー」など、エゾシカを使った商品はいくつかありましたが、
さてさて今度はどんな商品を開発したんでしょう。

  


「わかりやすく言うとエゾシカのコンビーフです」と吉田さん。
そもそも「コンビーフ」というのは「コーンド・ビーフ(塩漬け牛肉)」のことですが、
それをいつでも食べることができるように缶詰にしたものが一般的。
鍵のようなネジのような道具で、くるくると巻き取って開けていくのですが、
これがけっこう難しくてよく失敗していました。
最近では、懐かしい台形の形はそのままに、開けやすいプラスティックの容器に入ったものも。
やっぱり失敗していたのは私だけじゃなかったんだ…。




その細かな牛肉の繊維の間を埋めているのは白く固まった脂。
そのまま食べても炒め物などに使ってもおいしいけれど、ちょっぴり脂が気になりますね。




「ヴルストよしだ」では、これとはまったく違ったタイプのコンビーフを製造、
昨年から販売を開始していました。素材にもこだわった「和牛コンビーフ」です。
牛脂の代わりにお肉の繊維の間をつないでいるのは主にゼラチン質。
舌に触る脂も殆どなくて、滑らかな口溶けでおいしいんです。
スパイスは控えめでまろやかなお味、ほどよい塩分でお肉の旨味が凝縮しています。
ほぐしてサンドウィッチなどに入れても良し、
角切りにしてそのままいただいても良し。
おいしくて、いったん食べ出すと止まらなくなります。

  


で、この和牛をエゾシカ肉に変えて作ったのが
今回の新製品「エゾシカ肉のゼリー寄せ」だそうです。
これまでほとんど使われていなかった肩の肉を
1週間ほど塩と香辛料で漬け込んでから煮込み、
細かく砕いてゼリーで固めることでコンビーフのような食感に仕上げました。
脂身を使っていないので女性にもうれしいヘルシーな商品になりましたよ。




アップで見てみると、本当に脂分がないですね。
比較的大きなゼラチン質のスジのような部分があったので、拡大してみましたよ。
プルプルと適度に歯ごたえもあって、牛スジ(鹿スジ?)好きにはたまりません。




この「エゾシカ肉のゼリー寄せ」、去る2月15日に開催された
「2013食クラ・フェスタ」で初めてお披露目されました。

  




薄く輪切りにしたものをドイツ風パンの上に乗せて提供されていましたが、
エゾシカ特有の臭みも全く感じられず、ワインや日本酒にも相性抜群と、
来場者からもとっても好評でしたよ。

  


「ブルストよしだ」は、現在総合振興局が取り組む「空知肉三昧プロジェクト」にも、
空知のおいしい肉製品のお店として参加しています。
新十津川の店舗には、合鴨のレバーパテや、地元産椎茸を練り込んだリヨナーなど、
吉田さんが工夫と研究を重ねたおいしい商品がずらりと並んでいますよ。
皆さん、是非お店の方にも足を運んでみてくださいね。




ところで、取りあえず「エゾシカ肉のゼリー寄せ」と呼んでいるこの商品、
何かもっと良い名前がないかと思案中だそうです。
え~と、鹿だから「ディア・○○」?
それとも鹿肉はベニソンだから「ベニソン・○○」? みたいな。
どなたか商品イメージにピッタリの良い名前が浮かんだら教えてあげてくださいね。


ヴルストよしだ
新十津川町字中央6-99
TEL 0125-72-2525
10:00~19:00/月休

いちごの甘い香りに春の気配 ~ 「北菓楼」砂川本店

2013年02月15日 | 空知の食
砂川といえば有名なのが「砂川スイートロード」
たくさんの個性的なお菓子屋さんやパン屋さんなどが、
国道12号線を中心にして集まっています。
ナカヤの「アップルパイ」、ほんだの「林檎ロマン」、
岩瀬牧場の「イタリアン・ジェラート」、…。
ところで「スイート」という言葉には、「甘い」という意味の他にも「心地よい」、
「うれしい」さらには「美しい」という意味さえもあるのだそう。
確かに、ふんわりと甘いお菓子たちは、私たちをとっても幸せで優しい気持ちにしてくれますね。

さて、この「砂川スイートロード」の中でも中心的な存在
になっているのはやっぱり「北菓楼(きたかろう)」
今や、新千歳空港や札幌市内のデパートにも必ず店舗があって、
お土産などを買い求めるお客さんでいつも賑わっています。




その「北菓楼」のお菓子の中でも人気ナンバー1なのは、
北海道の海の幸の風味を活かした「北海道開拓おかき」。
えりも昆布味、標津秋鮭味、松前イカ味、枝幸帆立味、
増毛甘エビ味、野付産北海シマエビ味の6種類。
モチ米や塩も北海道産にこだわって丁寧に作られています。
これをいったん食べ出すと、おいしくて止まらなくなってしまいますよね。

  


人気ナンバー2は、ふんわりしっとりのバウムクーヘン「妖精の森」。
ふわっとほどけるような口溶けでしっとり、そして爽やかな甘さが広がります。
これも北海道の最高の食材から生まれた「日本一のしっとりクーヘン」なのだそうです。




最近はシュークリームも大人気。
中でも「ちぎりシュー」、手でちぎって食べるという
「ビスコット」はモッチリした皮がユニークですね。
この他にも人気の商品がたくさん販売されています。




さて、ここまでは道内の各店舗でも購入することが出来ますが、
今日は地元砂川でしか入手できないという商品を求めて、
国道12号線沿いにある砂川本店にやって来ました。
駐車場は車でいっぱい、何だかすごい人ですね。




明るい店内に漂う甘~い香り、たくさんのお菓子が並んでいます。
おなじみの商品はもちろん、ケーキ類など生クリームを使ったお菓子など
ここでしか販売されていない商品がいっぱいです。もう目移りしてしまいます。

さらに砂川本店では、季節ごとに期間限定商品が売り出されますが、
今日は2月8日から4日間開催されている「いちご祭」の最終日、ラッキーです。
かわいい真っ赤ないちごを見ると、何だか春の気配が感じられて気持ちがウキウキしてしまいます♪

  


ショウケースには、いちごを使ったケーキ類がずらり。




ホールものでは、「あまおうロール」、「たっぷりいちごのしっとりショコラ」、
「ベリーベリータルト」、「いちごシフォン」。
中でも「あまおうロール」は、もうあと残りわずか!
地域限定、期間限定、限定何個…、とにかく「限定」という言葉に弱い私、
さっそく「あまおうロール」お買い上げ。
でも、このフランボワーズクリームといちごの
「ベリーベリータルト」もおいしそう、これも追加します。




こちらにも限定商品、まるごといちごの入った「いちごおはぎ」に
「まるごといちごの桜餅」、「ちょこかけおかき(いちご)」などの和菓子類が並んでいます。
ひな祭りが待ち遠しい今の気分はやっぱり「桜餅」、これもくださ~い。
もう誰か私を止めて~。




う~、こんなに買ってしまってどうしよう…、おまけに生菓子だし。
まあ、ここはご近所にお裾分けするということにして、
取りあえずお腹が空きました。
気を取り直して店舗内のカフェに行きましょう。
お昼近くだったので名簿に名前を書いて順番待ち、待つこと20分ほど、やっと入れました。

  


パスタやカレー、デザートなどたくさんあるメニューの中から、
オムライスをオーダーしました。
卵は砂川産の自然有精卵、堅めと半熟が選べるそうなので半熟をお願いしました。
ほどなくして出てきた「オムトロ」の中には、
角切りの道産牛肉とキノコがたっぷり入ったお醤油で味付けしたライス。
ドミグラスソースが入っているかのような仕上がりで、これは大人のオムライス、おいしー。

  


せっかくですから、デザートにソフトクリームも食べなくっちゃ。
今の季節限定の「いちごのソフトクリーム」、
カップに山盛りになってきましたがかなりの高さがあります。
ほのかなピンク色で、甘酸っぱいいちごの香りがいっぱい、あ~幸せ。




すっかりお腹も満足して帰途についたはずですが、
お家に帰る頃には別腹がしっかりと空いています。
え~い、さっき買った「あまおうロール」も食べちゃえ。
優しい甘さで大粒のいちごがおいしいケーキです。




こうなったら、お煎茶を入れて「まるごといちごの桜餅」もいただいてしまいます。
これもあっさり爽やかな味わいの和菓子です。
さすがに「ベリーベリータルト」までは思いとどまりましたが、
あ~、もう明日からダイエットです。




砂川本店の限定商品、「いちご祭」はこの日までで、
12日からは定番のショートケーキ類やチーズケーキなどが並びますが、
また「ひな祭り」のころには期間限定商品が売り出されるそうですよ。
きっとまた春を告げるいちごのお菓子もありそうな予感、
これは絶対ホームページを要チェックですね。



「北菓楼」 砂川本店
砂川市西1条北19丁目2番1号
TEL 0125-53-1515
9:00~19:00/元旦休