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地震のあとで(母の一周忌を控えて)

 小笠原諸島の近くを震源とする、大きな地震があった。

 それなのに、私は外を歩いていて気づかなかった。家に帰ってから、テレビで知ったのである。ぼんやりもいいところだ。

 妻が自分の母親のところへ電話をして、何もなかったかと訊いていた。無事だったようだ。

 私も親の所へ電話しなくては、と携帯電話に手を伸ばそうかと考えたところでふと気が付いた。

 母は去年亡くなった。父もその少し前に亡くなっている。実家はもう存在しないのだ。

 電話するところなど無いのだった。

 もうすぐ母の一周忌である。それは頭では分かっている。しかしふとした時に、まだ母が生きているような気持ちが残っているのだ。

 父の時も思ったことだが、こういうことがあるたびに、故人は本当の意味で亡くなっていくのだろう。そして自分の育った郷里も同じように(たとえ町として続いていても、育った背景としてのふるさとは消えていくのだ)。

 もしかしたら、母が、「いつまでも昔のことばかりにとらわれず、前を向きなさい」と言っているのかもしれない。

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似顔絵(井上真央さん・「花燃ゆ」 久坂文)(portrait Mao Inoue)

今週は夫・久坂玄瑞を見送るシーンがよかった。

「志を果たしてください。」と努めて明るく振る舞うのだが、その裏にある悲しみを井上真央さんが健気に演じていた。

視聴率がどうのこうのと外野はうるさいが、彼女はとてもよく演じていると思う。

これから激動の時代に入ってくるので、面白くなってくるだろう。

 

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9秒台はいつ?

100mの日本記録がいつ9秒台に突入するか、話題になっている。

桐生祥秀選手に注目が集まっているけれども、そう計算通りに行かないのが陸上競技である。

注目の大会で必ずしも「記録の壁」を破る大記録が出るわけではない。

走り幅跳びの日本記録が8mを初めて突破した(山田宏臣)のも、たしか小田原での実業団・学生対抗陸上競技大会という大会であった。

棒高跳びの5m超えも、鳥居義正が室内競技会で出したものであった(屋外では丹羽清がメキシコ五輪で突破)。

だから、どの競技会で記録が出るか、予測は難しい。マスコミがよろこぶような展開になるとは限らない。

しかもいま100mには、桐生選手の他に10秒0台の選手が複数いる。

うかうかしていると、あっさり他の選手が栄誉をさらう、という結果だって可能性は皆無ではないのだ。

オリンピックを含めての勝者より、壁を突破した、という栄誉を担う選手の方が圧倒的に少ないのである。

これが記録競技の特質である。

選手としては是非とも勝ち取りたい栄冠だろう。まさに歴史に名を刻む存在になるわけだから。

私の夢見るのは、注目される大会で、複数の選手が一気に壁を突破するシーンである。

選手は大変だが、ファンにとってはたまらない楽しみである。

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女性像(少し趣き変えられた?)

どうしても好みの顔立ちというのはあるので、それを変えるのは結構難しいのです。

少し変えて、なおかつ好もしい顔立ちが描き分けられたらいいのですが。

自分としては少しトライしてみたのですが、どうかなあ。

人から見たら、同じに見えるかもしれませんね。

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女性像(急に夏みたいな陽気なので)

急に「暑い」陽気になってきました。

で、ちょっと夏の感じでイラストを。

(ちょっと前に描いたものですけども。)

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