Seven Color Side

日々の感じた事、好きな物、
好きな音楽についての独り言的日記。

ノルウェイの森

2011-01-06 | 映画(DVD)

―親友・キズキを自殺で失ったワタナべは、東京で大学生活を送り始める。
ある日、ワタナベは偶然にキズキの恋人だった直子と出会い、
毎週直子と東京の街を散歩するようになる。

しかし、直子の20歳の誕生日、精神的に不安定になった直子と夜を共にする。
それ以来、ワタナベは直子と連絡がとれなくなってしまう。
さらに喪失感が深まり心を病んだ直子は、京都の療養施設に入所していたのだ。
直子に会いたくても会えない状況の中で、
ワタナベは大学で出会った不思議な魅力を持つ女の子・緑にも惹かれていく―


年末に見に行きました。

ノルウェイの森】の原作は、何度繰り返して読んだか解らないくらいです。
きっと読んだ人それぞれの中に、ノルウェイの森があり、ワタナベ)や
直子がその世界の中にいるのでしょう。

映画では、松山ケンイチさん演じるワタナベを始め
男性キャストは割りと(私の)イメージに合っていましたが女性陣が・・・
特に菊池凛子さんの直子が、どうにも受け入れがたくて

直子の繊細で危うい雰囲気はよく演じられていたと思うのですが
とにかくルックスが直子じゃなかった(あくまでも私のイメージ)
何も語らなくても、そこにじっと立っているだけで、直子だ!と思えるような
そんな人いるわけなくても、でもそういう直子が見たかったな。

と女性達とのシーンが中心でしたが、原作にある、永沢や突撃隊との場面や
緑の父親とのやり取りも、すごく重要だと思うのに
全く描かれていなかったのは残念でした。

でも映画自体は悪くなかったと思います。
見終わった後は「あ~、こういう描き方か~」と思ったけど

ここしばらく原作を手に取ることはなかったですが
「ノルウェイの森」を読みたくなる時は、決まってあまり調子が良くない時で
内容が内容だけに「私、大丈夫か!?」と思いながらも
いつもその世界観に救われる思いがしました。

今度読みたくなる時はいつかな。



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2 コメント

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Unknown (ユーコ)
2011-01-06 17:39:59
なるほど、私は原作もまだ読んだ事ないんですけど
直子、自ら売り込んで手に入れた役だって話ですよね。
気になっていたんですけど、原作を知っている方からすればそんな感じなんですね。

この間図書館で見つけたので、今度借りてみよう。
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ユーコさんへ (shino)
2011-01-06 21:00:21
菊池さんの直子役は、そのようですね。

この「直子」という役は、誰が演じても
「イメージが違う!」と言われると思いますが
演技の上手い・下手よりも、原作に描かれている
直子の特徴(ルックス)に近い人を選んでほしかった気がしました。

菊池さんも、それに近づけて演じてらしたのは解りましたが
何かが違っていて・・・

原作、かなりパンチがありますが
「元気いっぱい!♪」な時よりも、少し沈んだ時の方が世界に入っていきやすいと思います。
が、それは危険なので(ユーコさんなら大丈夫だと思いますが)
どうぞ楽しみながら読んでみてください
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