福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

シビックテックのパパママ部

2016年07月24日 | 地域運営と市民自治


ほらほら、またわけのわからないことを言い出した・・・という声が聞こえてきそうです。
シビックテックって何よ?
パパママ部ってどこの部活動?

シビックテックというのは、市民が自らテクノロジー(様々な技術)を使って、社会をよくしていこうとする動きのこと。
狭い意味でのテクノロジーとは、インターネットに関係する技術と捉えるようですが、私は自治社会の広がりのためには、もっと広い範囲の知恵や技術を考えたいと思っています。
簡単に言えば、人任せにしないで自分たちで知恵と技術を出し合って周囲を良くしていこうとするチームやその取り組みのことをシビックテックという、としておきましょう。

パパママ部は?
これは、Code for Chiba(コードフォー千葉)という私も末席に名を連ねている千葉市のシビックテックを率先垂範している団体の中で、保育園幼稚園マップを作製しようと取り組んでいるチーム名です。

23日、あきのみち公園みなみまつりの合間をぬって千葉市男女共同参画センターで開催されたパパママ部のワークショップに参加しました。

そもそも保育園幼稚園マップを作成したいと思ったのは、
「自分たちの地域で、もっと子育てをしやすくするために自分たちは何ができるか?」
と考えたからです。


この日の参加者は7名プラス赤ちゃん1名。そしてNHKの取材班3名。
世代は何となく二世代に分かれました。
え~っと、ざっくりくくるとジジババ世代とパパママ世代です(^^;

それぞれに、保育所や幼稚園などを選ぶときにどんなことが気になるかをざっと出し合い、グルーピングしてみました。
  

主に気になることは、
・園の方針や内容
・施設の状況
・通園の経路
・昼食の内容
・保育者がどんな人たちか
・月謝以外にかかる費用
・延長保育や休日保育などの保育サービス
・緊急時の対応
等が出されました。

意見交換の中では、
口コミなどの情報はとかくネガティブ情報が多いけれど、預けたいと思えるようなポジティブな情報がもっとあったらいいとか、
施設以外に、保育ママとかファミリーサポートセンターなど「人」と直接つながることで、今後の子育てに有用な関係が構築できるのではないかとか、
多様な保育関連施設や制度についてもっと知る必要があるとか、
子育てそのものに悩みを抱えている状況も何とかしたいとか、
子育て支援に関わる人材の多い地域がわかるような工夫はできないか
など、自由に話し合いました。

さあ!これらを反映させたマップができるでしょうか?

ちなみに、Code for Sapporoが作成した札幌市の子育て関連マップはこれ。


小学校や中学校区も確認することができます。
リンクはこちら札幌保育園マップです。

ところで、この日のCode for Chibaが取材を受けたのは、
NHKの関心が「若い人たちの社会参加や政治参加」にあり、そういった取り組みを追っているからと聞いています。
もしかしたら、参加していたパパママ世代の人たちが、7月25日の午後6時10分からの首都圏ネットワークで取り上げられるかもしれません。
これから活躍する若い人たちの社会参加や政治参加の手法として、シビックテックが広がるといいですね。

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