岡山玉野から、被災者支援目的で
東北 石巻 へ駆けつけた TSL(テクノスーパーライナー)
全長 140メートル
幅(型) 29.8メートル
総トン数 13,923トン
速力 最大約39ノット(約72k/時)
船体 耐食アルミニウム合金構造
高速ディーゼルエンジン4基によって
ファンを回して船体を浮上させ、
ロールスロイス社製の
航空転用型ガスタービン(ジェットエンジン)
34,000馬力×2基によって
海上をカッ飛んでゆく モンスター
玉野の名船 TSL をちょこっと改造して、
宇野港第二突堤 に横付けすれば・・・・
素晴らしい
温浴施設&海上ホテル の完成である。
営業期間は、
いさぎよく3年程度として、
その後は、
旅する 温浴施設&海上ホテル となって
日本中の港湾都市を巡れば面白い。
玉野の名船 TSL には、
温浴施設 以外、ホテル機能がすべて整っている。
1等S寝台
1等客室
特等客室
高級サロン
操舵室
ロールスロイス社製の舵? ステアリング?
建築物なんて、
時が経てば、やがて ガラガラの箱 となって
早島の岡山テルサみたいに、
よりいっそう、街の寂しさを演出してしまうけれど、
船はちがう。
クジラの群れを追う捕鯨船みたいに
新しいマーケットを求めて移動ができるのだ!
「次は、小樽へ行くぞ!」 とか。
「その次は、別府に行くぞ!」 とか。
「その次の次は、佐世保だ!八戸だ!」 なんてね。
玉野の名船 TSL が、
日本中あちこちの港町の
中心市街地を活性化させていったら・・・・
どんなに痛快なことだろう!
それが、港町の粋っていうもんだ。
この計画、本気でやったら
経産省が感激して・・・・ 泣くよ!
昔、長崎の三菱造船所で建造された新造船戦艦『土佐』は、ワシントン軍縮条約によって廃艦となり、標的艦となって館山沖に沈んだそうです。長崎の人は、前途を祝福されたはずの戦艦『土佐』の哀れを深く悲しんだそうです。
同じように、前途を祝福されたはずのTSLの今後は、いったいどうなるのでしょうか?それにしても玉野市民の反応は鈍いように思います。
私の友人 被災地石巻での感想
3日11時頃、三井の岸壁に着岸しました。
一人づつ拍手をされ、大変な歓迎を受けています。これから歓迎セレモニーが始まりますので、短い時間ですがと次のような電話がありました。
石巻に入港した折には、着岸できる状態ではなかったが、
現地がブルトーザーで岸壁を整地してくれました。
被災者支援の要員は、玉野から41人 現地でボランティア40~50人で、毎日180人の支援をしてきました。
エピソードは一杯ありますが。涙なくしては語れません。
4歳の女の子 12色の色鉛筆で、被災後は、黒色だけしか使わなかった子が、夕食を摂ってからは、赤色を使ったんです。
被災時、おにぎり2個を家族4人で一週間過ごした。(食事が美味しかった。そして夜はよく眠れた)。とお母さんが述懐されました。