ややタイミングを逸した感もありますが、成人式のご報告です。
1月10日は、例年のごとくポートアリーナで「千葉市 成人を祝う会」(成人式)が行われ、引き続いて今年初めての取り組みである新成人座談会「新成人と語る未来の千葉市」が開催されました。
千葉市の新成人は8828人。
成人式への参加者は6399人で参加率は72.5%。
全国の新成人は124万人で、総人口の1%を切っていますが、千葉市はもうちょっと割合が少ないようです。
さて、成人式には毎年お祝いのために参列していますが、例年少しずつ変化があります。
今年はまず、市長の挨拶が刺激的でした。
なぜなら、のっけに
「この式典には1000万円以上の経費がかかっている」
と出たのです。
お!このざわめきに市長は喧嘩を売る気か?と思いきや、その後のメッセージは新成人に対する熱き思いでした。
というのは、全国の新成人は124万人で今までで最も少ない。
最も多い世代は240万人いるのだから、声の大きさではとてもかなわないという現実をまずは知って欲しい。
したがって自分たちの世代の意思を通したければ、一致団結し社会的な力となる必要がある。
意識をもってがんばれ・・・というような内容であったと思います。
有名人に加えて56中学校の先生方からのメッセージです。
○○中学校です・・・という先生からのメッセージに小さな歓声が上がる場面もありました。
さらに街なかの人や高齢者施設からのメッセージも新鮮でした。
壮年世代、高齢者世代、という仕分けタイトルが何となく可笑しくて、「まちの人々」でいいよね・・・などとお隣の先輩議員と盛り上がれるような楽しい場面でした。
千葉市の教職員の皆さんの合唱団(夢と虹だったかな?)のリードで、会場全体で歌いました。
練習時間が間延びしなかったのも幸いしたのかもしれませんが、会場の気持ちがステージに向き合ったのでしょうか。
もちろん、ザワザワは継続的にありましたが、それに惑わされない多くの新成人の存在を、強調したいと思います。
式典終了後は、会場を変えて開催された新成人座談会ものぞいてみました。
参加成人は、公募、大学推薦、職場推薦の17名で、市長を囲んでの座談会です。
進行は熊谷市長が務めます。
千葉市のイメージや良い点、改善点、若者が市政に参加しやすくするためのアイディアなど、ちょっといいな!と思われるものがたくさん出ていました。
たとえば、
- 地域と関わる場が少ない。子どもも高齢者も一緒の場を。
- 単一の大学の文化祭ではなく、市内の大学合同でイベントがしたい。
- 企画があっても知る機会が無い。もっと知らせては。
- 私たちが私たちのためにやっていても意味が無い。
- こどものまちのような取り組みが良かった。
- 官民世代を超えて共に考えるようなチームを作っては。
などです。
そして最後に、
「まず、今日この場に集まった私たちから、互いに連絡が取り合えるようにしてはどうか」
という提案が出て、早速市長から、連絡が取り合えるように考えて・・・と、事務局に指示がありました。
まさに、隗より始めよですね。
提案だけなら簡単で口先ばかり。いざ自ら動きだそうとすると、急にハードルが高くなるのは世の常大人のお作法という昨今です。
そこをヒョイと超えて見せた新成人の姿勢に、エールを送ります。
中唐の鬼才の詩を、8月15日に二十歳であった鬼才の揮毫で知ったのは、私の十七歳の春。
5年後の秋にまた、この詩がたちあらわれ、・・・出会いから45年たちます。
課題をはなさないこと=責務を、この時季つよく感じます。ライトブルーの空たかく。
少女らに成年われにローザの忌 (安東次男『裏山』)
1919年1月15日夜コルネリウス橋近くの運河に。
" ローザ忌"さま よいページへのお導きありがとうございました。
四半世紀以上も前の夢の時代を彷徨いました。
ふくたにさま
あらためまして、このブログの懐の深さに多謝。