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福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

おゆみ野の森の春祭り

2009年04月17日 | おゆみ野の森

P4180002 4月19日の日曜日の午前中は、おゆみ野の森の春祭りです。

「森の音楽祭」「森の遊び」が二つの大きなテーマです。

森の音楽祭では、混声TOMORROWが歌います。混成TOMORROWでは、私もアルトパートで歌っています。今まで休みがちでしたが、最近2~3回は必死で練習に参加しています。

新緑の森の中、青空の下でハーモニーを響かせる贅沢を味わえることを、一同楽しみにして練習しています。

曲目は、次のとおりです。

  • アメイジング グレイス
  • 上を向いて歩こう
  • Tomorrow
  • ふるさとの山に向かひて
  • 「ふるさとの四季」より
  • 千の風になって
  • 明日があるさ
  • みんなでうたおう  さんぽ&となりのトトロ

そして、森の遊びは、マラニックと昔遊び

マラニックって・・・??? なんでも、縄文人になって森の中を走り回るそうな・・・。こちらもワクワクするような内容です。

準備の状況は、おゆみ野四季の道に記されています。

http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat30931010/index.html

また、春祭りのお誘いは、おゆみ野の森を育てる会のブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/oyuminonomori


冬の森の置き土産

2009年01月18日 | おゆみ野の森

P1180001_4 このかわいい掌に抱かれた小さな粒々は何でしょう?

これは、今日の午前中おゆみ野の森を探索して見つけたものです。

「この小さな粒がかたまって落ちていたら、この森にはある生き物が住んでいる証だよ」

と、インストラクターの斉藤さんに誘われて、子どもたちは地面を一生懸命見つめて歩き回りました。

「あった!ここにもあった・・・!」

そう、これはウサギの糞です。「汚い!」なんて言わないでね。ウサギが食べているのは草ですから。

P1180005 斉藤さんの分析によれば、糞の様子からこの森には少なくとも5匹のウサギが生息しているはず、とのこと。

「きっと親子だよ・・・。」

枯れ木に囲まれた冬の森でたくましく息づいている命、姿は見えないけれど確かにいる、どんな風にして生きているのだろうかと、子どもたちは想像力を膨らませます。

それからしばらく、子どもたちは森を駆け回り、冬の不思議をたくさん見つけました。

私は年末にもこの森に来ていますが、タバコの吸殻ばかりを夢中で拾い、こんなにかわいい置き土産には気づきもせず・・・。

あの時、私はこの森でいったい何を見ようとしていたのでしょうか。もしかして、しかめっ面をウサギ一家に見られていたかもしれませんね。


命のダンス

2009年01月02日 | おゆみ野の森

 子どもたちが植えた苗木が折られ、それを受け止める大人の、命に対する思いと懐の深さを、『おゆみ野四季の道』というブログでの記事と、コメントのやりとりから感じていました。

http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/201222.html

何度でも何度でも植えましょう。命を傷つける者たちに命の大切さをわからせるために・・・

というメッセージに接し、『命のダンス』の話を思い出しました。

 

 ある小学校の放課後子ども教室で開催された「みんなの命は宝物!」というテーマで、助産師の川島広江さんが子どもたちに語りかけたお話です。

テーマは性教育です。

性教育というと寝た子を起こすような余計な話を子どもたちにするケシカラン教育だと、過剰反応するグループもあります。

そんな彼らは性教育を「性行為と避妊のノウハウを教える教育」に矮小化しているに他ならず、本来ここで教えるべきことを誤解しています。

性教育とは、

命の起源を話すことによって命の大切さを伝え、子どもたちに自分自身がかけがえのない存在なのだ、と気づかせること」

が目的だと私は思うのです。

自分自身を大切に思わなければ、他者の命を大切にすることなどできません

 

 さて、精子と卵子とが結びついた時、その細胞はクルクルっと廻るのだそうです。

必ずどんな命でも、結合したその瞬間にクルクルっと廻る。

それは、まるで命の誕生の喜びを全身で表しているようだと。

この「クルクルッ」を『命のダンス』と呼ぶのだそうです。

『命のダンス』ステキな言葉だと思いました。

全ての生命が、生を受けたことを喜んで踊る・・・。

 

 この時の子ども教室は、低学年から高学年までさまざまな学年の子どもたちがいましたが、みんな川島さんのお話に真剣に聞き入っていました。

赤ちゃんは、この世に生まれ出るその時を、自ら決めるのだと。

そして命がけで生まれてくると。

「あなたたちも、全員が自分で決めてこの世に生まれてきた勇気のある赤ちゃんだったのよ・・・

との話に、子どもたちが息を呑む、そんな空気を感じました。

 

 自分が生まれてきた時の話を聞くことを子どもは喜びます。親がどんなに期待していたか、どんなに喜んだか、そのことを知ることによって自らの尊厳を実感していきます。

ただ、悲しいことに親からそんな話はついぞ聞かされることのない子どもたちもいるのです。

それどころか、育てることさえ放棄している親もいる。

そういった親を責めたこところで、問題は何一つ解決しません。

 

Pc280006_3  この放課後子ども教室で行われたように、地域の大人たちが、子どもたちに命の誕生の喜びを伝えていくという着実な取り組みこそが必要なのと感じます。

 

 話をおゆみ野の森に戻します。

苗木は抜かれましたが、子どもたちが一生懸命作ったツリーは無事でした。

この森では、毎日のように新たな命が誕生しています。

喜びのダンスを子どもたちに伝えるための取り組みが、この森を守る人たちによっても続けられているのです。


そば挽きの実験

2008年11月09日 | おゆみ野の森

Pb090004 今日は、こみこん祭りぷらっとおゆみ野ふれあい市とが同時開催となってしまい、はっきりしない天候のせいもあってか、ふれあい市の方の賑わいは今ひとつでした。

12月は14日に開催ですが、クリスマスイベントをやろう!と張り切っています。

午後は、こみこん祭りを抜け出して、おゆみ野の森の秋祭りの打合せをしました。

おゆみ野の森の秋祭りは、今度の日曜日、16日の午前10時からです。

森の観察や、ハンドベルの演奏会、種まき、そして食べ物はピザや焼きせんべい、そばがき入りスープなどはどうだろか・・・と、アイディアがいっぱい出ました。

Pb090015_2以前ご紹介したおゆみ野の森のそばは、花が終わって実となり、定例活動の中で収穫も終えています。

今日は、干した実を小さな石臼でちょっと挽いてみました。

写真のように、石の下のほうから、そばが殻と粉とに分かれて出てきます。

これでそば挽き体験をしても分量は僅かなものですが、そば粉を買い足し、そばがきを作ろうという計画です。

「そば粉を使っていますって、ちゃんと書かないと、アレルギーのある人もいるからね。」

と、若いママ。

そばアレルギーは、それなりに認知されています。

実は、千葉の名産、ピーナッツも強力なアレルゲンとなる場合があるのですが、こちらの認知度は、まだまだ低いのです。

Pb090014 ところで、おゆみ野の森ですが、この2日間、こみこん祭りでパネル展示をして、日ごろの活動を紹介しました。

平成19年4月に、千葉市が「まちやま」として指定したおゆみ野の森ですが、多くの方々が興味を示して、パネルを熱心に眺めてくださいました。

春夏秋冬それぞれの自然の表情が楽しめます。

これから森は冬支度。

11月16日のおゆみ野の森の秋祭りに、是非ともお出かけください。


おゆみ野の森のそばの花

2008年09月14日 | おゆみ野の森

P9140008_4 しばらく足が遠のいていたおゆみ野の森。

草刈大作戦や、そばの種まきのことを知り、気になっていました。

http://blog.goo.ne.jp/oyuminonomori

http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat30931010/index.html

そのうち参加しようと思っていましたが、

「そばの花が満開だから、今のうちに見に行って写真を撮っておいて!」

と言われ、慌てて森に行ってみました。

P9140006かわいい看板が増えていて、ロープで作った子どもたちの遊具も健在。手をかけて森が育てられているなあ・・・と感じます。

そばの花はご覧の通り、満開です。

12月頃には「蕎麦打ちプログラム」として、大願成就がなるかどうか・・・。また楽しみが一つ増えました。

一生懸命に草を刈って種まきをした子どもたちには、最高の食育です。

ただし、蕎麦は、場合によっては強いアナフィラキシーショックを起こすアレルゲンであると言うことも、知っておかねばなりません。蕎麦でアレルギー症状が出る方は、遠慮なく申し出ましょう。代替食も考えましょうね。