八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

kiyomitsu saito の描く作品には救いがある

2012-08-19 00:17:32 | イケン!

  

いつの頃からか、

 

 人間は、

 生まれた瞬間から

 死に向かって疾走を始める。

 

という言葉が好きで、

今の私の 死生観 がある。

 

にもかかわらず、

 

何年か前に、

宮島達男 の デスクロック という作品に

強い衝撃を覚えた。

 

自分の 死の時 をインプットすると、

液晶のデジタル数字が 0=死の時 になるまで、

カウントダウンが始まる時計である。

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たとえば、85歳で死ぬと仮定すれば

85歳までの秒数がスゴイ勢いで減り続けるという時計である。

 

限りある生命 を視覚化することによって、

生きていることのリアル を自覚させる恐ろしい時計だった。

 

疾走のスピードに恐怖して、おののいてしまった。

 

命の疾走を認識することで、反対に、

膨大な無自覚の命の疾走が透けて見えてしまう。

 

つまり、

社会の疾走=無責任の暴走 が透けて見えてしまうのである。

 

これは恐ろしい。

 

原発のゴミ がいい例である。

毒をさんざん撒き散らし、自分の生きる現在の享楽のみを得る。

 

この先に待ち受けている不吉なものは何なんだろうか? 

社会全体の死 なのだろうか?

 

 

そんな、

私の深刻な迷いに、答えてくれた作家がいる。  

 

 Humans are foolish.

 Because humans possess words, their desires are limitless.

 Until humans destroy themselves ................

 It is fate of irony.

 

 人間とは愚かな生き物である。

 人間は言葉を持っているため、その欲望に際限がない。

 自らで自らを破壊するまで。。。。。。

 皮肉な運命である。

                     kiyomitsu saito

 

 

kiyomitsu saito の描く作品には救いがある。

 

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考えて考えて、

考えない境地に達するというか、

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悩んで悩んで、

くだらない境地に達するというか、

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この卓越した境地に到達すると・・・・

 

明日は、笑って暮らせそうだ。

 

 

 

笑えないほど悩むと・・・・キツイよ!

http://www.flickr.com/photos/ksaito57 

 

 


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