メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

フリマ&EARTH HOUR(アースアワー) 2019(2019.3.30)

2019-03-31 16:32:09 | アート&イベント

久々、中野でフリマをしてきた

フリマ@中野(2018.11.11)

 

心配なのはただただ天気

全くあてにならない週間天気予報は「くもり一時雨」降水確率は50%

どっちか分からない予報っている???

 

前日までそんな感じだったけれども、一応用意して

早朝7:30 HPで確認したら開催するとのこと

外を見たら、見事な曇天 分厚い雲でちょい不安

 

それでも前回、初めて使ったカートの出番です! 今回もあまりムリしない重さでトライ

普段はほぼ使わない駅のエレベーター、スロープを利用すれば

階段を1度も使わずに行けることが分かっただけでも収穫

まあ、けっこう見つけるのに苦労するけど

 

こうした時に、車椅子や杖をつく高齢者、目の不自由な方などが

いかに「普通の道」を歩くのが困難かが分かる

カートもガタガタ道で車輪が壊れるんじゃないかと何度も思ったし

電車とホームの間が空き過ぎでしょう!と不安に感じたり

結局、20分前には到着する見積もりで家を出たけれども、待ち合わせに5分ほど遅れてしまった/謝

 

 

前回は更新で「年会費」がとられたけど、今回それはなし (更新してから1年間てことか

以前は自分たちで場所が選べたけど、今回もまた指定されたのは

わんこがたくさん通る通路から2列目

 

そして、今日は寒い!!

冬に逆戻りかってくらい 真冬の服装で来たのは正解だったけど、カイロをつけてやっとって感じ

なので出店数も前回の半分くらい 客足も気になったけど、まあまあかな

どのみち私が出すのは大したモノではないから 客足の問題ではないのかもしれないが

 

でも、毎回フシギなのは、同じ場所、同じモノを出しても

売れる時と売れない時があること 客層の違いか?! 謎

これまでまったく相手にされなかったauからもらったあるモノがやっと手離せて大喜び

相変わらずの「タダでもらってくださいコーナー」でも

クラシック映画の話でおじさんと盛り上がったりして

こういうのが楽しくて毎回儲けそっちのけでやってます/礼

前回は、近くのコンビニもパン屋さんも行列で

おにぎりが売り切れて、若干食糧難民になったことを思い出して

家の近所のコンビニで買って、店番をしながら遅めの朝食を食べた

その後、ランチにコンビニに行ったら、今日はおにぎりがフツーに並んでいた/驚

毎回、お友だちの持って来るお宝を見るのも楽しみ

今日はねずみーランドのお宝が出てくる、出てくる!!

ぬいぐるみ、ピンバッジ、缶バッヂ、かなり売れていた さすがコレクターに安定の人気

プレミアムなお皿で、おじさんに相当交渉に粘られて

なんとか屈せずに値切らず済んだ こうしたやりとりも醍醐味v

 

なぜかコルク抜き?に子どもが何人も食いついていて可笑しかったww

 

あとは、なんといっても、ここに来たら、あらゆる種類のわんことの出逢いを

毎回とっても楽しみにしているんだけれども・・・通りません

寒いから? 曇っているから?

 

桜が満開

後ろの芝生では桜がちょうど満開の見ごろで

お花見の家族連れ、グループが賑やかにピクニックしていて楽しそうだった

全部同じ種類かと思いきや、いろんな種類の桜が植えられていて、私も一応写メりました

 

 

桜などの写真を撮る時、いつも思うのは

写真を撮るのに集中して、花の美しさ、自然の美しさを観ていないこと

「私、行きましたよ」「見ましたよ」という証拠写真を撮っている感じ

ちゃんと感覚器を遣って「感じ」ないとね

花もいいけど、何の樹か、立派な巨樹も巨樹好きにはたまらない魅力v

ちょっと手で触れて、自然パワーをもらってきた/礼

 

超絶可愛い豆柴に逢えた!!

午後4時頃になると、少しずつ小型犬、大型犬のお散歩が始まって

最初にお店に来てくれたのは、トイプーのモモちゃん

(だっけ? 名前を聞いてメモったのに、すぐ忘れてごめんなさい/謝

可愛いダウンを着て、とっても大人しいくて、かわいかったあ!

 

その次に来たのは、なんとっ! 超絶可愛い豆柴のリリーちゃん!!

記憶を遡るかぎり、ここまで可愛い柴さんは「幼獣マメシバ」の一郎くん

「和風総本家」の歴代豆助くんたちくらいでございます

その前にドラマ「柴公園」の話をしていたからのリンクかもv

ドラマのマイベストカテゴリー参照

 

 

寄っていったら、出迎えっぷりがまたモーレツ/萌死×5000

まだ8ヶ月だそうで、納得 まだまだやんちゃ真っ盛り!

人が大好きで、誰にも寄っていき、モーレツ歓迎してくれるそうな

どこを触ってもガウらないで全然へーきで喜んでくれる

お友だちの犬猫ハンドパワーにより、お腹あたりをさすっていたら

これまたとろけるような顔になって、それを見てまた卒倒しそうになりました

今日は「リリーちゃんに逢う日」だったんだと友だちと納得

リリーちゃん、体いっぱいの愛を振りまいてくれてありがとううううううう!!

***

もう15時くらいから店じまいをする人がいて、 16時くらいには両隣りもいなくなり

終わりは17時までだけれども、お客さんも少なくなったから ちょっとだけ早めに片付け始めた

 

丸亀製麺

前回は、メニューを聞き違えられたから、今度は滑舌よく言おうと練習していたら

作る人は日本人男性で、レジが外国人女性だった

注文はスムーズだったけれども、レジの画面が細かくて見づらくて戸惑っていて

とろたま(?)がなかなか見つからずに苦戦していた

 

日本語は難しいし、機械操作を覚えるのも大変だものね

異国で遅くまで働いていて、本当にスゴイと思う/感謝

うどんで温まって、またいろんな楽しい話で盛り上がっていたら 外は雨が降っている!!

雨雲レーダーで確認したら、これから20時頃が本降りっぽい

途中で止みそうもないから、帰ることに

帰りは若干軽くなったから、片手に折り畳み傘、片手にカート状態でもなんとか家にたどり着けました

 

EARTH HOUR(アースアワー) 2019 青い地球を、未来へつなぐ

EARTH HOUR 2018(2018.3.24)

 

去年はロウソクで四苦八苦した記憶があるけど

今年はイベントがあったお蔭で、20:30~21:30は電車内+歩き

家に着く頃にちょうど終わった感じ これは貢献できたのだろうか?

公共交通機関を利用+徒歩、家の電気は消していたってことでカンベンです

 

「電気事業連合会」のCMの「エネルギー自給率」のデータは、エネルギーについて考えさせられる 

 

まだまだヒトは天然資源や原子力に頼りまくっていること

この連合会自体「原子力発電の推進」とかゆってるし

私はまだ東京電力からの電気の乗り換えを後回しにしている

「ガスと合わせるとラクでお得」っていう人が多いみたいだけど

 

今日もいろいろあって佳き1日に感謝×5000

 

追。

毎回、お友だちと遊んだ日は、歩数が桁違いに増える/感謝×5000

 

 

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夏目漱石スペシャル 第2回 “夢十夜”と不安な眼@100分 de 名著

2019-03-31 14:45:02 | テレビ・動画配信

夏目漱石スペシャル 第2回 “夢十夜”と不安な眼@100分 de 名著

絵本の画風も素晴らしかったけれども、このアニメーションも素晴らしかった

やっぱり「ムジカ・ピッコリーノ」「ソラリス」の人だった

ムジカ・ピッコリーノ シーズン6(3)

 

高橋昴也

1985年 愛知県生まれ。 東京藝術大学大学院デザイン科修了。

アニメーション作家・イラストレーター。フリーランス。

テレビ、博物館、ゲームなどの分野で活動する傍ら、自主作品の制作も行なう。

オフィ

 

昔の旧仮名遣いも本当に魅力的 なんだか哀しくて涙が出る

3話だけだったけれどもとっても濃かった 全部紹介して欲しかったな

『夢十夜』(パロル舎)

映画『ユメ十夜』(2007)

土曜ドラマ『夏目漱石の妻』(2016 全4話)(ネタバレ注意

ムットーニコレクション 2018.4-2019.3@世田谷文学館(2018.2.21

青空文庫参照

 

【内容抜粋メモ】

 

日本近代文学の方向性が固まる前 漱石が生み出した 自由で混沌とした短編集

漱石の隠された一面が覗く ミステリアスな世界を読み解きます

専門家:

この時期の漱石は、いろんな方向の小説を書いていて

「三四郎」は、小説になろうとして小説になりつつある作品

ところが「夢十夜」は小説になろうとするレールみたいなものをすっ飛ばして何でもあり

すごい変なものが色々出てくる 「不安小説」

読むものを不安にするし 中に出てくる人も不安そうだし 色々な意味で不安

不安というのは普通嫌なことと考えると思うんですけれども、意外とこれが悪いことでもない

 

朗読:長塚圭史、藤井美菜

 

■第一夜

「こんな夢を見た。」

 

 

光:

これは朗読してもらったり、VTR に効果音を入れてもらったりするのも すごく勇気がいるくらい

おそらく 読んだことがあった方 それぞれの間とか解釈とか・・・

 

専門家:

しかもそれが「新聞小説」だったっていうのは驚きです

だから10話で終わったし、ちょっとやっちゃえっていうところがあったんじゃないですか

言葉の冒険をしていると思うんですよね

そんなこと普通言うかねっていうことも結構言うし

でもなんだかそれが意外にフォローされていて

「言うかもしれない」と思えてしまう

 

光:

夢ってそうですよね

常識的に考えれば 自分の反応おかしい

見ず知らずの場所なのに 毎日ここ来るのめんどくさいな みたいな気持ちで来てるとか

突拍子のないこともありだから

不安を解消するには、やっぱり先生の解釈が聞きたいですよ

 

専門家:

そこは微妙なところで 不安がなくなっちゃったら この夢十夜の持ち味が ある意味半減するので

不安が全部なくならない程度にちょっと減らすくらいに収めたいわけです

明らかな筋書きとして見えてくるのは、女性が死んで復活する 復活した時に植物なんです 

つまり人間が人間でないものになる これは、昔から実はある 物語のパターンなんですね

なぜ人間でないものになるかというと 一つの考え方としては

人間と植物と動物と みんなひとつの小説の中につなぐと世界全体が見えてくる

つまり世界を理解したい コスミック(宇宙的)に一つの物語の中で全体を理解しよう これは「神話的思考」

 

光:時間感覚が変ですよね 急に100年とか出てきて

 

専門家:

漱石はこの小説では すごく自由に書けている

関節をゆるゆるにしたら何が出てくるだろう 自分でも楽しみにしながら書いたと思うんです

そのおかげで ロマンチックなものも出てきて 彼が理想とするような女性像ですよね

悲劇的な最期を迎えたがために 余計美しく見える

逆に言うと、美しい女性はやっぱり悲劇的に死んで欲しいと思っていたのかもしれない

 

■第三夜

 

光: これは、不安の中でも 恐怖寄り めちゃめちゃ怖いじゃないですか! どう解釈すればいいんですか?

 

専門家:

これは解釈市場の中では人気で 割とこういう解釈に合うような理屈があるわけです

19世紀ぐらいからのイギリスロマン派 ヨーロッパ全体ですけれども

子どもは「聖なるもの」とみなす 今我々はそういう傾向があると思うんです

“子どもは純粋無垢で 大人の鏡だ 我々は子どもから色々学べる”

そういう一種の神話みたいなものがあったとして それが逆転している

つまり邪悪な子ども 悪魔としての子ども これもまあよくありますよね

ホラー映画の中で怖い子どもっていうのはよく出てくる(『オーメン』とか?

我々どちらも持っている 深層心理で

怖い子どもが 自分より多くのことを知っていて 自分に何か怖いお告げをする

しかもそれが自分の子どもであるっていうのは、底知れぬ恐怖に繋がる気がします

 

光:

感心しちゃうんだけど「際どい声を出して聞いた」 

この感じしびれる 大きい声は分かりますよ 震える声は分かる

 

専門家: ちょっと見てみると セリフが三つ続くんです

“もう少し行くと分かる ちょうどこんな晩だったな と背中で独り言のように言っている  

それに対して「何が」と際どい声を出して聞いた”

つまり独り言と「何が」って ちょっとズレてるじゃないですか

独り言的な うっとりしたように言ってるのに

「何が」って割って入るように言って 「知ってるじゃないか」

この三つのセリフのすごい緊張感だと思うんです

 

光:

なんだろうこの天才っぷり

多分、自分がなにか言い当てられたような

でも何を言い当てられたかよくわかってない そういう感じですかね

ここ「焦った」って書いちゃうと、完全に何を言い当てられたかわかってる

でも「際どい」は分からない 俺らにもおとっちゃんにも分かってない感じとか

 

専門家:

漱石が関節をゆるくしたおかげで出てきた

自分の中から変なものが出てきた感じっていうのを表現してると思います

 

光:

これは 一回一回立ち止まりながら、自分はこういう意味だ これはこういう意味だっていうのが

最高級の解釈ってそういうことだから でもそうでもないですね

 

アナ:こういう概念があるそうです

「ネガティブケイパビリティ」(Negative capability)

分からないものを、分からないまま受け入れる力

 

専門家:

これは、例えば漱石が知っていたとか 持ち出してきたわけではない

ジョン・キーツ(1795年~1821年 イギリスロマン派を代表する詩人)

彼が1回だけ 手紙の中で この言葉を使った

キーツがシェイクスピアに関して言っているんですけれども

シェイクスピアっていうのは、謎めいたものとか ぐにゃぐにゃして分からないものがあった時に

それを分からないまま受け止めて 表現することができたというのがすごい

これは何だろう、と理屈で組み伏せてやろうとして表現するのではなくて、受け入れてしまう

 

光:

これはすごく肝に銘じなきゃ 大事ですよね

そうすると、これを解釈しちゃうことのつまらなさ

ずっと先生が気を遣っているところがそこかな

 

専門家:

まあそうなんです わざわざこの言い方をしたところに気づいている

要するにこういうことねって言っちゃったら 全部出汁も何もなくなっちゃう

油揚げのカスみたいなものしかなくなっちゃう

 

光:

俺らは「この話は怖い話なんですか?」「面白い話なんですか?」 

って聞くんだけど そういうことじゃない 反省するわ

 

■第七夜

 

専門家:

まず押さえなきゃいけないところとしては 西向きの船なので

これは皆さん感じると思うんですけれども 西洋に向かっていく日本 

西洋の文明に憧れている漱石 そういう物語として読むことはできる

ただ そういう話だけでは全然なくて その間によくわかんない話が入ってきて

私が好きなのはそのよくわからないところに翻弄される感覚がむしろ面白い作品

 

光:なんかだんだんこの作品の楽しみ方みたいなのが ちょっとわかってきたかな

 

<阿部さんの読み方の4通りのヒント>

象徴解釈的に読む

表向きはこういう風に書いてあるけれども、これは実はこういう話であると

例えばさっきの子どもの話は、漱石が養子に出されて、その時に色々な目に遭った

みたいなことを背後に読めば 漱石の伝記的な事実が読める

これは自伝である みたいなことを言ってもいいかもしれない

 

象徴解釈の破綻を楽しむ

どのストーリーもそうなんですけど、必ず何か寓意的な枠組みからこぼれ落ちる部分

溢れ出る部分っていうのがある むしろそういうフィットしない部分を楽しむ

 

象徴解釈の及ばなさを楽しむ

アナ:2番とどう違うんですか?

専門家:

この違いが難しいかもしれませんが

例えば西向きの船の話で言うと だんだん西に向かって進んでいく

いろんな人が出てきて、そのうちに「なんだか 自分はつまらなくなってきた」

「そのうちに」っていう感じが

何かよくわからないけれども、いろんなことが起きて

翻弄される感じていうのが 3番目の「及ばなさ」 とても意味づけられない

 

因果律と時間感覚の無効性を楽しむ

時間の順番が逆になっているとか その辺のところを

あえてこれって小説としてよくわかんないよねっていう方向で注目する

 

光:

そのままで楽しみましょうよ 受け入れましょうっていう事って いろんなことに通じる

それができないからストレスが溜まっているような気がして

必ず「それは面白い話なの?」「悲しい話?」

 「この出来事は良かったの? 悪かったの?」ってやりがちなんだけど

その全部入ったものの状態で、きちんと留めておくみたいなことは

もっともっとあっていいような気がします

 

 

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