My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

七月大歌舞伎 NINAGAWA 十二夜

2007年07月23日 23時27分00秒 | 観劇

歌舞伎座 七月大歌舞伎 NINAGAWA 十二夜を観てきました。
内容は、ロマンティックコメディとして知られている、W. シェークスピアの十二夜です。
演出を蜷川幸雄さんが行ったということで、どんな芝居が観られるのか楽しみでした。
あちらこちらから、舞台の情報がチラホラと聞こえてきましたが、オープニングに溜息が出てしまいました。
鏡を多用した舞台に八重桜の巨木が無数の花をつけ、花びらが舞う中にチェンバロの音と鼓の音が心地よく響き、子供たちの澄んだ歌声が広がります。
鏡を使うというのは聞いていましたが、こんな形とは思ってもいませんでした。
1月に観た『コリオレイナス』でも鏡が使われていましたが、この時は蜷川さんは舞台の左右にセッティングをし、群衆のボリュームを観せていましたから、かなり印象が異なります。
十二夜では、オープニングのみならず、全編で鏡が多用され、演出効果を上げていました。
歌舞伎の世界でシェークスピアのロマンティックコメディというのも意外な気がしましたが、シェークスピアは『お気に召すまま』のように、男性だけで演じるものを書いていることを考えれば、歌舞伎の世界で演じることに問題は少ないのでしょうね。
原作の役名を歌舞伎の世界に置き換えは、見比べてみると面白いものがあります。
セバスチャン=斯波主膳之助/ヴァイオラ=琵琶姫/シザーリオ=獅子丸(共に、尾上菊之助さん)。
マルヴォーリオ=丸尾坊太夫/フェステ=捨助(共に、尾上菊五郎さん)。
オリヴィアに至っては、織笛姫(中村時蔵さん)に。
もう1人の女性マライア=麻阿といった具合です。
本来がコメディということもあり、全編で楽しめ笑いが絶えないもので、大変楽しめました。
市川亀治郎さんの麻阿、なかなかいい味を出していますね。
この場合、コメディエンヌという表現をして良いものかどうか・・・?
安藤英竹(サー・アンドリュー・エーギューチク)を演じられた中村翫雀さんや、尾上菊五郎さんも印象に残るシーンが多くあります。
役者の皆さんも観客も楽しめるものだとは思いますが、一番楽しんでいるのは演出の蜷川さんではないかという気がしてたまりません。
機会があれば、また観てみたい1本でした。

P1020004


過剰梱包!?

2007年07月23日 01時09分46秒 | 日記

土曜日、帰宅するとデスクに郵便局からの不在通知が置かれていました。
何かと思って読んでみると、中身は四季からの冊子小包でした。
そう思えば、先月下旬にラ・アルプに同封されていた申し込み用紙を使用して、興味のあったプログラムを購入しており、それが届いたものです。
でも、プログラムのサイズから考えれば、自宅のポストには十分に入るサイズ。
なぜ、不在通知が入っていたのか? とりあえず、日曜日の再配達を電話で申し込みを済ませ、届くのを待つことに。
結果はと言うと、帰宅して思わず笑ってしまいました。

P1030002

たった2冊のプログラムを入れには、かなり大き過ぎるクッション封筒がデスクに。
これだけ大きいと、封筒の中でクログラムが暴れて、かえって痛みそうです。
この半分のサイズで、十分なのは一目瞭然です。
たまたま、このサイズの封筒しかなかったのか、それとも通常はこのサイズかは知りませんが・・・。
中身に併せた包材であって欲しいですね。