6月20日~21日にかけて、渓流釣りに行って来た。
今回は、2年に1度有るか無いかの渓酔会渓流泊ツアー(?)だ。
■メンバー
メンバーは、渡部会長、伊東班長(?)、私(食担)に加え、ゲストとして郡山市と伊達市からそれぞれ1名ずつの総勢5名。(伊達市のお方は渓流初心者だったのね)
※本来、高石師匠が加わらなければ成り立たない企画なのであるが、スケジュール調整の都合上、高石師匠抜きで決行してしまった事は、とても心苦しかった
■幹事
さて、今回の幹事役は私
当日の行動計画や食事のメニュー等については、ほぼ私の独断で立案。(好きで勝手にやっただけだが)
基本的に渓での宴会が主目的なため、食事のメニューにも結構気を使ったかな・・・
しかし、もっと気を使わなければならない事は、遭難事故防止だ。
増水すると下山が困難になる川なので、事前の天気予報には十分に注意を払っての釣行となった。
・・・・・・・ のんきな1日目 ・・・・・・・
■天気予報を確認後に出発
20日の朝の時点での予報・・・20日は、日中は晴れとのことで全く問題が無い様だった。21日は、雨が降るとは言っていたが、降っても一時的で大降りする事は無いみたいな感じだったので、釣行には差し支えないだろうと判断し、自宅を出発したのがAM6時ちょっと過ぎ。
途中、渡部会長宅を経由することにしていたので、渡部邸を目指した。
■早々と迷走
AM6時半、渡部邸はすぐ近くのはずだが、住宅街は迷路と化し、車で10分ぐらいウロウロしても辿り着けない。
最後は、渡部会長から電話で道案内していただいて無事到着
■皆と合流&テン場へ向けて出発
出足こそつまずいたが、その後は、予定通りAM8時に現地にて他のメンバーと合流となった。
久々の再開に軽く挨拶を済ませ、車止めに移動。AM8時半前には、車止めに到着。
遡行するための身支度を済ませて、AM9時前にテン場に向けて出発!
川に下りるまでは、だいぶ荒れた林道跡を通らなければならなかったが、空には青空が広がり、山は緑に覆われて、景色は申し分なく、絶好の釣り日和となった。
▲歩くこと15分、川が見えてきた。次第に気持ちが高ぶる
■早々と休憩
▲川を遡行し始めてから1回目の休憩
皆、久しぶりに大型のザックを背負っての遡行ということもあって、だいぶヘロヘロの状態
私は、AM4時に朝食を摂ったせいか、スタミナ切れ寸前。「誰か甘い物持ってない?」と皆に尋ねると、心優しい伊東班長がピーナッツ入りのチョコレートを差し出してくれた。
小さいチョコレートだが、3個ほど食べたら元気が出てきた。おかげでスタミナが70%ぐらいまで回復
■のらりくらり遡行を続ける
その後も適当に休憩を挟みながら遡行を続ける。
休憩中は、水分補給・釣り・山菜採り・お小水 等々、各々思い思いの行動。日ごろのストレスから解放されているのが伝わってくる様だった。
■自然観察?
▲ハルゼミ? 近くに寄っても逃げない。脱皮して間もないのだろうか?
■漁師へと変身?
テン場より少し手前で、そろそろ食材の岩魚を確保せねばならないと思い、とりあえず釣果が確実に期待できる餌釣りを試みる。
3投目ぐらいに、アタリが手元に伝わってきた。少し仕掛けを送り込んで確実に喰わせてからアワセた。
▲24cmほどの岩魚・・・まずまずのサイズ。
とりあえず、皆に見せびらかす。実は、この時点で誰も釣れていなかったのだ
それから間もなく、2匹目も釣り上げることに成功
その後、皆で少し移動して、昼食タイム。 しばしマッタリと・・・
■テン場到着
そして、昼過ぎぐらいに全員無事にテン場に到着することが出来た。
ここまで、食材用として確保できた岩魚は私が釣った2尾のみ
他の4名は、ボ
やばいっしょ~ あれほど私は食担に専念するから、皆で岩魚を確保してねと念を押しておいたのにさ~ ショ~ック
そして、もう一つショッキングな光景を目の当たりにした・・・
つい最近(1~2週間前?)、誰かが使用した跡なのだが、チョロ沢に残飯を放り投げっぱなしだったり、赤いロウソクを使用して、融けた赤いロウが岩の上にダラリと垂れてこびりついて見苦しい。
まるでペンキでも垂らしたかの様だった。
後片付けぐらい、きちんとして帰って欲しいものだ。
■テン場セッティング
とりあえず、テン場セッティングを手分けして(?)開始。
まずは、焚き火用の薪集めから。
皆で手分けして太目のを集めてもらいたかったのだが、あいにく流木が少ない所なので、薪集めには苦労した。
それでも、私の活躍があって、なんとか明朝の分ぐらいまで確保することができた。(たぶん7割ぐらいは私がかき集めたものだ! しかも太いでしょ!)
薪は湿った状態だったので、当然火付きが悪い。
着火させるにも、熟練の技が必要になる!(?)
特別お願いしたわけでもないが、会長自ら率先して着火作業に入っていた。
誰が薪を積み重ねたのか分からないが、物には順番と言うものが有るわけで、私的には、非常に雑に映って仕方がなかった。
案の定、なかなか着火しない。 せっかく私が提供した着火剤を使用しても失敗。(途中、私がちょっかいを出して、鎮火させる場面もあったけどね)
結果的には、会長の努力により、なんとか焚き火も勢いを増し、一安心。
■急務となった岩魚の確保
次は、食材となる岩魚の確保を急がなければならなかった。
とりあえず、郡山の方と今回渓流デビューの伊達市の方に、先に釣りに出かけてもらい、食材をキープしてきてもらうことにした。
その後は、タープやテントを張ったり、夕食用に途中で採ってきたフキを茹でて流水に付けてアク抜きをしたりと、適当に時間を費やす。
PM3時少し前? 会長が私にも釣りに行く様にと言って来た。
私は、食担だし、既に最低ノルマの2尾は確保しているので、気が乗らなかったが、な~んとなく嫌な予感(私以外、ボもありえる)もするしと言う事で、仕方なく釣りに行く事にした。
丁度、先行させた2名が戻ってきた。釣果を尋ねると、なんとたったの1尾のみ。それでも大きいのが釣れたと満面の笑み←おいおい
「う~ん、君達は今夜の食材確保に協力する気はないのかな?」と、心の中でブツブツと・・・
嫌な予感が的中してしまった。
仕方ないな~ということで、荒らされた後を再び釣り上がる。
厳しい条件下ではあるが、岩魚の居付きやすいポイントを少し丁寧に探っていく。
間もなくアタリが手元に伝わってくる。
はい、あっさり1尾追加!
▲7寸ちょいの岩魚だけど、周りが貧果なので迷わずキープ
「ったく~ あいつらちゃんと釣りをしたのか?」って感じで、心の中は「プンプ~ン」状態だった
下流の方から、会長も釣り上がって来た。
私は、トータル3尾釣ったことだし、もう釣りはどうでも良いやということで、後は会長に先行させて、会長のテンカ~ラフィッシング~を見学させてもらう事にした。
テンカラの腕前は凄いと聞いていたのだが、なかなか釣れないみたい。
先行した2人が荒らして間もないので、やはり条件的にはきつい様だ。
それでも、何度かHitさせていた様だ。
しかし、途中でバラしてばかりで、手元に手繰り寄せられないでいるみたい。
やはり、日ごろの訓練を怠っていると、誰でも腕が鈍ってしまうのかな
おかげで、さっぱり勉強にならなかったよ
その後は、私も200mほど釣り上がったが、さすがに荒らされた後は辛いもので、岩魚を追加する事が出来ずテン場へと戻った。
■夕食準備開始
時間もPM4時を回ったぐらいだったので、そろそろ夕食の準備に取り掛からなければと思い、下ごしらえの準備に入った。
ご飯炊きは、伊東班長にお願いしたのだが、ガスバーナーに掛けて間もなく姿を消してしまった。
あろうことか、彼は釣りにでかけてしまったのである
やがて飯盒の蓋が蒸気で浮き上がり始めた。 私は下ごしらえで忙しかったが、仕方なく石を拾って蓋の上に置いた。
その後もご飯炊き担当は戻ってくる気配がなかったので、後の面倒を会長にお願いした。
快く引き受けてくれたかと思ったら、さっぱり面倒を見てくれない
気付いた時には、グツグツと煮えている気配も無く、少し焦げ臭い感じになっていた
慌てて火を消して、飯盒をひっくり返した。
結果的に、ギリギリセーフって感じだったが、底は焦げてしまっていた。(帰宅後のコゲ落しが大変なんだよな~ 分かってるのかな~???)
時間もPM6時を回った頃、徐々に調理のペースを上げる。
いつのまにか、乾杯もせずに酒を飲み始めている者もいるしさ~
食材の岩魚も確保出来なかったのだから、少しは反省してと言うか気を使って欲しかったよな
岩魚といえば、結局のところ確保できたのは全部で5尾のみ。つまり、その内の3尾は私が確保した物だ!
予定では、岩魚飯と岩魚のタタキ団子汁もメニューとして考えていたのだが、食材不足により断念。
まあ、こういう不測の事態に備えて、私は、先日大型漁礁で釣ってきたマガレイの一夜干しを持ち込んでいたのである
■宴会はいつから始まっていたのか?
結局、どの時点から宴会が始まったのか分からないが、適当に宴会が盛り上がっていたみたいだった。
私は、ほとんど調理に専念したので、なかなか宴会へと混ざれなかったが、皆が盛り上がらないよりはマシなので、それはそれでよしとしよう
夕食の写真は、基本的に会長に撮影をお願いしたのだったが、後日、改めてメール添付をお願いしたところ、メール添付までの工程が分からないらしく、肝心の画像を取り揃える事が出来なかった
ということで、私が調理の合間にちょこっとだけ撮影した画像しか無いのよね・・・
▲食いカス画像しかない・・・
網焼きは、退屈な人に担当してもらうために準備した物
メニューは、
マガレイの一夜干し焼き,イカの丸焼き,焼鳥(ネギマ),鳥のモモ肉のガーリックステーキ,チンゲンサイと岩魚の唐揚げのホワイトソース煮,フキとウドと豚肉の炒め物,ウドの若芽の天ぷら,岩魚の塩焼き,枝豆,味噌汁(だいこん・にんじん・ブナシメジ・ささがきごぼう入り)※1,ご飯※2
※1:本来、味噌汁には岩魚のタタキ団子が入る予定だったのに残念
※2:本来、ご飯には岩魚の塩焼きを一緒に入れて岩魚飯にするハズだったのに残念
調理もひと段落して、私も宴に混ざれた時には、時計は既にPM8時。皆は既に酔っ払って満腹状態。
それから間もなく、寝るとかなんとか言い始める者も出てきた。
■早々とご就寝・・・独りポツンと
PM9時前には、私以外全員テントに入って就寝
なんということだ これまでで最低の渓流泊となった様な気がするよ・・・
一人寂しかったけど、寝るにはまだ早すぎるしということで、焚き火だけ少し元気にしてあげて、しばしボーっと過ごす・・・
▲やはり、高石師匠が参加しないと夜の宴は、盛り上がりにかける様だな・・・
■後片付けをして就寝
翌日の天候も心配だったので、ランタン・バーナー・食料等、一人でタープの下へ移動させたよ・・・
「あ~あ、少しぐらい片付けてくれよ~」って感じだったよ
まだまだ眠くは無かったが、PM10時にはテントの中に入って横になった。
なかなか寝付けなかった。 浅い眠りに入っては目を覚ましの繰り返しをAM3時ぐらいまで続けた。
・・・・・・・ 寂しい2日目 ・・・・・・・
■寝つきが悪く早々と起床
AM3時半、会長が予告通り早起きし、消えかかっていた焚き火を再び元気にしてくれていた。
間もなく私も起きて、辺りを見渡すも天気が悪いせいか、まだまだ暗い。
当日は夏至と言うこともあり、晴れていればもう少し明るくなりかけている頃だったと思うが・・・
とりあえず、いつ雨が降り出しても大丈夫なように、マットやシュラフを畳んで収納。
AM4時前、私も会長のところへ歩み寄り、軽く朝の挨拶をかわして、雑談。
どうやら、少し前まで小雨が降っていたとの事で、やはり撤収の準備を早めなければならない事を、この時悟ったのであった。
■危険回避のためやむなく撤収
AM4時を回った頃、再び小雨がポツリポツリと降り出した。
ヤバイな~と思いながら、今度はテントの収納を開始。
AM4時半、次第に雨足が強まりだす気配が・・・
この時、まだ寝ている他の3人にも声を掛けて、早く起きて片づけを開始するように促した。
その後は、雨が止む事も無く、次第に雨足も強まっていった。
なかなかテントから出てこない3人にヤキモキさせられたが、なんとか起きてくれたので一安心。
その後は、皆で手分けしてテン場を片付けて、AM5時半に朝食も摂らずにテン場を後にして下山開始。
※会長曰く、「前夜にたらふく食ったから大丈夫だ」とのこと・・・ある意味納得
川は、まだ増水する気配は無かったが、良い感じ(?)で雨が降っていたので、このままの調子で降り続いたら確実に増水する。
が、焦りは禁物。 渓流初心者もいるので、ペースを乱さずに定期的に休憩を入れながら下山を続ける。
やがて、最後の渡川ポイントが見えてきた。この時AM7時ごろ?
この時点でも、幸い増水は無かった。
後は車止めまで、荒れた林道を通過するだけだった。
AM7時半、全員無事に車止めに到着。皆、安堵の表情。
この後は、会長の別荘(?)に立ち寄って、着替えとかしながら一息ついて解散となった。
本来、天気が良ければ朝食をきちんと作って皆にご馳走してあげて、AM10時ぐらいまでテン場でマッタリと過ごす予定だったので、2日目は不完全燃焼のまま終わってしまった。
会長からは、釣行前に蒲焼のリクエストが有ったので、自宅で本気モードで蒲焼のタレまで作って渓に持ち込んだという経緯もあり非常に残念ではあったが、安全第一だから仕方ないね。
という事で、2日目の分、掲載する記事が無いのよね・・・
個人的には、2日目だけでなく1日目も不完全燃焼だったかな・・・
次回は、もう少し山遊びが出来る人達と遊びたいものだね