6月9日(火)1時間目に音楽室にて、加藤教生による1年2組音楽研究授業が行われた。
まず発声練習から入り、生徒たちが地声にならないように指導していた。パートごとに
音程を確認させた後、合唱コンクールの自由曲を使ってハーモニーについて学んだ。リベラ
の「彼方の光」をCDで聴かせ、ハーモニーの美しさを感じ取らせていた。テノール・アルト
・ソプラノの三声部の役割を図を使用して説明し、綺麗に響き合う三和音はどれかを考えさ
せていた。そして大きな工夫点としては、ハンドベルを使い単音の響きを生徒たち一人ひとり
に体感させていたのは良かったと思う。ハーモニーを意識させて自由曲を最後に皆に歌わせた。
ハーモニーを根幹に据えた授業のまとめとして、自らピアノの独演を披露した。ショパンの
練習曲はハーモニーを大切にして作曲されているため、その演奏の美しさに生徒たちは魅了
されていた。教育実習の短い期間でも、生徒が教師へのあこがれを抱くことができる仕掛けを
用意できることを証明した研究授業でした。
【音楽室での研究授業の様子】