週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

試される整理

2013-02-19 02:19:13 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
「整理」は英語だとレイアウトとか表示されています。
昔の編集マンはたいてい整理を経験してから編集に異動して行きました。
編集経験としてマイナスになることはありません。

今週の某○面は原稿入稿時で104行、1譜で参考図なし。
カラー面はたいていは100行で1図は参考図が入るので
これだと「アマイ」(分量が少ない、の意味)。

で、その続きの○面は2、3、4譜に分けて参考図が
半図3つ(全図1つで計算して1.5図とか言ってます)。
行数180行………。最初に「なんだこれは…」と思ったのは
正直なところです。多いでちゅ……。

ワタクシ、現在あれやこれやと紙面の内側と外側のお仕事が
テンコモリで、通常業務としての「新初段シリーズ」なら
サクサク組めると思ったら大間違い(あ、書いちゃった)。

19面の「カライ」(分量が多い)状況に悶絶して平均的な
所要時間を軽々経過してしまいました。

見出しの内容、写真の選択はまあまあな落としどころに
たどり着けたかな、と思います。

読者の皆様、いかがでしょうか?

@@@@

こんどは8、9面の新企画のページについてです。

棋士200人に聞く「語り継ぎたい好手・名手ベスト10」の
候補32譜の掲載です。

この「棋士○人に聞く」~は昨年から続く好評のもの。
ありがたいことです。

ランキングを10位から発表しながら解説していく企画ですが、
候補を最初に示して、読者の皆様にも考えていただこう、
という趣旨です(募集はしておりません)。

で、「こういう紙面を作りたいのでよろしく」と剛速球が
きたのが2ヵ月くらい前。それがこの8、9面です。

さてその制作ですが、どうしたか。

棋譜の局面図が32個――。

たまたまなんでしょうか、計算なんでしょうか。
とてもありがたい数字でした。

1面に1段に4個で4段。それを2面分。九九の世界ですね^^;
そこまではひと目ですが、それでいいのか――。

というのは、

本紙では棋譜のサイズについては非常にこだわっていて
(私が異動してくる前から)、現状も踏襲していますが、
見やすいものを考慮しています。

私もその考え方はコッテリ教わっているので、32という数と
棋譜のサイズを考え合わせてレイアウトしました。

初校からマイナーチェンジは入りましたが、大枠の
レイアウトは変更なし。何気ない棋譜のサイズも
先輩からの教育を引き継いだものなのです。

諸先輩方へ サイズは11Uです。※棋戦ワイドは12U。
(↑一般の方にはわからないと思います。すいません)

2月18日発売(25日号)のラインナップです。

1、2面 プロペア碁選手権2013

3、4、5面 棋戦ワイド・竜星戦

7面 これぞプロ! 選評・石田章九段

8、9面 棋士200人が選んだ「語り継ぎたい好手・名手」
     候補紹介

10面 碁界ネットワーク・二十五世本因坊治勲の「お悩み天国MAX これが治勲のシノギかた」
   天元就位式
   棋道賞選考会
   「星空のカラス」

11面 依田紀基九段の「依田式上達術」
   「ななろのご」発売
   プロアマ名人戦開催告知(大盤解説会参加者募集)

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

17面 アマ碁界ワイド
   ジャンボ大会雪組
   近畿6府県アマ大会
   熊谷市立星宮中で入門教室
   ベスポジを探せ

20、19面 新初段シリーズ(許家元新初段―二十四世本因坊秀芳)
コメント
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