ところで 金甲山!
昔の絵葉書を見ると、
テレビ塔の建物が、
しっかりモダニズムしているところがカッコイイ。
現在は、
当時のテレビ塔は、新しくなっているが、
かろうじて、昔のモダンな建物は残っている。
そして、頂上のレストハウス。
当時のガラス建具は、取り除かれて 、
モダニズムなストラクチャーが美しい。
屋上テラスも気持ちよく、
かつて、
吉備子洲(きびのこしま) の見張り番がそうしたように、
下界を眺めてみると、
海からやってくる侵入者を
監視するにはもってこいの眺望である。
そもそも、
金甲山頂上の、このレストハウスは
古代の祭祀遺跡 神籠石 の真上に建っている。
今となっては哀愁のある
このレストハウスも、
高度成長期の勢いに乗って
地域の歴史文化を破壊してきた残像物である事実は、
皮肉が効いて、笑うに笑えない。
もうひとつ、
金甲山山麓の 波知 という集落にある
円通庵 の奥の院は、金甲山頂上にあったというが、
そのお堂は、どこにあったのだろうか?
きっと、
お堂の下には 金の甲(かぶと) が眠っているハズである。
ついでにもうひとつ。
児島の三大霊山である 金甲山 常山 由加山 は、
太陽の 夏至の軸線 上に並ぶ。
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金甲山の奥は深い。
知らんけど。
その猿は何度も脱走して、
麓の村ではお尋ね者だった。
猿がいました。
霊山とはしりませんでした。