-俺たちがその気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ-
随分前に買ってつい最近読みました(笑)
とっつーこと、戸塚祥太君お薦めの一冊です。
西嶋の印象が強すぎて、他の登場人物がやや物足りない感じがして
全体的な印象は『重力ピエロ』を越えなかった。
でもオアシス時代(学生時代)の危うい純粋さやキラキラした時間がとても素敵でした。
西嶋は身近にいたら友達になりたいタイプかな。
以前とっつーが「西嶋は僕です」って言ってたけど、西嶋というよりは西嶋みたいな人に憧れを抱いたり
ああいう人になりたいという願望みたいなものを持ってるのかな?と思った。
みんな砂漠を生きてる。
そしてそれぞれの空に雪が降るのを待ってる。
自分では気づかないうちに誰かの空に雪を降らせているかもしれない。
私の空にも雪は降った。
砂漠に雪は降ったんだよ。