志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

ドイツ・オーストリアBAU視察研修 05

2014-12-19 18:17:21 | ドイツ・オーストリア

私…このビジネスマン只者ではないと思いつつ

   A社だったら入社してから仕事大変だったでしょ?

 サンディエゴ

隣…入社して10年経った頃、メキシコに新工場建設の話があって

   結婚していたけど、単身でアメリカのサンディエゴに赴任しました。

   2年ほどしたら、現地の友人、不動産をやっている人から

   「サンチアゴが長くなるのなら、家を買って家族と暮らした方がよい」

   とのアドバイス。言われるままにローンで買った家が、なんと

   プール付き、ジャグジー付きのビバリーヒルズ仕様 (^^ゞ

私…買っちゃたのですか(@_@)

隣…日本から、家内と子供二人を呼び一緒に暮らしました。

   メキシコの工場が順調に動き出して、日本に戻ることになったのが10年後

   その時、その友人に売却をお願いしました。

私…借家とどっちが得でした?

隣人…それが、買ったときより高く売れたのですよ。

私…でも金利分はマイナスだったでしょ。

隣人…いや、金利分を払っても充分おつりがきました。

私…ほんとですか\(◎o◎)/


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 04

2014-12-18 05:40:02 | ドイツ・オーストリア

 ANA全日空に乗り込みいざドイツ・ミュンヘンへ

株式会社イノーバからの写真http://morinokaze.jugem.jp/?pid=1

 成田も雪12:50フライト

座席の右側窓際には中年女性、これからイタリア旅行に行くそうで一人かな?と思ったら、

ご主人はマイレージのポイントでプレミアムエコノミーに座っているそうです。

主人の定年退職を機に夫婦で海外旅行三昧だそうです。

そういえば初老の男性の方が時々様子を見に来て話かけます。

心配だったら連続で席を取れば良いのにねぇ。

左側の中年男性は一流企業のビジネスマンです。

座ってる席はエコノミーの最前列なので足元が広い。

通路側で空いてる確率が高いので、よくネットでチョイスしてるそうです。

月に2回は海外出張があるそうです。旅慣れてますねぇ。

今回はドイツ工場再編の打ち合わせの為チェコに出張だそうです。

長い道中、そのビジネスマンと話が弾みました。中年女性は聞き役。

私…A社は一流だけれど入社は難しかったでしょ?

隣…実は工業高校卒業なんですよ。大学はクラブの延長で、

   私立の体育大学です。テニス少年でした。

私…同期入社は一流大学出が多かったでしょ。しかもトップクラス。

   有力なコネでもあったのですか?

隣…(笑い)そんなのありませんよ。同期は確かにそうでしたね。

   でも会社も大変な時期があって、残ってる人は少ないなぁ。

私…A社と言うと有名な創業者ですね。会われたことがありますか?

隣…結婚式に来ていただきました。 私…(@_@) 続く

 

創業者の肖像 1962年にTIME、1964年にLIFEの表紙に登場。

 


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 03

2014-12-18 04:47:51 | ドイツ・オーストリア

成田空港の集合場所には…

 青森チーム

全国各地から参加者が集まり始めていました。 

写真は青森から参加のアンちゃん兄ちゃん達ですが、その正体は

藤本淳 http://www.morinokazekobo.com/aboutus/index.html

玉田健悦 http://www.tamada.e-arc.jp/index.html

林陽一 http://sugomori-house.com/

小松則雄氏 小松工務店代表 新住協の技術指導者です…など

みんな会社の社長さん、無事到着のVサインは林さんです。

東京の豪雪影響を避けながら、なんとか成田に辿り着いたそうです。

さて安心したところで遅い朝食、暫く日本食ともおさらばです。

 空港での朝食

 


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 02

2014-12-16 17:52:52 | ドイツ・オーストリア

ドイツ・オーストリアBAU視察研修の行程・費用・内容です。

この研修旅行の費用35万が高いと思う人もいると思いますが、

なんと通訳のアテンダーが知日のドイツ人女性とドイツ在住日本人建築家の2名。

しかもインスブルグ大学でファイスト先生の講義あり、鎌田先生の講釈ありの中身の濃い研修。

更に現地での、施設見学・食事だけでなく夕食のビールやワインまですべて含まれています。

旅行の企画はドイツ・オーストリアに詳しい金子建築工業㈱の金子一弘さん。

金子建築工業㈱http://www.rakuen-jutaku.co.jp/

会計は青森の平野商事㈱の平野公彦さん。会員手づくりの旅行、大変お世話になりました。

申し込みは、定員20名をオーバーして参加者26名(先生含まず)、

それでも申し込みが遅れ、参加できない希望者がたくさんいました。

さてドイツへの旅は成田に戻ります。


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 01

2014-12-16 04:55:38 | ドイツ・オーストリア

日本における高気密・高断熱住宅の先駆的な開発者として、鎌田紀彦氏がいます。

私の大学時代の恩師ですが、先生の研究を軸とした住宅建築の勉強会があります。

勉強会といっても全国600社程の会員で構成され、法人で運営される大規模なもの。

新木造住宅技術研究会 http://shinjukyo.gr.jp/

その研修として鎌田先生と一緒に2013年1月にドイツ・オーストラリアのBAUを視察してきました。

1月15~22日の7日間の日程、その道中観たこと感じたことを報告します。

 本荘の建築現場

秋田・本荘の出発は前日14日1時半。ちょうど春引渡しの住宅の建て方が始まったばかり。

社員に工事と監理ををお願いして、慌しく秋田空港に向かいます。

ところが東京が大雪で飛行機が飛びません (^_^;)

急遽JR秋田駅に行き、秋田新幹線に乗り換えて東京に向かいますが…

都内も大渋滞、成田に行く電車もありません。あきらめて都内に泊まろうとしても…

今度は宿が一杯 (^_^;) 明日のフライトに間に合うのでしょうか。

成田集合は明日午前10時50分、出発2時間前です。

 成田にやっと到着

なんとか赤坂に宿を見つけて15日早朝、品川から成田エキスプレスで成田まで。

はたして、参加者全員集合出来るのでしょうか。秋田からは私一人の参加です。

 北海道からの参加者のブログ

千歳空港での足止め。私以上に苦労してますね。

http://www.sudo-con.co.jp/sudohome/kenshu/08/01.html

これからの内容は、ドイツオーストリアのカテゴリーに記載します。


京都にて その38 桂離宮を思う

2014-12-15 05:23:18 | 桂離宮

桂離宮は日本的と言われる建築です。

日本的と言われてもピンと来ないのですが、

四季の美しくも厳しい移り変わりを素直に受け入れ、

自然とともに楽しく暮らしていこうというおおらかな気持ちがあると思います。

離宮ですから生産的なものはなく、文化の上澄みたいに奢侈なところもありますが

その建築技術・デザイン・機能は現代建築に通じるところがあります。

  

とくに自然と建築の関係を考えるには最適です。

サスティナブル(循環型)や自然エネルギー(風水)などのヒントが沢山あります。

なかでも私の心に響いたのはは、「侘びる・寂びる」と言う感覚です。

「詫びる・錆びる」→「わびる・さびる」→「侘びる・寂びる」

言葉の変化ですが、桂離宮は人間の精神を昇華させます。

宗教建築ではないのですが、素朴な哲学が桂離宮に表現されているのでしょう。

都会の無機質な建物群や複雑な人間関係の対極にある世界

もしこれが日本的と言うのなら、世界に誇れる日本の文化遺産ですね。


若手(建築現場技術者)の育成- 夢のある家造り 3

2014-12-14 05:32:01 | 若手技術者の育成

建て主と同じ気持ち、満足のゆく家造りの為に…

そこで一所懸命な若手技術者は切磋琢磨するだけでなく、より良い建築環境作りをはじめます。

生活だけでなく、社会は変化します。人も会社も対応しなければなりません。

与えられるだけではなく、自分で理想の家を社会を世界を創ってゆく。

これは建築に携わるものすべての人の夢です。

設計者(アーキテクチャー)だけではなく、現場技術者(ビルダー)も同じ気持ち。

その為には、勤める会社がどうにもならない時は転職・独立も考える。

確かな技術と間違いのない考えを持っていると、若手(建築現場技術者)は自由です。

必要なのは、夢そして努力…人生は与えられるものではなく、創るものなのです。

研修で訪問したドイツの工務店(兄弟で経営)仕事だけでなく会社自体もスタイリッシュ


若手(建築現場技術者)の育成- 夢のある家造り 2

2014-12-13 04:43:40 | 若手技術者の育成

若い現場技術者の夢は何でしょう?

安定した生活、みんなで楽しく暮らせる暖かい家庭などなど

普通の若者と同じ夢の答えが先ず返ってきます。

それを達成できたら出来そうだったら、その先は…

やはり住宅建築に一生携わる上で必要なこと、

納得のゆく仕事をすることではないでしょうか。

 ドイツのマイスター達

 右の人は兄弟経営者の弟(H25研修旅行・工務店訪問) 

プロの世界は競争の一面もありますが、実は自分との闘い

自分に与えられた能力を鍛えて高めていき、現場で発揮する。

建て主に満足してもらい、その対価として報酬を戴く。

その成果の連続が、さらなる生活の安定をもたらし

気持ちのゆとりが家族を幸せにしてゆく。またそれが建て主に伝わる。

この循環が理想の家造りに必要な要因のひとつです。


若手(建築現場技術者)の育成- 夢のある家造り

2014-12-12 04:47:46 | 若手技術者の育成

志村建設の家造りを施工、特に若手現場技術者からみてみました。

当社の社員は高校や専門学校卒業で入社してから、長く勤めています。

学校でも多少の専門知識を得てきますが、ほとんどの技能や設計は入社してから修得

10年以上なる社員は技能レベルは高く、当社の仕事遂行の原動力となっています。

そして生活では結婚家庭をもち、しかも当社で高性能住宅を住宅を建て

「暖かい家」に住んでいる人もいます。

家をつくる人たちが幸せでなければ、「暖かい家」を提供出来ません。

これから建てようとする「若い人達の気持ち」がわからないといけません。

そして建てた家が百年もつように、家の住人が末永く幸せに暮らせるように

様々な技術や仕組みを提供できる技能が提供できなければなりません。

その為には、これからの技術者には夢が必要です。

    建築前の住宅模型


若手(建築現場技術者)の育成 5

2014-12-11 05:40:56 | 若手技術者の育成

志村建設㈱は若手(建築現場技術者)の育成に取り組みます。

建築は最終工程の現場が一番大事です。

そして現場技術者の意欲、技能、誠意が住宅の完成度に影響します。

いま若者を雇い入れ、一から仕事を教えていくのが難しい時代だといいます。

業界では工事の下請化が進み、職人の待遇は低下の一途。

産業の魅力が低下して、若者の入職意欲はますますそがれています。

それが現場の空洞化、品質の不安、技術継承の危機の原因となっています。

当社は「より良い住宅」を造りたい、「仕事として形の残るもの」を造りたいと思う

夢のある健康な若者を応援・支援し、施工完成度の高い住宅を目指します。