仕事の帰り、新宿・高島屋12FのHMVで、CDを買っていたときのこと。
レジで強烈なめまいに襲われ、立っているのが辛くて、思わずカウンターに手をかけてしまいました。
風邪を引いていたので高熱が出たのか、メニエール病にでも罹ったのか。
一体何が起きたのかわからず、一瞬パニックに陥りかけました。
ふと見ると、レジの女性も少し様子がおかしいのに気付き、何気なく頭上を見て原因がわかりました。
照明がゆっくりとしながらも、大きく揺れていました。
22時13分頃に宮城県沖を震源とする、地震が起きました。
東京では、震度2程度の揺れが観測されたのですが、めまいの原因はこの地震でした。
いくら12Fにいると言っても、たかだか震度2の揺れでと思うのは、私だけではないはず。
レジの女性に、『これって、地震ですよね?』と聴くと、『このビルは地震が発生すると、揺れを打ち消すような構造になっているんです。』とのこと。
振幅や周期によっては、必ずしも揺れが抑えきれるものではないようです。
結局、東京の震度が2程度と知ったのは、自宅に戻ってからのこと。
それまでは、震度4くらいと思っていました。
そういう構造の建物にいることを知っていればまだしも、知らないとちょっと辛いかも知れませんね。