goo blog サービス終了のお知らせ 

図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

『天路の旅人』

2022年11月03日 | 

著者 沢木 耕太郎

 

第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで

「密偵」として潜入した若者・西川一三。

敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、

未知なる世界への歩みを止められなかった。

その果てしない旅と人生を、彼の著作と

一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。

 

>西川は、若き日、アジアの大陸に在って、多くを求めることなく、

ひとりのラマ僧として、ただ旅を生きた。

同じように、岩手の地でも、多くを求めることなく、

一商店主として、ただ日々を生きることを望んだ。

 

>ここ何年と、新型のコロナウイルスの流行によって

外国に旅することができなくなってしまった。

だが、実を言えば、私はほとんど退屈していなかった。

ある人物の旅の全体像を把握するため、書物上で、地図上で、

あるいはグーグルアース上で、その足跡を追いつづけていたからだ。

(あとがきより)

 

私も著作を読ませていただいていた数日、

蒙古、チベット、インドなどの世界に

浸らせていただきました。

沢木耕太郎様、ありがとうございました。

 

コメント (2)