おばさんFPのひとりごと

PPバンドのバッグ作ってます

定期保険は定期預金とは違います!

2005-05-30 15:35:36 | 保険
昨日のお客様の話。定期付終身保険っていうのに加入しているんですが、いつ満期金がもらえるんですか?というもの。先日、友人も同じ様な勘違いをしていたし以前にもこんな方がいたなあ~と思い出し、これは大変!と、今日は「保険の基本」の入門編。

どうやら定期という響きから銀行の「定期預金」と同じ発想をして積立の保険だと勘違いしている様です。

生命保険はおおまかに分けて三種類あります。
①一定の期間内に死亡・高度障害になった場合に保険金が支払われる定期保険 掛け捨てなので保険料は安いです。銀行の定期預金とは全く関係ありません。
②保障が一生涯続く 終身保険 満期金はありませんが途中で解約すると解約返戻金があります。しかし保険料は高いです。
③一定の期間内に死亡した場合は死亡保険金、満期まで生存した場合は満期保険金が支払われる 養老保険

一般の日本の生保が多く販売しているのが前述の定期付終身保険 終身保険を基本に定期保険を10年15年20年と期間を決めて上乗せしたものです。数千万円の保障のある保険は大抵このタイプ。10年15年20年後には「更新」となり、その時点の年齢で定期保険の保険料が計算され保険料が大幅にUPします。定期保険の更新はしなくても構いませんが、その場合死亡保障は終身部分の数百万円に下がります。ただし定期部分は全額更新しないでもいいんです。その時点でライフスタイルも変わっているでしょうから、必要保障額も少なくなっているかもしれません(子供が独立したら、そんなに大きな保障はいらなくなります) 「もうすぐ更新で保険料がこんなに上がります。今のうちに転換をするとこんなにお得ですよ」とセールスレディが言ってきますが気にしなくていいです。
更新時に考えればいいでしょう。

この定期付終身保険等についているのが各種の特約 入院特約、通院特約などならまだ判るのですが会社によって特約の名称も様々ですし種類も多いです。よくわからない時は保険会社の本社あるいは支社のお客様サービス等へ電話して聞いてみましょう。地元の営業所では判らない事が多く、電話をしたことにより営業マンが自宅を訪問してきてやっかいな事になりかねませんので気をつけましょう。

でも保険のセールスも一種の詐欺ですね。定期を積立と勘違いさせたまま(きっとうまくぼかして話をしたんでしょう)契約させて後は知らん顔なんですもんね。お気をつけ下さい。

保険証券の診断承ります。
おうちの相談屋本舗

写真は「東京競馬場」のパドック。やっぱりディープインパクトは強かったですね。
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5 コメント

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またまた、なるほど~ (koba)
2005-05-30 19:29:50
なんとなくわかりました。

加入するときは理解できてても、時が経つと忘れちゃうんですよねぇ~困ったものです。

こんな私のためにも、いろいろと教えてくださいね

返信する
kobaさん (おばさんFP)
2005-05-31 10:48:51
みんなそうです。契約時に説明されても、保険屋さんはおいしい部分だけをことさら誇張して言いますのでお客様はリスクの部分はほとんど気づかないのです。「積立部分もありますよ」というのはほとんどの場合「終身保険」のことの様です。



わからない事はどんどん質問して下さいね。

保険は一生払うと数百万円から一千万円を超える保険料になります。住宅の次に大きな買物です。慎重に選びましょう!
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高い買い物ですよね。 (アヤポコ)
2005-06-02 14:14:44
保障内容と払い込む金額を考えると、すこしだけど、80才の時までにこれだけ、払い込むことになるんだなーとびっくりします。こんな調子で貯金もできたらいいのかもしれませんね(笑)
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そうなんです (おばさんFP)
2005-06-02 19:07:27
先日、保険屋さんが言っていた言葉、ちょっと過激だけど的を得ています。



「保険で損をしない為には、なるべく早く死ぬことです」



保険は安心料と思って、保険のお世話にならないことを「ありがたい」と思わなければいけませんね。
返信する
同じ事をうちの旦那が言っていました。 (アヤポコ)
2005-06-02 20:23:53
”保険は安心料と思って、保険のお世話にならないことを「ありがたい」と思わなければ”とうちの旦那も言っていました。ちょっと最近、損と得のことばかり考え過ぎていました。
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