
先週末は、再び濃密な研修を受けていました。
暴力にさらされた母子の回復プログラムを実践するインストラクター研修です。
母と子ども、それぞれに12回にわたるプログラム全てについて、講義と実践をします。
金曜日は一日かけて駆け足で12回分の講義を受け、土曜日はグループごとに、4つのプログラムをインストラクターと参加者役に分かれて体験しました。
このプログラムは、びーらぶプログラムと言い、カウンセリングでもなく、セラピーでもありません。
被害者に寄りそい、被害者のありのままを肯定して受け入れ、抑え込まれた力を引き出し、自立に向けてサポートするのがインストラクターの役割りです。
被害者の言葉を聞き過ぎて内面に入り込んではいけない。
出来ないことを出来るように言ってはならない。
情報はきちんと伝える。
評価はしない・・・エトセトラエトセトラ。
二日目の実践は、場のセッティング、資料の準備、伝えるべきことの予習と事前準備がとても大変だと言うことを、当日になって気づきました。


そして始まると、インストラクター役として発する言葉の一言一言に詰まります。
暴力もいじめも、支配と抑圧の関係、世間の沈黙によって助長される。
支配と抑圧の関係を対等な関係に、無関心を関心に変えていく。
変えるのは周囲だけではなく被害者の考え方も・・・。
被害者の内面を変える、力を引き出すという点において、カウンセリングやセラピーとは異なるのです。
母親に対するプログラムは2日間で終了しました。
残すは子どもプログラム。
こちらは、7月8月で4日間あります。
はてさてどんなことに遭遇するか、ドキドキしていますが楽しみでもあります。
ちなみにびーらぶとは、BeLoved ありのままで愛される、貴方は貴方のままでいい、というメッセージでもあります。