福岡糸島に移住していた頃、
古い建物を借りて住んでいた。
旧国民学校の講堂を移築して
町の診療所となっていた建物だ。
何にも手を入れず、
そのまんま、ぶっきらぼうに暮らしていた。
暮らし始めると、
開かなかった建具が開くようになったり・・・・
7ヶ所雨漏りしていたのが、
いつの間にか4ヶ所が自己治癒して、
3ヶ所の雨漏りを、情緒豊かに楽しんだり・・・・
ヒマコとふたり、
糸島の安くて鮮度の良い
美味しいものばかりを食べて、
まあまあ、
楽しく暮らしていたわけだが・・・・
ただひとつ、
問題なところがあって・・・・
天井裏が、
ときどきカタカタ鳴ることがあって・・・・
一年くらい経って、
勇気を出して・・・・
思い切って、
天井裏を覗いてみたんだ。
すると・・・・
びっくりすることに・・・・
同じ建物、この診療所跡を
シェアしている・・・・
50歳代半ば?くらいの
おばさんが住んでいて・・・・
「こんばんわ」
「はじめまして」
「下の高原と申します」
「上のミコと申します」
・・・・という展開になった。
ミコさんには、
いつも取り巻きの若い人が居て、
ときどき、
大きなイベントをしているようだった。
参加したことないけど・・・・
ミコさんには、
いろんなことを教えてもらったな。
また今度、
電波で連絡をとってみよう。
いろいろ聞きたいことがあるから・・・・