何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

織り中

2007年03月01日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Orichu070301_2 カード入れの二案目。ちょうど半分くらい織れたところ。

落ち着いた色目なんやけど ちょっと可愛らしい印象が強いかなぁ… まぁ完成してからまた考えよう。配色はホンマ難しいなぁ。

最近は娘の昼寝も一時間くらいで作業時間があまり取れん…ってことに加え、 この模様に 「ぼかし」が多いので なかなか進まへん…。

いま 雲の模様を織っているのだが、青い部分と雲の境目が「はつり」。

雲のグラデーションが「ぼかし」。

カタチをつくる「はつり」ばかりやと、部分ごとに織りあげていけるので早く織れるのだが、

「ぼかし」はヨコ糸が出し入れされているので 部分ごとに上がっていけない上に、 色ごとに杼を持ち替えるので 織りあげるのに時間がかかる。

よく、使っている色数が多いと織り手間が掛かっていると思われがちであるが、色数では判断出来ない。

30色使って「はつり」で表現してある模様よりも、 10色で「ぼかし」を多用した模様の方が 手間が掛かっていると思って良いだろう。 

もちろん「ぼかし」の上手い下手や全体の模様の大きさやバランスなども関係してはくるのだが、場合によっては 綴れ帯などを選ぶとき大まかな価格の目安になるはず。 けれど、お徳感よりも 気に入った模様を選ぶことが一番なので、お忘れなく~(^^)。