先日、建物が取り壊されるという噂を聞き、
あわてて測量させていただいた
宇野港の名建築 『木村商会』
古い写真を入手したので、少し公開!
上棟式に集まった宇野港の人々。
オート三輪で仕事をしている風景。
欄間のステンドグラスがモダンで美しい。
右隣の 割烹旅館 『魚伊』 の建物は今も現存している。
シェル石油マークが載った給油機。
ここがガソリンスタンドだったのか?
店の内部写真。天井レリーフが美しい。
既存天井をめくると、この天井がでてくると思う。
現在の建物。 (今年4月末解体予定)
長い間、使われていない応接室。
2階の倉庫。
取り外したステンドグラス。
木部は傷んでいたが、再生可能。
花崗岩を支える鉄骨の梁。
補強のために後で入れられたと思われる。
そして、
裏へまわれば・・・・
宇野港の記憶をつなぐために、
まだまだ活用方法がありそうな
備品、家具類を必死で救出する女性がふたり・・・・
最近、納棺師を描いた
『おくりびと』 という映画があったが、
取り壊される建物にまつわる一切のストーリーを
しっかりとアーカイブする仕事があってもいいだろう。
図面、写真、書類、エピソード・・・・
もろもろを記録して、町の図書館に納める。
建築納棺師 と呼ぼうか? いい仕事だ。
いやいや、
そんなもんいらん! と言われたらどうしよう???
いやいや絶対、
そんなもんいらん! と言われるだろう。