先日、
国立新美術館で開催されている『
モネ展』に行きました。
まずは国立新美術館の外観です。
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設計をしたのは最近、何かと話題の黒川紀章氏。
中に入ると、こんな感じ。
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巨大な逆円すいの上部にはレストランやカフェがあります。
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3階にある『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』は1965年以来、三ツ星を維持し続ける『レストラン ボキューズ』(フランスのリヨン)のポール・ボキューズ氏のレストラン。
いつかお料理を堪能してみたいです。
撮影を済ませたら、いよいよ『モネ展』へ。
クロード・モネ(1840-1926)は私の1番好きな画家です。
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だから今回の『モネ展』はワクワクドキドキ、楽しみでした。
入口で音声ガイド(500円)を借りて会場内へ。
モネの100点近い作品は、5つのテーマによって分けられていました。
その中で特に印象に残った作品の感想を書きます。
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第1章 近代生活
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「日傘の女性」(1886年 オルセー美術館)
風景画の方が好きなので、今までは特に惹かれる作品ではなかったのですが、今回、近くに寄って見たら、まず色の美しさにハッとしました。絵をじっと見つめていると、絵画の中の日差しや風を感じることができそうな気がします。
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第2章 印象
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「かささぎ」(1868-69年 オルセー美術館)
一面、雪に覆われた景色の中にある門の上に一羽のかささぎがとまっています。
モネの雪景色を描いた作品、特にその中でも雪道が描かれている作品が好きです。静けさが漂っていて、そこで歩いたら“キュ、キュ”と雪を踏む音だけが響きそう。
モネは白という「何もない」色彩と考えられてきた色の中に限りなく微妙な色彩と階調を見出した、そうです。
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第3章 構図
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「ヴァランジュヴィルの漁師小屋」(1882年 ボストン美術館)
晴れた日の明るい光の中、緑に囲まれた断崖に立つ小屋が小屋と同じ高さの視点から描かれ、その後ろにはヨットが浮かぶ静かな海が見えます。
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「プールヴィルの税関吏の小屋,波立つ海(ヴァランジュヴィルの漁師小屋)」(1882年 日本テレビ放送網)
同じ小屋を上から見下ろした風景が描かれています。空は同じく晴れていますが、海面が白い荒波を立てているので、全く違った印象を受けます。
モネは日本の浮世絵版画を蒐集し、その芸術の要素を吸収したそうですが、この小屋の作品は構図において、その影響があるそうです。
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第4章 連作
<ポプラ><積みわら><ルーアン大聖堂>など連作が並べられていると、かなりのインパクトがあります。比較してみるとおもしろい。
連作の中ではルーアン大聖堂が好きです。いつか実物を見てみたい。
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「サン=ラザール駅」(1877年 オルセー美術館)
駅舎と汽車とモクモク上がる蒸気が印象的な作品です。
旅行が好きだからか、ヨーロッパの駅舎が好きだから、この絵にとても心惹かれます。15年以上前にオルセー美術館で購入したポスターを今も大事に持っています。
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第5章 睡蓮/庭
モネの最後の制作地となったジヴェルニーの自邸で描かれた庭と睡蓮の作品が集められていました。
モネは両目白内障を患いながらも、80歳を過ぎてから、よりいっそう大画面の制作に取り組み、作品を残しました。
その最後の作品となったのが、パリのオランジュリー美術館の「睡蓮」の間にあります。一度、訪れたことがありますが、また行きたくなりました。
モネの絵画はやっぱりいいですね。
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じっくり見ることができたので、充分に楽しめました。しばらくは買ってきた画集を毎日、眺めそうです。
いつかモネが作品に残したフランスの景色を訪ねる旅をしたいと思っています。
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できれば1ヶ月ぐらいかけて自由気ままに旅行したい。
ジヴェルニーの庭はもちろん、ル・アーヴル、ルーアン大聖堂、エトルタなど・・・
私には絵を描くことはできませんが、写真を撮りまくりたいです。