6月14日(土)~15日(日)にかけて、卍丸殿主催の『卍ツアー』に初参加してきた。
※初めに断っておくが、お寺関係でもプロレス関係でも無いので誤解の無い様に!
AM4時に自宅を出発し、卍丸邸を経由して待ち合わせ場所のコンビニへと向かった。
天気は、低気圧の通過の名残なのか晴れてはいるものの、曇りがちで風も多少ある。
しかし、空は気持ち悪い『朝焼け』となっていた。
写真は無いが自身が居る真上から北と東側方面にかけて、ボコボコ状になったうろこ雲みたいなのが黒と赤の色に染まって見えた。本当に不気味だった。
この4~5時間後に、岩手・宮城内陸地震が発生した。
当日の朝焼けと地震の因果関係の有無は分からないが、念のためブログに書き留めておく。
さて、釣行の話に戻そう。
約束のコンビニに7人全員が揃ったところで、いよいよ釣行目的地へと向けて出発!
そして、約30分で車止めに到着。
関東組は、ほとんで寝てないと思われるが、いたって元気な様子。ホントタフだね~
▲ 車止めで山登りの準備最中
画像の奥中央で鍋をかぶっている人が主催者の卍殿。
この後、鍋かぶり隊長と化して、全員を牽引していくのであった。
だいたい6時ぐらいだろうか、今度はテン場に向けて徒歩で出発。
途中、YONPAPAさんが山菜を採取しながら進む。早速本領発揮!
この時期としては調達が難しくなってきている山菜だが、そんな状況下でも食べられる物は確実に採取して行くって感じ。
採取した山菜は、ヤマミツバ、タラの芽とウドの芽(軟らかいところだけチョイス)、ミズナだったかな・・・
▲ ヤマミツバ・・・私はこの存在を知らなかった。(また知識が増えた)
山菜を採りながらとはいえ、歩くペースは異常に早い感じがした。
荒れ気味の林道を5km/h前後ぐらいの速さではなかっただろうか・・・
卍殿が先頭だといつもこんなもんなの???

昨年定年を迎えたYONPAPAさんも、しっかりと後を付いて行く。
普段は「軟弱」と控えめなコメントが多い方だと思っていたが・・・
先に書いておくが、今回YONPAPAさんと行動を共にして分かった事は、
①軟弱ではなく、すばらしい健脚の持ち主である(重たいザックも何のその)
②料理は前評判通り、手際良く・美味しく・レパートリーも多い
③ほとんど釣りをしない。今回限定かな?何れにしても経過観察の必要有り
④山菜は前評判通り、相当詳しい
⑤朝起きは苦手と聞いていたが、そんな事は無い。今回限定かな?これも経過観察の必要有り。
途中、先行者の車・バイク・自転車が多数見受けられ、釣り人の多さにはビックリ。
ただ、魚影は濃いと聞いていたので、午後からの釣りでも十分食材用のイワナを確保出来ると全員余裕の表情を浮かべていた様に見えた。(この後、まさかイワナの確保に難儀するとは・・・)
そして、危険なガレ場を通ったりする場面も有ったが、7時半ごろ(?)全員無事にテン場近辺に到着。
▲ テン場手前の危険なガレ場(画像:卍殿提供)
3時間の徒歩と予想していたが、約半分の時間で到着。
先にも書いたが、歩くの早すぎるっつ~のッ!

そこから、ちょっとテン場決めにまごついた感が有ったが、なんとか適当なテン場を見つけることが出来た。
▲ テン場は、ブナの大木に囲まれた森の中 (画像:卍殿提供)
テン場設営開始が始まった。ここでもYONPAPAさんが大活躍。
とにかく手際が良い。
YONPAPAさんの指示の下、下草刈り,邪魔な枝の除去,かまど作り,タープ張り,各自のテント・ツェルト設営等、あっという間にテン場が整った。
この後は、しばしマッタリと・・・
誰かが、主催者の卍殿の誕生日(6月13日)の話を切り出した。
私は、思わずこのタイミングしかないと思い、密かに企てていた山中でのバースデーパーティーをここに宣言したのであった。
とは言っても、下界から豪華なバースデーケーキなど持ってこれるハズも無く(相当頑張れば持って来れるけどね・・・)、常温保存可能なロールケーキと生クリームホイップ(一応簡易クーラーバックに入れて持ってきたけどね)ならびにロウソクとクラッカーを、通称よろずやザックから取り出して提供した。
そして、ささやかではあるが誕生会が執り行われたのである。
「ハッピバースデー トゥー ユー ・・・・・・」と祝いの合唱から始まり、ロウソクの火をご本人様に「フー」して消してもらい、続いてわずか3個ばかりのクラッカーも適当に鳴らしてもらいと、即席ではあったが皆の協力を得ながらなんとか形にする事が出来てホッとした。

(この時、デジカメが見当たらず画像無し)
AM11時ごろかな? 卍殿を残して6人で3方向に分かれて釣りに出かける事に。
YONNPAPAさんは、一人本流の下流方面へ、他の5名は全員上流へと向かう事に。
テン場から間もなくの所で、まずは師範さんがルアーで早々とヒ~ット!
目測22cmぐらいではあったが、昨年卍殿がこの区間で一人で100匹釣ったという事だったので、今後の釣果に期待して即リリース。
たぶん、この師範さんの早すぎるHitが後々の落とし穴にハマッてしまうきっかけとなった様な気がする・・・
間もなく、本流と支流に分かれるポイントに。
ここからは、エッグマンさんとtomさんが支流方面へ、師範さんとナガイモさんと私は、そのまま本流上流へと向かった。
師範さんは、ルアーで、ナガイモさんはフライで、そして私は何で攻めようかな?
とりあえず、どんな状況下にも対応出来る様に、エサ,テンカラ,ルアーと3つのタックルを持ち込んでみたのだった。
が、まずは遠征組み優先で釣ってもらいたかったので、私は竿を出さない事にして、しばしお二方のお手並みを拝見する事に。
▲ ルアーを狙ったポイントに確実に投げ込む師範さん。実に上手い。
▲ ナガイモさんも、長~~~いラインをしっかりと操作して、
おそらくは狙っているであろうポイントへ、フライを飛ばしている感じ。
師範さんからは、後ろを見ないでやるので気をつけるようにと、こっそりアドバイスされていたのだが、確かに後ろを見ていないかも・・・

この後、なかなか釣り上げる事が出来ない。
ルアーを追ってくる魚も居ない。
フライに喰らい付く魚も居ない。
ちょっと様子を見た後、チャラ瀬が多い川だが私は餌釣りを選択。
しかし、釣れる気配すら感じない。
午前中、先行者が入っているので、条件的には厳しいと思っていたが、まさかここまでとは・・・
しばらくして、私の竿にやっとアタリが!
釣り上げてみたところ、目測で22cmぐらい。
もうちょっと大きめの魚をキープする事に決めていたので即リリース。
(写真も無い)
とりあえず餌釣りでの実績を作ったので、今度はテンカラに変更してみた。
その後、瀬を走る小さなイワナを時々みかけるが釣れない時間が続く。
たまにフライを追いかけるイワナが居る様だが、合わせ切れない様で、ナガイモさんだけがボ○ズ。
昼も過ぎていたので、昼食タイム。
あまりにも釣れない為か、皆浮かない表情。当然会話も弾まない感じ。(それでも、ちょこっと雑談はしたけどね)
さあ、気を取り直して釣りを再会。
しかし、その後も全く釣れる気配が感じられない。
完全に意気消沈。
▲ ルアーマンとフライマンの共存
PM2時過ぎぐらいだったかな? 釣りを諦めてテン場へ引き返す事に。
師範さんは、キノコでも探しながらとの事だったので、私が一足先に川を下った。
しばらくすると、支流に行ったはずのtomさんがルアーを投げながらこちらに近付いてきた。
つまり何を意味するかというと、必然的に釣れなかった事を意味する訳で・・・
どうやら、先行者が沢筋を、しかも水の中をバシャバシャと戻ってきたらしい。
それじゃ~確かに釣れないわな~
そして、なんとなんと本流下流方面へ向かったYONPAPAさんも釣果が思わしく無かった様で、tomさん達の入った支流へと向かったとの事。
私も一人で後から追いかけようと途中まで行ってみたのだが、登山道移動中に痛めた左足の状態が思わしくなく、無理せずに早々と引き返す事に。
テン場に戻ってみるとなんてことでしょうか。晩の食材にするはずのイワナのキープがゼロ!!
こんな事なら、先に釣った岩魚をキープしておくべきだったと反省。
ちょっと小休憩を挟んで、今度は暗くなる前に飯炊きの準備に取り掛かった。
とは言っても、ご飯と飯盒の持参を指定されただけだったので、超ラクチン。とりあえず、川原で米を研いで飯盒に水を注いでおしまい。
再びテン場に戻ってみると、YONPAPAさんも釣りから戻っていた。
やはり釣果は、思わしくなかった様だ。
(スモールサイズが4尾ぐらいだったのだろうか?)
そして、待ちに待った焚き火が始まっていた。
焚き火の臭いは、下界では嫌われる。だけど山ではそんなの関係ない。むしろ癒される。
▲ 文明の利器:送風機・・・焚き火に向かってリーリングしている訳ではない
相変わらず宴用のイワナが足りないままだ・・・
夕方近くになってから、改めて漁に出かける事に。
今度はテンカラ竿1本を持って本流下流域に行ってみた。
上流とは違い、深みの有るポイントが多かった。
が、やはり朝から入渓者が多かったためか、さっぱり反応が無い。走る魚も見えない。
その上、風が強くテンカラが思うように振れない。
そして、最後の手段(禁じ手)に打って出た。
ラインにガン玉を付けて、さらに毛ばりにはブドウ虫を付けた。
テンカラ竿が伝家の宝刀へと化けた瞬間だった。(情けない)
しかし、竿にはピクリとも反応が感じられない。
辺りもだいぶ暗くなってきたので、諦めてテン場に戻る事に。
テン場に戻った瞬間、釣果を期待された視線が感じられたが、ボ○ズという結果から目を合わす事が出来なかった

YONPAPAさんが宴の準備に取り掛かっていた。
▲ 小さいイワナを器用三枚下ろしに
こんな格好悪い(チビイワナをとっつかまえてさばいている)画像はブログに載せるなよと言われたのだが・・・これなら分かんないでしょ!(しかもキープ可能サイズだし)
▲ ミズナのタタキを作っているところ
ほんと、全てにおいて手際が良い。
そうそう、自分が担当するはずの白米炊きだが、なぜか既に炊き上がっていた。
いったい誰の仕業だったんだろうか?
ではなく、どなたが炊いて下さったのでしょうか?
ほんと、すんまへん。

この間、真の夕マズメ狙いで卍殿が釣りに出かけていた。
なんとか、2匹(?)キープしてくれた。
主催者の面目を果たした格好だ。ほんと頼りになるね~
さて、今回の宴会料理を紹介しておこう。
YONPAPAさん:
・イワナの唐揚げと湯でミズナのクリームソース和え
どっかのプリンのCMじゃねェーけど、
とろーりズルズルって感じかな~ 絶品!!
・フキと豚バラ肉の炒め物
・ミズナの酢味噌和え
・イワナの骨せんべい(?)
師範さん:
・イワナ蒲焼のチラシ寿司
タレも美味かったし、スッキリさっぱり感が有って美味かった
ナガイモさん:
・キノコと大根おろしと餅等がたっぷりと入った鍋物
さすが鍋担当と言われるだけ有って手が込んでたね~
この鍋、鍋隊長が頭にかぶっていた物だと思うけど、
ちゃんと洗って使ったのかな?

卍さん:
・根曲りタケの網焼き(現地調達では無い)
・生イカの三五八漬けの網焼き(酒好きにはたまんないね)
・ウィンナーの網焼き
エッグマンさん:
・ピザトーストのホイル焼き
とても市販品とは思えなかった。炭火で焼いたからかな?

(写真撮影忘れた)
その後も、焚き火を囲んでの宴が続く。
▲ 不思議と下界での疲れが癒される
▲ 料理に群がるアマチュアカメラマン達
▲ 宴の様子をカメラに収めるYONPAPAさん
各人のHPやブログに掲載されている料理の写真は、いつもこうやって撮られているのかな?
まだまだ、宴が続いているところだったが、私は、痛めた左足が心配だったので、先に就寝する事に。
夜中、寒くて目を覚ました。プラペラのシュラフ1枚ではダメみたい。持ってきたフリースを出して、毛布代わりに使った。なんとか寒さはしのげた感じ。
でも、最初に就寝されたのはYONPAPAさんである事を思い出した。
▲ 早朝からのフル回転、本当にお疲れ様~~~
■そして、2日目の朝を迎えた。
なんとか睡眠不足に陥らないで朝を迎える事が出来た。
4時には目が覚めていたが、あまり早く起きてもやる事がないので、そのまま寝たふりを。
その間、徐々に人の声が聞こえ始める。
とりあえず私も5時ぐらいに起きて顔を洗いに川原へと向かった。
水は澄んでて冷たく気持ちが良い。一気に目が覚めて気持ちも引き締まった感じ。
この時間、既に釣りに出かける人、焚き火を起こす人、朝食の準備をする人と、皆それぞれ思い思いの行動を取っていた。
私は、特にやる事がないので、とりあえずお湯を沸かして、ティータイム。
朝食は、うどん、お茶漬け、山菜の天ぷら等・・・(料理の写真なし)
▲ 翌朝もYONPAPAさんは料理を担当してくれた
何時にテン場を後にするのか分からなかったが、早めの撤収に雰囲気が漂っていたので、私も早々と個人装備を再パッキングを済ませた。
AM8時は過ぎていたと思うが、テン場を後にした。
▲ 危険なガレ場を通過
▲ 一列になって軽やかに下山する。歩くの早すぎるっつ~の!
私は、痛めた左足をかばいながら歩いた。
普通に歩いていたのでは、左足半歩分ぐらいずつ遅れるので、そのぶんピッチを早めた。
バランスを崩しての徒歩なので、当然その負担は右足にも掛かってくる。
今度は右足が痛くなってきた。

やがて、車止めまで残り数百メートル地点と分かる橋が見えてきた。
この時点で、私は先を行く人を追いかけるのを止めて、歩く速度を落として景色を眺めながら一人のんびりと。
そして、なんとか無事に車止めに到着。
この後、
温泉に浸かる→昼食にラーメンを食べる(卍殿ご馳走様)→卍邸に行って自作のボルダリング場を見せてもらう→解散
という行程となった。
皆さん、この度は本当にお疲れ様。そして有難う!
またの再会が楽しみだね!!
P.S.
釣りから戻った翌日、個人的に恐れていた事が!
実は、皮膚が弱く、ウルシや虫刺されには人一倍敏感なのである。
腰の辺りもかゆいが、特に右腕の至る所に赤いボツボツが出来て、酷いところは水ぶくれ状になって、かゆくて痒くてたまらない!!
PVA配合の薬もあまり利かない・・・