1960年代、
建築家 ハンス・ホライン は、
「すべては建築である」 と言い、
丘の上に空母をコラージュして
航空母艦都市 なるプロジェクトを発表した。
さらに、
「建築家は建物のみに関わる
思考を停止せねばならない」 と宣言する。
おそらく、
私の立ち位置は、
ハンス・ホライン の延長線上にある。
建築という既成概念から
逃れようとムキになっている節がある。
建築家の生々しい痕跡に対しても
アレルギー反応を起こしてしまう。
いかにも建築家がデザインしたような建築 を見ると
湿疹ができそうなほど、もうダメなのである。
そんな私が興味を示す空間は・・・・
この錆びついたブリッジ!
かっこよすぎる3階建物件!
この錆びついたバスもイイ!
かっこよすぎる鋲打ち仕様!
ここは、玉野市田井某所。
さすが、
幸崎能地の 家船(えぶね)の民 が移住した土地だ。
建築の既成概念にとらわれず
空間の活かし方が上手い。
と思いつつ歩いていると・・・・
和船の上に屋形を載せた家?を発見!
まさしく 家船?
かっちょええ~!
「すべては建築である
故に、建築家は不要である」 (ブノサーマ・ラ・ハカータ)