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スタートダッシュ今昔

また陸上競技の季節がやって来た。

古くからの陸上ファンの私は、最近の競技の技術と昔の技術を比べてみて「進歩したなあ」と思うことがある。

例えば陸上短距離・100mのスタートダッシュである。

このごろの選手は、スタート直後に意識的にピッチ走法をしている。

かつての日本記録保持者・飯島秀雄さんは「ロケットスタート」というスタートで有名だった。

彼はスタートで爆発的に体を前に投げ出す。

一歩目が地面に着く寸前の姿勢などは地面に対して角度が30度くらいになって全身がまっすぐ伸びている。

まさにロケットを思わせる力強さだ。

その後はトップスピードのストライドに早く達する。前半はめっぽう強い。

が、しかし、その後が世界のスプリンターの強さだ。

ぐんぐんと大きなストライドで加速した外人選手に抜かれるところを目にした。

今の選手はスタートで歩幅を狭めにとって、ピッチでスピードを出す。

それからストライドを広げて中間走に移る。流れがスムーズだ。

しかしピッチ走法から滑らかにストライドを広げる走りに移行するのは難しいだろう。

これからは、ストライドを後半にいかに広げて第3段階のスピードに達するか、ではないだろうか。

でもこれは非常に高い関門である。サニブラウン選手などはそれにいちばん近い感じがする。

とまあシロウトが好き勝手なことを言っているのだが、こんなことを考えながら陸上を見ているのは楽しいものである。

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