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写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
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アイーダ ~愛に生きた王女~ 11月29日

2012年11月29日 23時42分00秒 | 観劇

神様からのバースデイプレゼントを受け取りに、2日遅れで名古屋へ行ってきました。
もし出るならば、このタイミングしかないと思い、12月7日のチケットを持っていましたが、まさかまさかの11月最終週に驚かされました。
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2011年8月の大阪以来の、智恵さんのアイーダです。
大阪登場間もない頃は、まだ硬さが残っていたのですが、今回は何ヶ所か気になるところはあったものの、ほとんどOKでした。
福岡のサウンドで気になっていた台詞のピッチの速さは、こちらでも時々気になりました。
一体、何が変わったんだか、教えて欲しいです。
その智恵さん、表情が細かく豊かで、「あの日は遠くに」では早々に私は涙目になってしまいました。
実際、何度か智恵さんも目潤ませていて、そんな目で見つめられたらどうしてあげたらいいのか、本気で考えてしまいそうでした。
ネヘブカが身代わりになるシーン、苦悶の表情で手を差し伸べられた時、一番辛かったです。(今日の席が最前下手寄りのセンターでした。)
全編通して、大阪から大きな変化はないようでした。
ご贔屓さんだからではなく、私は一番好きなアイーダです。

今日の新名古屋ミュージカル劇場、平日マチネのためか1階席後方の上手下手、2階席のS席に赤い色がかなり目立っていました。
観光バスで乗り付けた一般団体があっても、そんな状況でした。
そのためか、拍手も少なめでした。
今に始まったことではないけれど、淋しいですね。

そんなこともあるのか、ちょっと気になる所が多く感じました。
まず、初見の田邊ラダメス。
ん~、イメージで決めてはいけないのですが、やはりラダメスではないのかな?
決して、闘将じゃないですね。
剣で負けを知らないとは、思えないです。
実際には細マッチョで、「迷いつつ」でアイーダに脱がされると、僧帽筋など凄いです。
頭脳派で、出来る部下を多く従えているようなイメージです。
父親の前では、親に従っているのは他のラダメスよりも強いです。
四季のメソッドを正確に身につけてきた感じの歌い方は、時に渡辺ラダメスを思い出すこともあります。
「勝利ほほえむ(リプライズ)」で『危険、冒して~♪」の『お』の発声が、渡辺ラダメスのそれに似ているのには、ちょっと驚きました。
ちなみに、その後に怒り心頭で投げた盃が真っ二つになって上手袖に転がっていました。
本来の投げ方ですが、そんなに強く投げなくても良いと思ってしまいました。
阿久津さんや福井さんのラダメスのイメージがあるだけに、ちょっとインパクトにかける田邊さんの歌を比較するのは気の毒かも知れませんね。
メレブに対する態度で印象的だったのは、帰国しゾーザーと自分の間にいるメレブをどかすとき、阿久津ラダメスは笑いながら「あまり親父を怒らせるなよ」みたいな感じで優しく脇に移動させるのですが、田邊ラダメスは大きな石でも投げ捨てるようにどかしていました。
そんなこともあってか、上手で親子で会話をしている様子を遠巻きに見るメレブが、少し憮然としているようにも見えてしまいました。
また、2・3ヶ所妙な間が空いてしまい、台詞が飛んだのかなと心配してしまったこともありました。
全般的に、まだラダメスが自身の中に落ちていないのかも知れませんね。

田中ゾーザーは、2010年の[海]以来なので、少々記憶が薄れ気味です。
それでも、「ピラミッドを建てよう」からの歌声を聴いていると、「こんな歌い方だったかな?」という感じです。
しかも、曲のラスト「奴隷を使って、死の王宮を~♪」で自分の声を見失ったのか、高さがふらついてしまい、最後は唸るように終えていました。
飯野さんゾーザーと比べると、普通に悪役の宰相様に過ぎませんでした。
ちょっと、残念。

メレブは、有賀さんになったこともあり良かったのですが、珍しく「私は知っている」のラスト『そ~うです、王女様』の『そ~』で声が裏返ってました。
何か、ラダメスもゾーザーも、メレブまで、歌の部分が怪しかったです。

私が好きな川原アモナスロ王ですが、牢でラダメスとの仲を問いただすシーンが以前よりも大人しくなっていました。
以前観たときは、アイーダの心を思うと泣けてきた程でした。

アンサンブルさんは初見の方もいるのですが、今回はあまり見ている余裕がありませんでした。
が、「この父親にしてこの息子あり」で上手前方でパイプを持っている朱さんがなかなか出てこなくて、一瞬「3人?」と思った頃にゆっくり出てきました。
以前から、こんな感じでしたっけ?

カテコは、観客が少ないせいもあってか、とってもあっさり終了。
久々に、ご贔屓さんとの再会なのに・・・。
まあ、これは私だけの事情ですね。
個人的には、今絶好調の阿久津さんに歌いあげて欲しいです。
取り急ぎ、ざっと書き出してみましたが、智恵さんのアイーダに安心できたので来週の改めて楽しむ予定です。
帰り際、1階席最後方のスタッフ用のボックスに薔薇の花とフォトフレームが置かれているのに気付きました。
劇場スタッフの方に伺ったところ、影 万里江さんのお写真だとのことでした。
なぜ置かれていたのかは伺えなかったのですが、普段から置かれているのでしょうか?

劇場ではキャンペーンも開催中でした。
まずは、300回記念特別スタンプ・ラリー。
四季の会会員限定ですが、初回にスタンプラリーカードとラダメス・パックのシールをもらい、2回目、3回目の観劇時にスタンプ・カードを提示する毎にアムネリス・パック、アイーダ・パックがもらえるものです。
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2つ目は、エメラルドシティパスポートプレゼント。
こちらはWICKED公演時に配布されたエメラルドシティパスポートを持参すると、記念品が貰えるというものだそうです。
私はパスポートが無かったので、何が貰えるかは判りませんが、お持ちの方はお忘れ無く。
3つ目は、バースデイキャンペーン。
私も?と思ったのですが、こちらは愛知・岐阜・三重にお住まいのidメンバー限定でした。
他のエリアでも実施して欲しいですね。

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新名古屋ミュージカル劇場
2012年11月29日
アイーダ 井上智恵
アムネリス 光川 愛
ラダメス 田邊真也
メレブ 有賀光一
ゾーザー 田中廣臣
アモナスロ 川原洋一郎
ファラオ 石原義文
ネヘブカ 勝間千明
【男性アンサンブル】 黒川 輝
朱 涛
田井 啓
清川 晶
品川芳晃
中村 巌
桧山 憲
川村 英
【女性アンサンブル】 恒川 愛
井上佳奈
花田菜美子
濱田恵里子
川井美奈子
駅田郁美
岡本有里加