虚無交換日記

神戸大学将棋部の住人たちによるブログ

秋季一軍戦振り返り(修正済)

2022-11-12 22:31:40 | 頓死の人

君、家遠いよね?一軍戦来なくていいよ。

___それが一軍戦前に聞いた【検閲済】の最期の言葉でした。

 

さあ、春に引き続いて真面目さをアピールしていこう(だからどこに...?)と思い、一番乗りを目指し筆を執っております、頓死マンです。

本日は大変な一日でした。皆さん、お疲れさまでした。しかし私は元気です。勝ったので。...勝ったので!

 

全体的な振り返りは、運命の龍谷戦の朝に駅にスマホを忘れ、ついでに電車にも乗り遅れ、スマホをとりに戻っている間に7Rの近畿戦が始まった我らが【検閲済】が、心を震わせる名文にて書いてくれることでしょう。

→書いて頂けました。

 

よって、個人的な振り返りに移ります。

(関西学生将棋連盟のHPにてオーダー表が公開されておりますので、以下相手の方は実名表記とします。ご了承下さい。)

 

さしあたり、勝負強さが欲しいです。とてもとても欲しいです。真理の扉を開けるか迷う位には欲しいです。強欲だなあ。

 

初日は体調を言い訳にできないくらいひどい将棋を指してしまった和歌山戦、序盤に手順前後を連発して実は薄氷の勝利だった大経大戦、そして地下迷宮、梅田の地下街にて部員みんなで仲良く迷ったことがハイライトですね。迷い、疲れ果てた後に食べる海鮮丼も非常に美味しかったですが、次は迷わずに元気な状態で食べたいなあと思います。

 

掘り下げるとしたら和歌山戦(対落合氏)でしょうか。矢倉系に対する61角打ちを決行し、難解な中盤戦を抜け出したかと思ったのですが、相手の陣形がよく、52銀打ちからまた難解な変化が続き、盤上この一手の決め手を逃したあと、手順前後もあって一気に形勢が相手に振れました。そうなると薄い玉形がこれでもかと祟りますので、まあ大体負けでした。なんとか怪しくしようと粘ろうとしたのですが飛車打ちが厳しく、受けるにしろ攻めるにしろ、こちらは明確に一手足りない。最後は正確に即詰みに仕留められました。俺は...弱い...!(自明)(使ってる戦法見直せ)(そんなんだから来なくていいっていわれry)

 

大経大戦(対土子氏)は、序盤の駒得から丁寧に指して手堅く勝とうとして、間違えました。飛車回られる手をうっかりするのは...どうなんでしょうかね...。しかし、その後は立て直し、相手の手に乗じて好位置に馬を引き、最後は三枚の桂馬が躍動して詰みに討ち取りました。また、自陣には二枚馬がいるという心強い終局図となりました。

 

二日目は龍谷戦が最大にして唯一のハイライトでしょう。和歌山戦を落とした神戸大にとって、入れ替え戦出場を賭けた最大の勝負所。オーダーも練りに練って、身命を賭して挑みました。

 

龍谷戦(対宮下氏)は、個人的には会心譜だったと思います。明確な格上であることは認識していましたが、神戸大が4-3の目をつくるにはここが勝負どころであるため、強い気持ちで臨みました。N森氏の協力のもと、私にしては珍しく序盤も精力的に検討し、何とか相手に攻めつぶされないように、せめて腕力勝負、終盤勝負に持ち込めるようにという思いでした。

実戦では、相手の方の見落としもあり、何とか勝ちを拾うことができました。なお77歩成とされた局面は見た目が非常に怖く、潰れていそうですが、変に受けて角などを打たれない限りはこちらは安全(当社比)で、攻め方を間違えなければ相当よさそうだと思っていました。普段からよくあんな形になるので慣れていただけなのかもしれませんが。しかし、実力的には確実に相手の方が何枚も上手であり、次にやったなら勝負になるかも怪しいところです。

相手の方が非常に気さくで、局後和やかな雰囲気の感想戦となりました。

 

そのあと。私は、さあ、仕事は果たしたぞと意気揚々と席を立ちました。予想外の雄、長田氏の参戦もあり、非常に厳しくはあったものの、両隣の結果が予想通りだったため、私の勝ちは大きく、本当に4-3の目がつくれるかもしれない...と、思っていた時代が私にもありました。結果的には、もう伝統と呼んだ方がいいのかもしれない勝負所での連敗があり、2-5にて敗戦と相成りました。よって昇級を目指していた神戸大学将棋部の今季の戦いは、日が暮れるどころか正午を過ぎることもなく早々に幕を閉じることとなりました。

 

そして【検閲済】はスマホを求めて大阪を脱出し、近畿戦ではすごいジャイアントキリングが起こった。

 

 

~来季へ続く~

 

 

p.s.

一軍戦までの道程はまた追々書きます。麻雀合宿だったり、交流戦だったり、個人戦だったり、個人的な旅行だったりを振り返りたいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

追記(2022.11.25) 部内の声を受け、一部表現を修正

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