八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

佐々木盛綱の見た風景

2013-05-25 02:25:42 | シーパラダイス

 

宇多源氏 の系譜、

佐々木流直系 佐々木盛綱 の話。

 

盛綱 は、

度々、人を惨殺する。 

 

岡山の 藤戸 は、

源平合戦の古戦場である。

 

約820年程前、備前児島では

源氏の3万の大軍が馬で海を渡り

平家軍に奇襲をかけ圧勝した。

 

その影には、

地元の漁夫の悲劇があった。

 

盛綱 は地元の漁夫に、

馬で渡れる浅瀬を教えてもらう。

 

だが、

 

口封じのために、

漁夫は 盛綱 によって、

すぐさま惨殺されてしまう。

 

この話は、

後に 謡曲「藤戸」 の物語となる。

 

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盛綱 はやがて

備前児島の新領主となり、

八浜波知 の 小丸山 に居を構える。

 

この館には ときわ という、

美しい女房が居たのだが、

 

他の男との恋を邪推した 盛綱 に

惨殺され、池に投げ捨てられてしまう。

 

無念の ときわ は怨霊となり、

小丸山 の辺りは ときわぐろ と

呼ばれる恐ろしい土地になった。

 

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八浜の歴史を紐解くと、

この恐ろしい佐々木一族にぶち当たる。

 

私の住まいする集落 歌見(宇多見) も

佐々木一族に関係した土地らしい。

 

ひょっとすると、

歌見(宇多見) と 宇多源氏 は、

つながっているのだろうか?

 

また、

児島高徳 も、

宇多源氏 の系譜だとする説もあり。

 

 

そんなことを考えつつ、

 

佐々木一族発祥の地である

蒲生郡近江佐々木荘(滋賀県安土町)の 

沙沙貴神社 を訪ねる。

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この神社は、

全国300万人の佐々木さんの氏神だそうで、

秋の 近江源氏祭 には末裔たちが大集結するという。

 

なんと、ここは、

ヒマコの実家から歩いて20分の距離。

 

備前児島八浜と蒲生郡近江佐々木荘・・・・ 

佐々木盛綱 が見た風景を想い起こしながら、

  

沙沙貴神社 の壁に打ち付けられた

船板 に見惚れてしまった。

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