うたのイラスト（ザ・ピーナッツ「ヘロー・メリー・ルー」）

ザ・ピーナッツのお姉さん、伊藤エミさんが亡くなった。
ただ悲しい。
自分の子供時代のバックグラウンド・ミュージックとして
ザ・ピーナッツの歌があっただけに、淋しい気持ちだ。
米国のポップスを彼女たちのカバーで歌った
「ヘロー・メリー・ルー」を聴きながら、そこに出てくる
「白い服がよく似合う」女の子をスケッチした。
実はここのところ、別件で絵をたくさん描く必要ができて、
ブログの更新も滞っていたのだが、
エミさんの死を知って、ちょっと描かずにいられなかったのである。

やり投げに期待

ロンドン・オリンピックの陸上代表に
やり投げの選手が３人選ばれた。
男子が村上幸史選手とディーン元気選手。
女子が海老原有希選手。
やり投げがこんなに注目を浴びたのは初めてだろう。
やり投げの豪快な魅力に、この夏は多くの日本人が気づくことだろう。
楽しみだ。
ディーン元気選手は、父親が英国人だそうだ。
運命的で人気を呼びそうだ。
やり投げの活況に比べて、跳躍は淋しい。
男子は棒高跳びに一人（沢野選手でなくて）。
女子も一人（走り幅跳び）のみ。
「跳躍日本」と言われていたのは、はるか昔である。

似顔絵（佐々木希さん） (portrait NOZONI SASAKI)

初めて描きました。

似顔絵（原節子さん ３・「新しき土」） (portrait SETSUKO HARA 3)

どうも似顔絵のいいモデルが見つからなくて困っていたのだが、
本屋でキネマ旬報社刊『新しき土』というのを見て、
その中の原節子さんの写真に唸り、すぐ描こうと思った。
これは、昭和１２年公開の日独合作映画「新しき土」の劇場パンフレットである。
近く公開されるということなのだろうか。
それはともかく、やはりこの原節子という女優は、「ものが違う」としか表現のしようがない。
とくに十代の頃の美貌は、神がかっている、というべきだろう。
絵を描く人間としては、非常に意欲を掻き立てられる。
似顔絵の原点を思い起こしました。