魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

Synchronicity

2011-08-30 22:41:21 | Weblog
映画と読書の感想です。


めぐりあう時間たち

二コール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ主演。
良い作品でした。バージニア・ウルフのダロウェイ夫人がモチーフとなっているらしい。
ぜひ原作を読んでみたいと思った。

主題を見極めるのは難しいと思うが、あえて言うなら共時性だろうか。
異なる時代のそれぞれの女性の日常の物語が、同じ動作、同じ言葉、同じ思考を偶然を通じて行われることで、ひとつの線として結ばれる。

最後まで全てが明らかにされるわけではないが、僕は好きな感じの作品でした。




日本語が亡びるとき/水村美苗

再読です。良書は読むたびに、新たな発見に満ちている。
やや論理が弱い(小説風な)ところもあるが、著者はものすごく頭の良い人なんだろうと容易に想像できる。

「翻訳」という非対称な行為は、この世界のすべてに共通する現象だと思います。

言語、文学だけではなく、分子生物学の分野においても翻訳という現象の意味を認識することは、重要になりつつあると思います。



台所のおと/幸田文

日本語が亡びるときの中で紹介されていた近代文学作品。
すごく良かったです。感性という言葉の意味が分かったような気がします。
集めてみようと思います。


山月記/中島敦

日本ではもう誰も読まなくなった漢文学の影響を色濃く受けた作品。
漫画 うしおととら も合わせて読みました。

漢字が創り出す世界感は、西欧人には理解できないと思います。



世界文学を読みほどく/池澤夏樹

これからの世界にあり方、方向性を確認したくて再読した。



ネットと英語


避けては通れないものになりつつあることを痛感。




僕は何ができる?





夏休みも今日まででした。

また始まります。怖くて仕方ないのです。


でも、やらないと。


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