本日10月24日は、1929年ニューヨーク株式市場の大暴落が起こり、「暗黒の木曜日」
と言われて、これを契機に世界恐慌となった人類にとって忘れられない日である。
アメリカ国内では、金融業者・小金持ちは破産し、多くの倒産企業が続出し、1933
年までに1400万人の失業者を数えるに至ったという。労働賃金も約3分の2に減り工業
生産高も2分の1となった。農業面でも、農作物の価格下落により多くの自営農民が小
作農に転落した。
この状況が、アメリカから世界に波及し、やがて日本の大陸進出、ナチスドイツ政権
の成立と続いていき、世界は第二次世界大戦の道を歩むこととなった。
経済が政治・国際社会の友好関係を崩していく事例として、私たちは教訓としてしっ
かり学ばなければならないと思う。世界経済が減速に転じた今、経済の推移を見つめる
視点を持つように心がけていきましょう。
【世界恐慌時の記録写真】