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うたのイラスト(霧氷)

1966年のレコード大賞受賞曲。橋幸夫が歌った。
あまり最近は聞かないけれど
名曲であると思う。
霧の立ち込める北の街で、
別れた女性(ひと)を想う心境を歌ったもの。
全体に、底冷えのする寒さと、心の寂寥を感じさせる
大変ロマンティックな曲である。
何か、小樽の街あたりを彷彿とさせる。
Youtubeで、紅白の映像もレコード音源のものも
両方聴けるので、ぜひ聴いてみて下さい。

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コゲラ

久し振りに鳥を描く。
この前の冬、居間で寝転がっていたら、
外の枯れ木に鳥が2羽とまっている。
しかしその動きが妙だ。
縦にとまって、幹をつついている。
「キツツキか!」
それにしてもこんなに小さい鳥がキツツキなはずは・・・。
しかし、実際それはコゲラという小型のキツツキだった。
実はキツツキを見たのは初めてだった。
なかなか見ようとして見られる種類の鳥ではないので、
半分あきらめていた。
それが向こうからやって来た。
運というものはどこに転がっているか分からないものだ。
それにしても、スズメより二回りくらい大きいだけの、
実に可愛いキツツキである。
コゲラは留鳥らしいから、
もしかすると近くの山に住んでいるのかもしれない。
今の家に引っ越してきて良かったと思ったひと時であった。
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うたのイラスト(恋しているんだもん)

島倉千代子さんのヒット曲。
この歌、歌謡曲史上指折りの
「可愛い曲」だろう。
「恋しているんだもん」という言葉を取り入れた歌詞は
今では絶対に思いつかないし、書けない歌詞だ。
それに島倉さんの声が絶品である
(Youtubeで、オリジナルのレコードの音源が
聴けるので、聞いていただきたい)。
なんだか、あまりの絶品さに思わず笑ってしまうほどだ。
「だって〜なんだもん」というのは
島倉さんの口癖だったらしい。
それをこういう作品に仕上げてしまう。
作曲家、作詞家、歌手の実力なんだろう。
イラストを描いていても面白かった。

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うたのイラスト(高原のお嬢さん)

Youtubeを見ていたら、
紅白歌合戦で舟木一夫が歌う
「高原のお嬢さん」という懐かしい曲の映像があった。
私が小学生の頃で、舟木一夫も若かった。
今見ても、歌が大変うまい。
メロディーラインがくっきり分かって、
しかも真似ることのできない味わいがある。
この歌は、高原で知り合ったお嬢さんを
秋になって追憶する青年の歌である。
今時は流行らないかもしれないが、
孤独とロマンティシズムは、歌謡曲と相性がいい。
携帯電話などなかった昔、
逢えなくなればそれっきりだった。
相手が行方不明、ぐらいでよいのだ。
それぐらいでなければ、ロマンティシズムに浸れないではないか。
携帯の番号を変えられたとか、
呼んでも切られる、などというリアリズムは余計である。
いつしか姿が消えてしまった、というのが奥ゆかしくてよい、というのは
私が昭和にどっぷりつかった年齢だからかもしれない。
ところでその紅白の画面、
間奏の間に綺麗な女性が映るが、
女優の林美智子さんの若かりし頃ではなかろうか。
(間違っていたらごめんなさい。)
とにかく歌の雰囲気にぴったりの可憐さだ。
イラストも、60年代っぽく描いたつもり?です。
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時代物

時代物のマンガを描いたことがない。
ちゃんと描こうとすると、
時代考証が大変だ。
アマチュアなんだから、そんなに難しく
考える必要はないのだけれど。
もし読んでもらった人が歴史に強くて
「あそこは間違ってるよ。」などと言われたら
「ああ、何だかめんどくさいなあ。」と思うに決まっている。
ということを考えただけで既に面倒くさくなってしまうので、
結局描くに至らないのだ。
いや、一度だけ、昔、描いたことがあって、
それは溝口健二監督の「山椒大夫」を
マンガで再現しようという無謀な企てだった。
ずいぶん服装や結髪について本を読んだりして描いた。
その時は面白かったが、もうその元気もない。
出来た作品はまあ自己満足に過ぎなかった。
もっとも、これは現在と同じですけど。
しかし時折、ふと江戸物など面白いかな、と思ったりはする。
今回もちょっとそんなことを思ったものだから、
歴史図録などを眺めていて見つけた、
行商で団子を売っている娘、というのを描いてみた。
たとえば、この娘と、いつも団子を好んで買いに来る
若者の話などを短編にしたら面白いだろう。
そう思うだけで、なかなか実際にストーリーマンガには
出来ないのですけれども。
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