メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

2007-05-31 23:55:55 | 日記
こないだ書店に行ったときに、棚にたくさん展開されてた本でショッキングなタイトルに
目を奪われた。

『切除されて』
キャディ著 松本 百合子訳 出版 : ヴィレッジブックス

未開拓な地での女性の割礼みたいな風習だろうか?実体験の話が生々しすぎて
立ち読みしながらしばし引きこまれてしまったが、想像するだけで身震いがした。
こんな風習のある国と時代に産まれなかっただけでも、神さまに何百ぺんも感謝したいくらいだ。

なにせ、日本の最先端医療ですらまだまだ野蛮だと思ってるので。
いろんな健康検査もしなきゃいけないとは思いつつ、前日から何も食べちゃいけないだとか、
カメラを飲むとか、痛い思いをするとか、もうそうゆうのいいですから・・・凹
女性の権利向上に関することには、昔からとても関心があるから、そんな関係の本も
読みあさってた時期がある。


ここのとこ、首から後頭部にかけての凝りがハンパない。
歩きながらでもつい手でマッサージしてしまうほど。
凝りにも流行り?があるのか、デリバリーのバイトをやってた頃は脚がひどかったし、
そのあとは腰がパキパキ。そのあとは眼の疲れがものすごかった。で、こんどは首まわり。
まあ、眼の疲れともつながってるし、悪い姿勢を一日つづけてるのが原因だろうけど。

一日座ってるから、電車の車内では立ってることにしてる。
でも、カラダはとにかく眠りたいみたいで、いつでもスキを狙ってる。
ウチに帰って、「じゃ、ちょっとだけ横になって・・・」て横になった瞬間にもう寝てる
一瞬でハッ と気づくとすでに深夜すぎみたいな。この日記も半分寝ながら書いてるし。

定時が30分遅いだけで、そのあとの家での自分の時間がものすごく短くなった気がしてる。
拘束時間が増えた分、手取りも増えるはずだけど、なんだかいろいろと出費がかさむなあ!
週末も使ってしまいそうな気配。。
普段あまりグッズとか買わない人だけど、あいでっぷ関連はデザイナーが素晴らしいおかげで
なんでもポップでカワイイんだよね。


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廃棄

2007-05-30 23:20:06 | 日記
6月初日あたりから新たに2人、派遣スタッフが入力チームに来てくれるとのこと。
ひとりあたりの負担軽減に期待大!そして今日もまた「洗剤&ワックスシリーズ」は続いている
隣り席のMさんもついにダウンして月・火と休んでしまっていた。気温の差も激しいが、
なにせ社内が異常に暑い!空調のせいなのか、空気も澱んでるし。
わたしが来てから今日も入れて2回もゴッキさんが出現凹凹凹(お食事中の方には失礼
じかちょー河本くん(似)が男らしく退治してくれた。ポイントアップだ河本くん(似)!
2コ隣りのSさんはネズミ捕りの入力と格闘中。捕獲の話なのに宣伝文句が不動産屋風で笑える。

ランチ時間に、管理会社にやっと電話して家賃アップのワケを聞いたら、
「土地の価格の相場は毎年変わるので、それに伴って家賃も上下します」とのこと。
じゃあ、この辺りは人気が上がったってこと?これ以上上がりませんように。
とても住みやすいのはたしかで、気に入ってるんだもの。

前回はランチ処が激少で寂しい思いをしてたのが、今度は毎日違う店に入っても
まだまだ1ヶ月どころじゃ足りないくらいによりどりみどり
中華やパスタ屋、肉系も多いけど、煮魚・焼き魚をちゃんとした定食でだしてくれるお店が
いろいろあるのが有り難い。
こないだはインドネシア料理のお店に入って、サービスでついてたコーヒーにものすごい
珈琲の粒々が入ってて、味そのものは美味しかったけど、「何コレっ?!」てビックリ
でも、店を出る時、すれ違ったお客が「ここのお店、珈琲が美味しいんだよね」ってゆってた。
え・・・そーなの?あれでいーの???

ドッグフードの写真撮影をしてたバイト君が「この商品撮ったあとは捨てていいんですよね?」
え゛っ?!!捨ててしまうの?聞けば、毎回大量に送られて来る新商品は、撮影後に
欲しい人に配るけど、大半は捨ててしまってるらしい。
ゴミ問題とかゆうけど、企業から出るゴミは生産物と同じだけハンパない量なんだろうな。
それも、特別「捨ててる」て意識もなく捨てられてるって事実に空恐ろしささえ感じた。
一体どれだけムダになってるモノがあるんだろうか。




うわっ!新しい絵文字が追加されてる!しかもパンダさん!とおにぎり君!



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近くて遠い

2007-05-30 23:19:00 | 日記
ここのとこ、夕飯を食べながらネットチェックしてると、そのままうたた寝してしまう
で、バンバンラジオのオープンニングトークも聞き逃しがち/汗
黒川さんが紹介してたフェイセズの曲の入ってる『Ooh la La』てアルバムのこのタイトル曲が大好きなんだよね。

Ooh la La/Faces

福島さんセレクトのRICKIE LEE JONESは初聴きだけど、フツーにステキ。
富永さんのギター講義が延々十数ページにわたって載ってる
『アコースティックギターマガジン32号』関連で♪サマータイム のさまざまなアレンジ音源を紹介。
かなり聴き応えあり。

あいでっぷ祭りの友だち用チケをデジポケから発券しに行ったついでに本屋に寄って
『SAX&BRASS MAGAZINE vol.3』を見てきた(買わないんだ・・・
表紙は谷中っち&北さんチーム。数ページにわたっていろいろ喋ってて面白いが、
今回の目的は藤枝さんが見開きページで載ってるとのことv
おお! このステキ写真はカメラマンさんが撮ったものだったんだ。
エフェクターについて語ってて、興味津々。最初聴いたときから、なんだかフツーの生音と
違う気がしてたんだけど、このキカイの効果のせいなのかな。
聴いてるほうは無意識だけど、演奏者側ではいろんな工夫があるんだなぁ。

iTunesをフリーインストールして聞ける『REENAL Podcasting Station』でもナカムラさんが
あいでっぷ祭りの話をいろいろ喋ってる。

週末はこの2バンドの連ちゃんで、まさに祭り状態!
遠足前も運動会前とかもそうだけど、「もうすぐお祭りだ♪」て楽しみにして過ごす時間が実は一番楽しいのかもしれない。


2つの距離はどんどん近くなっているし、同時にどんどん遠くなっている。
常に対極のことを同時に伝えよう。どちらも事実に違いないので。


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『柔らかい肌』(1963)

2007-05-27 21:49:01 | 映画
『柔らかい肌』(1963)フランス
監督・脚本:フランソワ=トリュフォー
主演:ジャン=ドザイー、フランソワーズ=ドルレアック、ナリー=ベネディッティほか

ライブ後にビデオ屋に寄って、また仏映の胃もたれしないラブストーリーを探して
選んだのはトリュフォー。巨匠シリーズみたいな流れで昔よく見てた監督。

あらすじは、妻子持ちの著名文学評論家ラシュネーが飛行機に乗ったときのスチュワーデス
(今はキャビン・アテンダント?)に一目ぼれして、その後もパリのあちこちで会うものだから
(泊まったホテルもいっしょだし)てきとーな理由をこじつけて「バーで飲みませんか?」と誘う。
有名人にまんざらでもない彼女もすっかりその気になって、いかにも不倫関係みたいな
コソコソデートを繰り返すんだけど、「田舎でゆったり過ごそう」と「ちょうど公演があるし」を
くっつけちゃったものだから、いろいろ都合悪くなってあちこち誤魔化さなきゃならない男の
奮闘ぶりが可笑しいと同時に、ああ恋愛の国だなあって、そのパワーに感心したりしてw
でも、あっけなく妻にバレて(分かりやすい理由で)、即効別れ話に(早っ!
15年も愛し合って、傍目からはとても機能的な夫婦なのに、決断が早すぎない?てくらい。
ラストの妻の不敵な表情がキマってる。

浮気心もおきるだろうと納得の美しさで作品を彩るニコル役の女優は、カトリーヌ=ドヌーヴに
似ていると思って観てたら、実姉だそうで納得。「26歳の若さで他界した」って書いてある/驚
浮気が本気になってしまった主人公ラシュネー役のドザイーも上品で整った知的な顔だちで、
彼の奥さんだってエキゾチックな美女。何の不満があるんだって感じ。
みんなに優しい男は、実はマイペースで自分勝手なだけの幼稚な奴だったってオチ。

「スカートのほうがいいな」て言われて給油の短い時間に履き替えに行く乙女心とか、
マッチ入れの紙の裏に電話番号を書いて渡すシーンとか、挙げればキリがないさり気ない
演出の数々がニクイ。
トリュフォー作品は映像が芸術的で美しい。どのシーンを切り取っても写真アートとしても
永遠に残る、そんなオシャレな美しさが観ていて気分がいい。

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『二十歳の恋』

2007-05-27 21:48:55 | 映画
『二十歳の恋』

ビデオにはもう一本短編映画が入っててお得。主演がトリュフォーの分身と言われる
ジャン=ピエール・レオーで、30分足らずなのにしっかりペーソスが入ってて楽しめる。

観劇で何度も見かける可愛いコを追いかけて、声をかけて友達になって、しまいにゃ
その家の窓が丸々見える向かいの部屋に越したりして、今ならストーカーと呼ばれても
おかしくない主人公w
女の子の家はやたらと家族が仲良くて、両親に気に入られた主人公は、やたらと家
招かれるんだけど、こちらも可哀そうなオチあり。

キッチリ髪をなでつけたレオーが若くてかわいい。レコード製造工場で働いてて、
粘土みたいのをセットしてレコードが1枚できる様子も描かれてて貴重!
周りの余分な部分はカッターみたいのを回して切り取って、1枚1枚袋に入れてるし。

レオーは歳をとるごとにエキセントリックさが増してく好きなフランス男優のひとりだ。
繊細な魅力では、ジャン・ユーグ・アングラードも好き。
もっと前だとジェラール・フィリップとかね。

ロンリーカナリア/中島みゆき
苦い蜜かじってみた小鳥みたい 震えてるLonely canary

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苦戦

2007-05-27 11:12:05 | 日記
あ~やっと週末♪ 今週分として任された150件近くの商品は、洗剤類ばかりで苦戦中。
遅々として進まない。火曜にはまた次の100件以上の入力が入ってくるんだけど
隣りではわんこと遊ぶ用のぬいぐるみなんかを入力してて楽しそうだ・・・
アニマルミトン(フレンチブルの目のタレ具合がなんともいえない/爆
「柳屋ポマード」なんかも打ってて、なんだか聞いたことがあるような???
もしやブラサキメンバが使ってる老舗のポマードてこれ?!(隣りにやたら食いつくわたし
少量サイズだとコンパクトだから、数回のステージ分で1コ終わってしまうのでは?
なんて心配もしてみたw

ところで、後から入ってきた派遣の方は、音信不通なままやっぱり辞めてしまったらしい。
あんまし大人のやり方じゃないけど、まあけっこーあるパターンらしく、営業さんが
お詫びの品を持ってきたみたい(てか社名入りのクリアファイルて。ボールペンとか/苦笑
なのでまた何人か面接をしてて、早く人数増やさないとすでにのっぴきならない状態。
バイヤーさんのアシスタントで入ってきた派遣の方とランチに行って、いろいろ話したら
入力チームは入力をとにかく1件でも多く進めて、コピーやらはアシスタントさんたちがやるって方向にもっていこうとしてるみたい。

じかちょー河本くん(似)は、Office2007を入れてくれたがexcelがすっかり様変わりしてしまっている。。
機能的にはどぅーなのか?見た目だけ変えられても使いづらいんだけど
社員さんの中には谷中っち似の人もいて、見かけるたび面白い(失礼だ

帰ったら管理会社からハガキが来てた。「今月28日は月曜なので家賃の振込みはお早めに。
期限を過ぎると違約金(賃料の10%)が発生いたします。」
て、そのお知らせを24日に投函してるほうもおかしいでしょうが(遅っ!
普段、温和なわたしだが、この管理会社だけは名前を聞くだけでムカムカする

派遣からきた例のカタログは、想像以上にぶ厚い本が2冊ハコに入って送られてきた。
『RING BELL』カタログギフト【ヒアデス】と、グルメカタログギフト【サターン】で、
箱根の日帰りプランからファッション、雑貨、グルメなどなどあらゆる商品リストから選べる。
すげいや!何にしようか迷う。。。そんなに儲かってるのかい、この派遣屋さんw

ネット徘徊して見つけた一篇の詩。『最後だとわかっていたなら』
敬愛するジャニスの♪GET IT WHILE YOU CAN にも通じる詩だな。
わたしも同じ思いで暮らしてる。明日は来るかどうか分からない。だから今日、この瞬間を感謝する。
限られた時間を生きてるからこそ、最大限に生きようと思える。
生きてるだけですごいのに、そこで起こることは全部プラスアルファな奇跡の連続だから。
命の時間が限られてるというのは素晴らしいことなんだ。



写真は実家の近所に咲いてた菜の花。

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吾妻光良&The Swinging Boppers@渋谷クアトロワンマン vol.1

2007-05-26 23:55:55 | 音楽&ライブ
startが18:00と早めで、土曜出勤の連れとなるべく早く会場入りしようなんて
話してたのに、なんだかまったり家を出てしまって、クアトロに入ったらすでに満杯!/謝
男女ともに若いコが多かったのはちょっと意外。いろんなイベントに出てるからね。
今年はARABAKIも出たみたいだし。

バンドだけのインストで始まって、吾妻さんの登場で大歓声があがる!
♪最後まで楽しもう
♪やっぱり肉を喰おう
で一気に会場の熱気も上がって、自分の体温もぐぐっと上昇した感じがした。

吾妻「50になって初めてギターをオーダーメイドしました!29万8千円!
予備に持ってきたのは生まれて初めて買ったというテスコ(徹子ぢゃないよ←連れに)で
300円だったとか、え゛~~~! 吾妻さんの話はどこまでがマジメだかわからないw
ひさびさバッパーズとのビッグバンドスタイルで見たから、たくさんのホーンが気持ちいい。
本物のジャズ、ジャンプ・ブルース、R&Bなどを聴かせつつ、MCでは爆笑の連続。
でも半分くらいは早口とつぶやきで聞きとれないんだよねw

♪IT Boogie
♪しかしまあ何だなあ

スペイン語圏の音楽(カリプソ?)を日本語でって曲はなんだかバンバンの♪マリアッチ 的発想で
顔の皺~最近増えたねって言われるようになってさ~(2番は「中性脂肪が~」て歌詞が爆
♪刈り上げママ

大体こんな感じで1st stage終了。こないだは「第1ステージ」「第2ステージ」てゆってたけど、こんどは1st stageを「A面」、2nd stageを「B面」て呼んでたのも面白い。

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吾妻光良&The Swinging Boppers@渋谷クアトロワンマン vol.2

2007-05-26 23:54:55 | 音楽&ライブ
そのB面はさらに豪華なことになってた。
相撲の栃東(とちあずま)の数年前の取り組みをTVで見て大感動して書いたという
♪栃東の取り組み見たか
では、なんとっ!本人が会場に見に来てて、本人の前で披露!
かなり盛り上がった今夜のハイライトかな。吾妻さんもさすがに「緊張してます」ってw

そして女性ゲストボーカルを迎えて数曲。ちゃんと入場と退場?のテーマみたいな曲が
華々しくバンドで演奏されるのもステキだ。
いきなり弦が切れたのか、生張り替え中、客がpfに「つないで!」とリクエストして、
枯葉 の即興に吾妻さんは、作業を進めながら「枯葉よ~枯れたね~」なんて
てきとーな歌詞をのせて歌ってまた笑かしてくれる/爆
つなぎとは思えない素晴らしいセッションの1シーン。

♪高田馬場へ

健康対策として「毎日駅まで早足で歩いて15人抜き」をめざしてるって話も笑った。
一応「お年寄りや、バスから大勢降りてきた人たちは数に入れない」て自分なりの
ルールがあるそうで(爆)、「せいぜい10人抜くのがやっとだよ!」
さらに血圧上がってカラダに負担なんじゃないの?とゆーわけで次の曲は、

♪150~300 血圧の歌で、スカちっくなリズムが上がるんだよね
♪大学出たのかな

アンコールは再びゲストボーカルを入れて。吾妻さんはテスコに持ち替えてる!
そして♪On The Sunny Side Of The Street !
頭の中ではバンバンverの日本語歌詞が流れてしまってるけど、吾妻さんの英詩verも素晴らしい!

ダブルアンコールは、dr、pf、bassくらいの人数でまったりと
♪どぅーだい?楽しく聴けたかい?それはなにより~
 そうだまだ飯前だろ?渋谷のセンター街~
 どーも、また会おう~クアトロあたりで~

なんて曲で締めて、いやあ~ほんと楽しかった!
ほんとに夕飯抜いて行ったからお腹ぺこぺこで、なんとなし入ったラーメン屋・小川は、
濃厚豚骨スープなのにあっさり味、麺は中華麺て感じ。もうちょい味が濃くてもいいかなあ!w
場所を変えて駅前のEXCELSIRでフローズンモカラテ(美味しい!)にフルーツゼリー食べながら、友だちとまた濃い~話なんぞしてあっとゆー間に閉店時間。
ライブが21時前に終わると、そのあとこんなゆったり過ごせるのもいいかもv
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『BABEL』

2007-05-23 23:55:00 | 映画
『BABEL』

『バベル』を観てきた。
話題作は期待しすぎて肩すかしなときもあるけど、これはさすがの1本。
メキシコ、モロッコ、日本。離れて暮らす人と人が点と点で結ばれたとき、思わぬドラマが生まれた。
タイトルは私も大好きなバベルの塔の名画をモチーフにしたポスターからもわかるように、
天まで届く塔を建てようとした人間を諫めるため、神が一つの言語を話していた人々の言葉を
分けたことで意思の疎通に混乱が生じて、世界中にバラバラに散ったという聖書の物語りを元にしてる。

こうして観ると人がスレ違う理由は、言葉や文化の違いだけじゃないだろう。
「温かい心の喪失」によって、毎日、いろんなところで無用なケンカが起きてる。
国境を挟んだケンカも、それぞれの家庭内でのケンカも、
どちらも同じ重さなんだ。

これだけ繰り返し繰り返し、銃社会が生み出す数えきれない凄惨な悲劇を訴えても、
銃はこれからも量産され続け、流通し続け、事件は起こり続けるだろう。
人の中の恐怖心(むやみにテロに怯えるバスの乗客)や虚栄心(比べられる幼く無知な兄弟)
などがなくならない限り。

でも、一見不幸に見える出来事も、ちゃんと必要な出来事なんだって視点から観たとしたら、
わざわざ海外まで行って巻き込まれた悲惨な事件も、音のない世界に生まれたことも、
大事な人を失ったことも、ひとつひとつすべて大切な意味がある。それに気づけたら、
悲劇も悲劇だけでは終わらない。誰もほんとうは死んでない。
夫婦は互いに許し合い、父娘は悲しみを分かち合い、男の子は命のかけがえない重さを知ったから。

注目の菊池凛子が何度も脱いでたのは意味があるのか?苦笑
いわゆる「体を張った演技」てやつ。
強烈な孤独感を消すために、安易な恋愛で誤魔化そうとした気持ちの演出かも。
裸になることでしか、愛されることができないとでもいいたげな。
酒とドラッグに頼らなきゃ自由になれない若者の姿も悲しいものがある。

問題になった目が眩んだ観客が出たシーンも、ライブハウスで慣れてるせいか、
騒ぐほどじゃなかったし

ブラピのアップで見えた目の周りの皺はいい年輪だ。
妻役のケイト・ブランシェットは、わたしも友だちもお気に入りの女優。
クールビューティで演技派。そして、作品選びのセンスがいい。

徹底して広大なメキシコとモロッコの自然を背景にじっくり撮ったこのロケーションだけで
この作品はもう大成功したようなものだ。冒頭の現地人の歩く姿だけでもリアルに迫ってくる。
メインテーマの曲も静かで作品の複雑で深い感動を壊さず、さらに深みをもたせている。
リップスライムも使われてた?エンドロールに入ってた気がしたけど。

友だちは、外に出てもなお泣いていた。なにかリンクしたのかもしれないな。

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2007-05-22 23:55:55 | lyrics
今は空っぽとなった私の体に
あの人のくちびるが帰ってくるまで
ひとのくちびるはなぜ互いに
もとめあおうとするのだろう
心の救いを欲しながら
狂おしくも
私は考えつづける

パンツひとつで踊ろう

パンツひとつで踊ろう

今夜
二人で













過去作
今日はスカパラ@ゼップ
すべて曝け出して全身でぶつかってくる彼らに
頭をカラっぽにして全力で踊らなかったら嘘になる。
サイコーのサイコーのサイコーの夜。
詳細は後日。

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