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FMサウンド★クルーズ ~金森 勝さん

2012年11月12日 23時13分00秒 | 劇団四季

今月のNHK-FM横浜のFMサウンド★クルーズは、金森さんが登場されました。
現在自由劇場で上演されている「ジーザス・クライスト=スーパースター」の話題が中心のトークとなりました。

1曲目は、ライオンキングより「サークル・オブ・ライフ」。
まずは、初舞台の話。
1996年四季に入団し、同年の「美女と野獣」が初舞台となったそうです。
アンサンブルとしての初舞台は、マグダンスなど覚えるものが多く、必死でやっていたそうです。
劇団四季への入団については、『日本と韓国のハーフとして生まれ、様々な思いがあるなかで四季の李香蘭を観たときに、理想・理念を感じたため』に入団しようと考えたそうです。
幼い頃から歌を歌っていたそうで、歌っていると大人達と時間を過ごすことができたそうです。
オーディションでは、課題曲は「スキンブルシャンクス」を歌い、自由曲は自分らしさを表現できるものとして、自作の歌を披露したそうです。

今日は、JCSのジャポネスクの稽古をしての出演だそうです。
ジーザス・クライスト=スーパースターとは?
簡単に言えば、キリストの最後の1週間を凝縮したミュージカルです。
JCSでは、人間とは何か、命とは何か?
人の愚かさ、哀れさ、命の尊さを描いた、自分自身を見つめることができる、唯一のミュージカルだそうです。
舞台では毎回、一瞬一瞬を自分自身が嘘をつかないよう、導かれるままに演じているそうです。
毎回ユダは自殺をするが、何を意識して演じているか?
ユダを演じるときは、常に自問自答をしているそうです。
舞台では、ユダとして生きると考えているそうです。

2曲目は、「私はイエスがわからない」。
エルサレム・バージョンとジャポネスク・バージョンの違いについて。
エルサレムは傾斜のある荒野が舞台で、肉体的にハードな中でシンプルに描いている。
ジャポネスクは和楽器や隈取り等の日本文化を取り入れながら、日本人の内に秘めたものを深く表現している。

視聴者からの質問で、一番好きなシーンは?
スーパースターを歌うシーンで、観客1人1人にあるジーザス、ユダと言う光と影について語りかけるように歌っているそうです。
ちなみに、スーパースターという言葉は、この曲からできた言葉のようだとのことです。

3曲名は、Catsより「ジェリクルソング」です。
1998年から、キャッツの舞台に立っているそうです。
「生きるとは何か?」猫からのメッセージで伝えているとのことです。
「ライオンキング」も親から子へ命の繋がりを伝えているとのことです。

横浜キャッツの思い出は?
電車とシュウマイだそうです。
通勤距離が長く、シュウマイを食べつつ通ったそうです。
震災
昨年の震災時にキャッツシアターで、帰宅できないお客様と一夜を過ごしたそうです。
「何故知りたい?思い煩うな、明日のことなど。」と言うイエスの言葉から、今日は今日だけを考えれば良いということを気付かされたそうです。

4曲目は、キャッツより「ガスナンバー」を語るよう、に生で歌ってくれました。
長く歌い演じ続けていたい曲とのことでした。

金森さんにとって舞台とは?
人生。生きること、生きる場所。今は総てです。

スナーへのメッセージとして、「ユダをやって、一時期サインまでできなくなり、サインする時に「生かされている感謝」と言う言葉を自然に書いた」そうです。
人は生きているのではなく、総てにおいて生かされている。そんな舞台を自由劇場でユダとして生きています」とのことでした。

ラストナンバーは、JCSより「スーパースター」でした。