八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

行き詰まった資本主義を突破できるヒント

2012-08-15 22:08:46 | イケン!

  

和歌山県新宮の熊野川には

組立て式の住居に暮らす民がいた。

 

川原家(かわらや) という住居群である。

 

かつて、

熊野速玉大社 の川原には

百数十軒の 川原家 が建ち並んでいた。

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釘を1本も使わず、

組立て、解体が簡単にでき、

  

大水の時は、

瞬く間に解体して、家ごと避難できる

モバイルな住居である。

 

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川原家 による町並みは

宿屋、鍛冶屋、散髪屋、銭湯、飲食店・・・・ と

何でも揃っていたという。

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そんなシンプルな 川原家 も

ダムや道路の整備などで川の水運が途絶え

昭和20年代に無くなったという。 

 

 川原家 ・・・・ 

 

  ・・・・ 

 

 一遍 ・・・・ 

 

 世阿弥 ・・・・ 

 

 蓑虫山人 ・・・・

 

そんなベースがあって、

今年の うのきゃん2012 では、

 

モバイルな小屋 『対庵』 を

ユニックに乗せて持っていった。

 

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うのきゃん2012 が終わってみると、

それなりに、収穫はあったと思う。

 

どこか、

自由に使わせてくれる空き地があって、

 

法律のこととか、

ごちゃごちゃ言われず、

 

いろんな人が、

思い思いに 手作りの小屋 を持参して集まって、

蜃気楼みたいな町並みが、忽然と出現する・・・・

 

いつのまにか刷り込まれた、

出口の無い価値観から人々を解き放つ・・・・

 

そんな集落が、できたらいいな。

 

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行き詰まった資本主義を

突破できるヒントが、そこにありそうだ。

 

今夜は、

中上健次 を読んで寝よう。

 

 

 

 

   


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