今日は久しぶりに建築の話題。
先日のご相談
「建売住宅の購入を契約しました。GW中に現場を見に行き心配なことがありました。
建築中の建物が雨ざらしにされているのです。出来上がりに問題はないのでしょうか?」 というもの。
一般にマンション、商業ビル等の鉄筋コンクリート造、鉄骨造では外郭(構造体)を先に施工しますので雨水侵入により内装部に影響があることは少ないです。
しかし木造住宅の場合は軸組(構造体)自体が木材のため施工中の雨は材木がぬれる事により内装だけではなく軸組に問題がおこることが多々あります。
それでは木造住宅の建築中にはどのように 雨水対策 を行うのでしょうか?
簡単なことです。
ビニールシート などで屋根、外壁、窓などを被い、内部及び材料に雨が直接かからないようにすればよいのです。
建前が終わり軸組の現場を見て頂ければ分かると思いますが、青いブルーシートがかかっているのがそれです。
木造と言っても工法がありますし、養生(雨水対策 その他の材料仕上げの保護のこと)も時期により方法がことなりますので青いシートがないといけないとは言い切れませんが、木材が雨ざらしのままなにも養生をしていないような現場はNGです。
例えば、30坪位の2階建て木造住宅では屋根、外壁を全て青いシートでおおいかぶせるとしたら約20枚程度必要となります。(青シート3.6m×5.4m 一枚5000円~7000円程度)
20枚×7000円=14万円
工期が4ヶ月で半分が雨とすれば
60日×2000円(職人さんの養生手間として)=12万円
合わせて26万円。
この程度のお金で建主が安心でき、建物にも良いのであれば安いものではないでしょうか。
後から不具合が出て修繕するよりは安い物になると考えます。
今は、安い物か高い物が売れている時代。
しかし住宅に関しては安いものが売れているのが現状です。
昔と違い「安かろう悪かろう」ではありませんが、上記したような仮設工事には手をかけないで安く上げることが業者でも当たり前になっており、お客様もよく分からない為にそのことは重要視していません。
こういった事に気を使う業者を選択したいものですね。
「耐震診断」「住宅相談」「内覧会同行」「建築現場検査」「住まいの点検」お受けします。
おうちの相談屋本舗
住宅相談の話題をご覧になりたい方は
住宅相談のカテゴリー を
保険の基本や裏話をご覧になりたい方は
保険のカテゴリー を
税金を分かりやすく知りたい方は
税金のカテゴリー をご参照下さい。
その他、具体的なご相談は
おうちの相談屋本舗 のホームページより無料メール相談をご利用下さい。
先日のご相談
「建売住宅の購入を契約しました。GW中に現場を見に行き心配なことがありました。
建築中の建物が雨ざらしにされているのです。出来上がりに問題はないのでしょうか?」 というもの。
一般にマンション、商業ビル等の鉄筋コンクリート造、鉄骨造では外郭(構造体)を先に施工しますので雨水侵入により内装部に影響があることは少ないです。
しかし木造住宅の場合は軸組(構造体)自体が木材のため施工中の雨は材木がぬれる事により内装だけではなく軸組に問題がおこることが多々あります。
それでは木造住宅の建築中にはどのように 雨水対策 を行うのでしょうか?
簡単なことです。
ビニールシート などで屋根、外壁、窓などを被い、内部及び材料に雨が直接かからないようにすればよいのです。
建前が終わり軸組の現場を見て頂ければ分かると思いますが、青いブルーシートがかかっているのがそれです。
木造と言っても工法がありますし、養生(雨水対策 その他の材料仕上げの保護のこと)も時期により方法がことなりますので青いシートがないといけないとは言い切れませんが、木材が雨ざらしのままなにも養生をしていないような現場はNGです。
例えば、30坪位の2階建て木造住宅では屋根、外壁を全て青いシートでおおいかぶせるとしたら約20枚程度必要となります。(青シート3.6m×5.4m 一枚5000円~7000円程度)
20枚×7000円=14万円
工期が4ヶ月で半分が雨とすれば
60日×2000円(職人さんの養生手間として)=12万円
合わせて26万円。
この程度のお金で建主が安心でき、建物にも良いのであれば安いものではないでしょうか。
後から不具合が出て修繕するよりは安い物になると考えます。
今は、安い物か高い物が売れている時代。
しかし住宅に関しては安いものが売れているのが現状です。
昔と違い「安かろう悪かろう」ではありませんが、上記したような仮設工事には手をかけないで安く上げることが業者でも当たり前になっており、お客様もよく分からない為にそのことは重要視していません。
こういった事に気を使う業者を選択したいものですね。
「耐震診断」「住宅相談」「内覧会同行」「建築現場検査」「住まいの点検」お受けします。
おうちの相談屋本舗
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殆どの現場ではメッシュシート(青色又は緑色)を用いて建物を囲みます。(メッシュシートとは、細かい網目のあるシートを指します)
ブルーシートでもOKなのですが、風を通さないので、強風時に足場が倒れる危険性があるので、コンクリートの打設時や埃が多く発生する作業時に臨時に使用する場合が多いです(私の経験上)
また、途中経過が見えないと言うことですが、話題を雨に限定して説明すると、木造住宅場合は棟上げ→屋根→建具→外壁という順序の施工になるので、如何にこの時期に施工能率を上げるのが現場管理の重要課題になります。外壁さえ施工すれば、雨に濡れなくて済みますからね・・・規模にもよりますが、壁の下地(防水紙)の施工までが屋根施工後から10日~2週間ぐらいが目安と思って下さい。
このあたりを何件か見てみると、そこの施工管理レベルが把握できるとおもいますよ・・・
FPさんのいうとおりTVCMは信用したら駄目ですよ!
初めまして、ようこそいらっしゃいました。
ご賛同ありがとうございます。
当ブログの建築のカテゴリーは当社の建築士のアドバイスのもと、書いています。
今後も宜しくお願い致します。
清遊人さんへ
工法や工程によっても違うそうなので、一概にかかっていないからダメという訳ではなさそうです。
確かに建て売りの場合、出来上がった状態だけを見るのでこわいですよね。
業者の信用力の判断は難しいです。
TVでCMをやっているからといって信用してはいけません。
家の購入は慎重に、ですね。
シートをかけたり、一段高いところに保管するなり、ちょっとしたことで解決できますよ
ただし、事務所ビル・マンション等の建物でも構造体が先に出来たからといって、雨水が防げるとは限りません。屋根が無いわけですから、雨が降れば間違いなく、建物内に水が残ります。
こうなると施工業者を信用するしかないですが、マンションの内覧会などで、ユニットバスの点検口から床下を覗たりして確認する方法ぐらしか無いと思われます。(懐中電灯と鏡は持って行きましょう)また、壁の石膏ボードに水が廻った形跡が無いかを見る方法もありますが、これはプロでも難しいと思います。