読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「破弾」

2021年05月12日 | 日記
堂場舜一(中央公論新社)

個人的には、時代を感じさせて面白かった。初版が20年ほど前で、話の中に出てくる左翼の過激派が30年前のできごとになっているのも納得。わが時代の景色が見える。

内容紹介は
『堂場瞬一史上売上NO.1警察小説シリーズ
故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。警視庁多摩署で現場に戻った了は、刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、被害者の周囲にはなぜか公安の影が……。東京郊外の新興住宅地に潜む、過去の闇を暴けるのか? シリーズ第二弾。

著者について
堂場瞬一
一九六三年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。二〇〇〇年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞。著書に「刑事・鳴沢了」シリーズ、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「刑事の挑戦・一之瀬拓真」シリーズ、「汐灘」サーガの他、『犬の報酬』、『白いジオラマ』、『奔る男 小説 金栗四三』(以上中央公論新社)、「警視庁追跡捜査係」シリーズ(ハルキ文庫)、「捜査一課・澤村慶司」シリーズ(角川文庫)、「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ(講談社文庫)、「ラストライン」シリーズ(文春文庫)、『沃野の刑事』(講談社)、『決断の刻』(東京創元社)、エッセイ『弾丸メシ』(集英社)などがある。   』

・・・主人公が警視庁に移っていて、読む前にはなぜか不思議だったが、その説明もストーリーで明かされている。
・・・途中から最後に至る道筋が見えてきたけど、ラストはここまで派手にしなくとも良かったのではないかと思った。しかし、左翼の過激派ならあり得ないわけではないが、普通の「逮捕」劇で締めくくっても良かったような気がした。引き続き読んでみようと思うシリーズです。おじさん世代にお勧めです。😄 
 


コメント
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